デフリンピック、2日目はバスケ観戦に“俺たちの”大田区総合体育館へ。
もちろん最大の目的は日本代表を応援するために。
日本代表、初戦の相手は世界ランク1位のウクライナ。バスケのランキングでアメリカより上ってどんだけなのよ、と思ってたら、アップのときに理由がわかりました。
「でけぇよウクライナ」
210センチクラスの選手がおそらく5人ぐらいいる。
対して日本は190に届く選手がひとり。バスケットボールの競技特性を考えるとさすがにどうにもならない。
スタッツ見てないけど、おそらくリバウンドは95%(印象)はウクライナ。攻撃は一発で沈めないとならないし、逆にウクライナはセカンドチャンスでいくらでも得点が取れる。
ポストに入れられれば押し込まれるし、逆サイドからカットされれば防ぎようもなく、無理をすればぜんぶファウルで、仮に外れてもリバウンドからゴール下・・・。
でもね、ちっとも絶望的ではなかった。
日本のほうが走れてたし速かったし、デフとは思えないコミュニケーションとチームワーク、そして何より思い切りの良さ。
特に6番安藤選手はヤバかった。エグかった。速い速い。そしてスリーポイントへの迷いがない。クイックリリース+フォームと軌道の美しさたるや!!やはり「安藤」姓はバスケ上手い(笑)。
冗談抜きで1Qの3連続スリーには夢見たね。彼のおかげで1Qは21-27だからね。まだまだ勝負になってたもの。
最終スコアは100点ゲームのダブルスコア(無念)。
下馬評的にはグループ最弱な日本なんだろうけど、明日からも期待しちゃうよ。いやマジで。
今回初めてデフバスケを見たんだけど――日本戦のほか、男子アルゼンチン-イスラエルもフルで観戦したし、女子のオーストラリア-ケニア(AUS、1Qに44点!)、イタリア-リトアニア(OTの大熱戦)も横目で見た――デフならではという面はそれなりにあったかな。
- バスケとデフは相性いいのかも。もともとバスケ選手、特にPGはハンドサインでプレーコールするし、審判は常に明確なジェスチャをもってコールするし、違和感はそんなに感じないかなと。
- 審判の所作は特に通常と変わることがないけれど、笛が鳴った瞬間にゴールポストに設置されたLEDが光る。オフィシャルテーブルも光る。それで選手はプレーを止める。なるほど。
- 手話でサインが送れるので、HCからの意思伝達は間違いが少ないかも。逆に指示が出てることに気づかない選手がいる可能性は否定できず、全員で伝言ゲームしていることも。
- 選手同士の会話、もしかして観客席の人も理解できちゃってるのかな。それはちょっとうらやましい。
- 24秒とかのブザーの音が小さい。いつもの音量に慣れてると気づかないぐらい。タイムアウト終わりとかも。そりゃそうか。音量に意味がないのだから。
- 観客席にもデフの方々が多いせいか、なんとなく静かになっちゃう場面も多いとは思ったけど、ターンオーバーからの速攻のときなんかのうねるような盛り上がりは、Bリーグとなんら遜色なし。
- イスラエル版「蒲田の壁」の盛り上がりは最高潮!!
- 選手同士のアクシデンタルな接触(簡単に言うと「ぶつかる」)が多く感じたのは先入観だろうか。
- コンビネーションよりも「ドリブル突いた選手が単騎でゴールまで突っ込む」みたいなプレーが多く感じのも先入観?
- 何より満員の大田区総合で選手たちにプレーしてもらえてよかったな。僕は朝から会場入りしたから良かったようなものの、日本戦の開始時刻に合わせて来場した方々は入場制限に引っ掛かってた(日本戦見られなかった人たちも多数と思われ)。デフリンピック、盛り上がってきてるからね、会場行きたい方々は「早め早めの行動を」。関係者席が思いのほか多いのです。
* * *
帰宅後、サッカーの日本vsメキシコの配信をフルマッチ観戦。
日本代表つぇぇぇぇぇぇぇっ。
🇯🇵7-0🇲🇽
— [kaz144]144factory (@144factory) November 16, 2025
強いっ!!#デフサッカー #東京2025デフリンピック
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