2008年10月29日水曜日

プロランナーからジョガーへ

高橋尚子が「プロランナー」からリタイヤするとのこと。

引退会見の映像を見たけど、この人の言葉は、「届く」。嘘や虚飾なんかちっとも入っていないように感じる。自分の言葉できちんと話すこともできる、すばらしいアスリートの終焉なんだな、と。

彼女が走ってる姿を見ると、自然に応援したくなる。今、石川遼を見てるのに近いかな?(違うかも(^^;)

北京五輪、野口、土佐、高橋の3人で出場するところが見たかったなぁ(まちがいなく、最強でしょ、このメンバー)。

実は、かの「アテネ五輪落選」の翌日、某所にて彼女を見かけた。おそらく、雑誌か何かのインタビュー。失意の翌日、とてもじゃないけど、「がんばってください」なんて声はかけられず、なんとなく遠巻きに見てた。そんな日なのに、その凛とした姿勢と、全身から発するオーラのようなものに圧倒された。

「あ~、この人は本物だな」

それ以来ますます応援はしてたんだけど、ついにその後世界に出ることはなかった。
でも、バンコク(だったかな)のアジア大会の「熱帯」でのとんでもない記録も、シドニーの「LOVE 2000」も、ベルリンの激走も、きっと忘れないと思う。

大好きなアスリートの引退に寄せて、「お疲れ様」。

0 件のコメント: