2010年8月10日火曜日

Summer Time Bonanza '10(後編)

(札幌公演に行かれる方、以下ネタバレありますので、読まないほうが・・)

前編からのつづき)

続いてサブステージに登場は、今話題の?植村花菜。すごーく期待してたひとり。
彼女の弾き語りを聞きながら思う。
派手さはないけど(まあ十二分に、ストライクゾーンのど真ん中なんですが)、いい歌を永~く歌っていく人なんだろーなーって。なんて偉そうなんだ、俺。
ギター弾き語り、というスタイルの彼女が肩からギターを下ろした。そして迎え入れたのが押尾コータロー。そして2人のセッションで「トイレの神様」。こ、このセッションは・・・泣きそうになった、その3。とっても素敵な時間。

そしてメインステージに再び「熱」が戻ってくる。KREVA
会場のそこここにいるツアーTシャツやらタオルやらのファンが熱気の渦を作る。そんな熱の中で演奏された葉加瀬太郎とのコラボ「アグレッシブ」。こういう感じもできるんだなー。情熱大陸ライブの中では「異質」な存在だけど、やはり第一人者、すばらしいパフォーマンス。

続いての登場は妙にカワイイおばちゃん、森山良子。おそらく、だけど、誰よりも楽しく歌う術を知っている人、なんだと思う。すごーく、魅力的なステージ。ショパンの「子犬のワルツ」を、楽しくファンキーに「ワンワン、キャンキャン」と歌い終えた後、息子をステージに招き入れた。めったに見れないシリーズその2、親子競演であ~る。

葉加瀬「直太朗、なんか照れてない?」
直太朗「自分の母親が、(子犬のワルツで)ワンワン、キャンキャン言ってるのを聞くと・・・」

うん、そりゃそうだ(納得)。「聖者の行進」を大セッションしている最中も、ちょびっと恥ずかしそうだった(^^;

そしてその森山直太朗がステージに。テレ朝「土曜ワイド」のエンディングで聞きなじみのある「花鳥風月」などなど、去年も思ったんだけど本当にライブの人。圧倒的ですよ。

直太朗の声でいいカンジの満腹感。いいカンジの酔い具合(ここまでビール×4+チューハイ×1缶)。
が、そんなゆるゆる感を吹き飛ばすステージが。

「俺たちの季節がやってきたぜーー!!」

もしかしてTUBEに宣戦布告?(笑)
ということでキマグレンですわ。のっけから「LIFE」で全開!会場全体を揺らすっ。
ステージ慣れっていうか、盛り上げ上手っていうか。楽しいねぇ。

心地よい疲労感と、左腕に日焼けの熱(ステージが北側だから、左から太陽が照りつけてるのだった)。
少し休憩したいんですが・・・そんな思いが通じたのか、太陽が傾き始めた。ならばもう1本飲むかね(^^;

で。
今回一番見たかったアーティスト、斉藤和義がゆるゆると登場。
そのゆるさは、ギターを弾き始めると一変!
「ずっと好きだった」、そして「歩いて帰ろう」。うっひょー、斉藤△~!
そしてそして。
名曲中の名曲、「歌うたいのバラッド」。うぅぅぅ。泣きそうになった、その4
来てよかった。本当に。

続いて登場は藤井フミヤ。去年はロックンロールだったけど、今年は「ゆったり」(本人談)と。
お約束の葉加瀬コラボの「True Love」とともに太陽は隠れ、いいムード。
斉藤和義ともセッションして、ラストに呼び込んだのが「同じDNA」(本人談)の藤井尚之(←すでにメインの出番が終わって酔っ払い笑)。めったに見れないシリーズその3
このゆったりとした雰囲気で何やるんかな~って思ってたら、チェッカーズ時代の大好きな曲「Blue Moon Stone」(もしかしてF-Bloodでもやってたかも)。おっさん・おばちゃんは一斉に大合唱(笑)。当然僕も(^^;
あれ?知らない?同世代の方には「TOYOTA SPRINTER MARINO」のCMソング、といえばわかるかしら?“♪両手広げー”です。
このいいムードにピッタリ。いいねぇ~。

そうこうしている間にすっかり日は落ち、ステージには妖しげな色の照明が。
“♪思いを いま 届けたい”
ゴスペラーズの村上てつや・酒井雄二を従え、「恋人」を歌いながら、(このクソ暑いのに)黒のタキシードに身を包んだ鈴木雅之が袖から現る!すっげー存在感(笑)。

「野外の最も似合わない男、鈴木雅之です」
「一番星が出ました。スターの時間です」

納得(笑)。ラブソングの帝王は、カラオケの王道「もう涙はいらない」も聞かせてくれた。
で、ソロデビュー曲「ガラス越しに消えた夏」泣きそうになった、その5
そしてマイクに向かって語りかける。

「スペシャルゲストを呼んでます」

も、もしかして。もしかして。

「桑野信義!佐藤善雄!!」

ゴスペラッツ、キターーーー!

めったに見れないシリーズその4。タキシードの上着を脱ぐと、そこには黄色のタキシードのTシャツ(^^;
そして夏といえばこの曲、「め組のひと」!こうなりゃ踊りますよ~叫びますよ~(笑)。
「めっ!!」

続いて「ハリケーン」、そして「ランナウェイ」!やべー、たのしー(^^;
佐藤さんのバリトンソロのとき、会場が一番盛り上がったりしてたのが印象的(^^;

そうかー、デビュー30周年なんだー。俺も年取るなぁ(笑)。

ゴスペラッツでもう意味不明に脳みそがグダグタになった状態のワタクシに、中孝介の声が優しく沁みてきます。気持ちよすぎます。

そしていよいよアンカーは葉加瀬太郎。もうね、言うことないっス。人間見た目じゃないから(超失礼)。
「Etupirka」でしっとりと始まったステージは、新曲「The Mission to Complete」で最高潮!
サイコーのステージングとパフォーマンス。暗くなった陸上競技場のフィールドは、踊り、叫び、ついでに芝生に足を取られる人多数(笑)。本当にバイオリンという生楽器の力、感じるわー。

ラストはもちろん、「情熱大陸」。少なくとも脳で考えていることは何もない。ただ音に身を任せるのみ。これがライブの魔力。

余韻を楽しむには、会場出口の混雑はNG。なので、出口のところで最後は楽しんで、そそくさと会場を後に、そして空いてる電車の中で反芻(^^;
約8時間のロングラン。おなかいっぱい。満喫満喫(^^;

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