ざわざわざわ(カイジ風)
あと15分、タイムリミットが近いっ。この仕事、間に合うか?
キーボードを叩く手が加速する。
と、そこでケータイが突然鳴り出す。
知らない番号。でも重なるときは重なるもの。ちょっと覚悟を決めて出てみる。
「○○小学校保健室の○○と申します」
保健室って響きが懐かしい・・・とか思ってる余裕はなし(^^;
「○○くん(坊主1号のことね)が熱を出されて、今保健室に来ているんです。お母様の携帯電話にお電話したところ、出られないので・・・」
「インフルエンザも流行っているので、お迎えに来ていただきたいのですが。」
あれ?カミサンどっか行ったのか?
とりあえず了解の旨を告げて電話を切る。
で、はたと考える。いや、今仕事抜けるのはマジでまずい。
かといって坊主1号をほおっておくわけにもいかない。ましてや新型だったらどうしよ。
まずは、カミサンのケータイを呼び出す。もちろんキーボードを打ちつつ(^^;
ぷるるるぷるるるぷるるる・・・・・
「おかけになった電話はお出になりません。」
ドコモのこんなメッセージ初めて聞いた(^^;
仕事か、子供か。なんて考える間もなく、なんとか仕事のほうがメドが立った。おお、俺、やればできるじゃん(^^;
ジャケットを羽織って、ホワイトボードに“外出”って書いて、小走りにオフィスを出る。
もちろんケータイは呼び続けている。
そして駅に到着。
「もしもぉし」
なんだよぉ、もっと早く出てくれよぉ。
経緯を説明して学校に向かってもらった。電話口で意外にも落ち着いている。というか、フツー。
大慌てだった俺がバカみたいじゃないか。
うーん、母は強し(^^;
20分後、カミサンからメールが来た。
“熱はあるけど、7度ぐらい。たぶんインフルじゃない。今、保健室でバリバリ給食たべてる。”
・・
・・・・
ありがとう、おかげで仕事が間に合ったよ(^^;
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