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年金請求、すなわちあっちゃんが遺族年金と、マサさんが本来もらうべきものでまだ未払いだった分をもらえるようにするための書類は、委任状も含め、基本的に年金の番号やら何やらがわかっていれば書けるような書類が大半で、そのあたりは情報を整理してあったので大きな問題はない。
あっちゃんの戸籍謄本もマイナンバーカードを使ってコンビニで用意した。
「生計同一関係に関する申立書」は少しばかり厄介になっていたかもしれない。
マサさんとあっちゃんは、老人ホームでの居室が別だったため、住民票上では部屋番号の部分が異なっていて、つまりは別世帯となっていた。
だが実際にはマサさんがふたりの生活費を支払っていたので、生計は「同一」だ。そのことを『同じ老人ホームの別居室だったので』ということを示すための書類だ。これを証明するのは遺族であるあっちゃんやわたしではなく、第三者であるグッドライフ中央公園の責任者の方に記入していただかなければならない。
この書類については、年金事務所で書類一式を預かった際に「施設の方に書いてもらってください」と事前に言われていたので、葬儀翌日に管理者のイトウさんに記入してもらうことができた。もしこの記入のためだけに郵送でやり取りしていたなら、それだけで数日のロスが出てしまっていただろう。
あとはコンビニで取れなかった「住民票除票」だ。これはマサさんの住民票があった区役所で取得する必要がある。
郵便で申し込むには、手数料の定額小為替が必要ということで郵便局まで買いに行った。
小為替を買うのは郵便の窓口ではなく、貯金のほうの窓口なのか。そして手数料が案外高いんだな。
住民票除票がおおよそ1週間で入手できるということだったので、ウェブ上から年金事務所の予約を入れた。仕事を抜けて行く必要があるので職場最寄りの事務所である。
それと並行していろいろとある。
葬儀費用の領収書が届く。
役所での葬儀費用補助に際してこの領収書が必要かもと言われてはいたが、特に必要とされることはなかった。
8月から有効になる介護保険負担割合証が届く。
あっちゃんの分はグッドライフに郵送、そしてマサさんの分については役所に電話確認の上、事務処理を行っている保険福祉センターに返送した。
マサさんの入院費用の6月分と7月分をよしだ内科からの請求書に基づいて送金。領収書が届かないと入院保険の請求ができないかもしれないな、などと考える。
この件で確認できたのは、マサさんの銀行口座がまだ使えているということ。届けをしていないので当然だとも思うが、このあたりはわたし自身かなり手探りである。
そしてグッドライフから連絡が入る。
案の定と言ったらいけないのかもしれないが、グッドライフの利用費の引き落とし口座の変更届に押したあっちゃんの銀行印が、印鑑相違だった。改めて書類を用意してもらうことになった。
他の銀行でも同じことがあったので、あっちゃんが「これが銀行印」と出してきた印鑑は、ただの認印で、認印だと言っていたのが銀行印だったということが確定した。
まあわたしもその程度では今さら驚かないが。
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