本屋で平積みになってた文庫。
少し古い本だけど、人気作家のものだし、タイトルも気になるし、あまり深く考えずに購入。表紙もキレイだったし。
ウインタースポーツ大好きな東野圭吾の「夢はトリノをかけめぐる」。
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つまなんかったー(笑)。
小説ではなく、エッセイで、ま、簡単に言うと2006年トリノオリンピックの観戦記・・・。
停滞するウインタースポーツに光を当て、冬季五輪にも注目してもらいたいという作者の気持ちはよくわかるが、僕みたいな「スポーツ観戦オタク」にとっては薄く感じることも多いし、逆にあまり興味のない人にその面白さが伝わらないようなグダグタ文章。
いやー、まいったー(^^;
つーか、他人の金(取材名目)で、長々とオリンピックを楽しめるなんて、なんと贅沢なんでしょう。うらやましいうらやましいうらめしい(←540円分の恨み節)。
それでも木村公宣との会話のくだりは興味深かったし、僕が一方的に知ってる「東京出身ジャンパー(現・某大学スキー部4年)」が登場してびっくりしたし、文庫版で書き下ろしたという “小説”「2056 クーリンピック」はさすが、と思いました、とさ。
・・・これ以降、東野圭吾はエッセイを書かなくなった、らしい。
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