『 すべては何もないところから始まった。』
某世界最大級のIT企業の最新の広告で流れる言葉だ。
クリエイティブって、根源的なところはそのとおりだと思うし、そうであってほしいし、そうあるべきだと思うけれど、実際のところ、多くは『誰かの何かがあったところから始めてる』んじゃない?と思ったりしている。
少なくとも、僕の作ってるものは全部そう。
誰かの何かがインスピレーションになって生まれるものがある。かっこよくいえば「インスパイヤ」か。
だからこそ、敬意は忘れてはいけないし、「俺だから、俺」みたいな謎な主張だけは絶対にしてはいなけないな、などと思うわけです。
その上で、デザイン、クリエイティブを楽しみたいと思っている。「個人で楽しむ範囲」で。
他人のクリエイティブをAIに流して生成するとかいう恐ろしい「自称デザイナー」が現れた。しかもそれの結果をSNSで「見せびらかす」という・・・。明文化された「規約」すら都合のいいように解釈するとか、冗談抜きで恐ろしい。
敬意さえ忘れなければ、変な問題は起きないのではないかな。
性善説にすぎるかもしれないけれど、そんなことを思ってる。
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いえね、このブログのアイコン(著者プロフィール画像)の「くま」ね、AIさんに投げてみたら秒でアレンジしてくれるわけよ。まあ自分のタッチではないとは僕自身は思うけれど、「そのほうがいいじゃん」みたいな声がたくさんたくさん聞こえてくるような気がしてね。さみしいやら背すじが寒くなるやら。僕が手を動かしてることってなんだろうって。
そうじゃない。かっこいいものを作りたいから手を動かしてるんじゃなくて、「自分が」何かを作りたいから手を動かしてるんだって、改めて思う日々なのです。先人への敬意も込めて。

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