なんでこの本を買ったのか、なんかはっきりとは覚えてないんだけど、たぶん本屋で目立つところに置いてあったから――なんだと思う(^^;
甲子園の季節だということとは特に関係なく。
文庫全4冊から成る青春野球小説(?)、松尾清貴「偏差値70の野球部」の1冊目を読了。
清貴っていったら杉山だろ?(笑)
んー・・・特に盛り上がんなかった(^^;
荒唐無稽はOKだとしても「それはちょっと違うだろ」と思ったり思わなかったり。
今、坊主1号が読んでるけど、彼が盛り上がらないかぎり、2冊目以降を買うことはないだろうな。
・・・ただ。
主人公の野球バカ小僧に、高校の寮のルームメイトである「高校生クイズ」の決勝に出てくるようなイメージの子(個人の感想です)が話しかける言葉が、僕に刺さった。
曰く、
『(才能のあるやつは)自分でなにかを選ぶ権利なんてもうない』
『夢というのは託す側の人間が僕に対して使う言葉。それが自分のものになったとき、それはもう夢ではなく呪い』
などなど。
なんとなーくな感じで読んでたのに、このページだけは違った。なかなか先に読み進められない。何度も読み返した。
僕自身夢を託されるような立場になったことはない(あるいは気づいてないだけか?)から正直頭ではよくわからないんだけれど、ちょっとした恐怖感というか、背すじに冷たいものを味わってしまった。
・・・肝試しの季節だねぇ。
* * *
最近本屋をのぞいても、なかなかグッと来る本に出会えない。買ったのに読んでない本はいっぱいあるんだけどさ(^^;
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