五輪に棲むは神か魔物か――。
フィギュアスケートペア。
ショートプログラムが終わったとき、魔物が出たと思った。三浦璃来・木原龍一組の最大のストロングであるリフトで飛び出した大きなミス。あんなミス、僕は見たことがない。
マリニンの例を出すまでもなくフィギュアスケートにミスは付き物とはいえ、まさかの結果だった。
フリーでの逆転はもちろん期待もしていたけれど、たかが7点、されど7点差。群雄割拠のペアで苦しいことには間違いはない――そして。
オリンピックは時に神が舞い降りる瞬間を見せてもくれる。
ノーミスというだけでない。世界最高得点というだけでもない。
りくりゅうペアが見せてくれた演技は、あのソチの浅田真央と並び称されるであろう伝説のフリーになった。
実力以上の結果とは言わない。だけどその実力の限界を見せてくれるのもオリンピックの奇跡だ。
本当に感動したよ。これぞオリンピック。
Feel the figure skating speed. 💨#Olympics #MilanoCortina2026 pic.twitter.com/eq1NVIk52a
— The Olympic Games (@Olympics) February 16, 2026
オマケ。
- 木原をペア競技に導いた張本人のなるなる(=高橋成美さん)が実況席で「神!」って叫びながら号泣してたの、妙にほっこりした。
- インタビューでも言ってたけど、三浦さんが「泣きじゃくる龍一くんのおねえちゃん」だったねぇ。かなり年下なんだが(^^;
- 毎度あのふたり見るたび「付き合っちゃえばいいのに」と思う。表彰台でプロポーズとかしたら日本中が祝福するのになんて思うけど、実際に木原が「付き合ってください」って言ったら三浦さんが「ごめんなさい」とか言いそうで(笑)。
その数時間前、山では天候という気まぐれな魔物が現れていた。
アルペンスキー男子回転。
1本目は視界不良の降雪。出場90人のうち半分以上がゴールできないという悪条件(イタリアのセッターが意地悪だったという説もあるが)。
なのに2本目は晴れてるんすよ。好条件のレースバーンになっていいスタート順の選手(相原のことだが)に大きなメリットは出なかった。でも相原ナイスランだったよ!!
スキージャンプ男子スーパーチーム。
最終ラウンドの残り数人というところでレースキャンセルで第2ラウンドまでの結果で順位確定。確かに天候の急変はとんでもなくて、視界不良はもちろん、激しい降雪でアプローチがまるで滑らなくなって、おまけに追い風が突然向かい風に。ここまで唐突に急激に条件が変わるなんてめったにないことだろうし、レースダイレクターもゲートの上げ下げだけで対応は無理って判断したんだろうな。
とにかく今のジャンプ競技は「可能なかぎり公平に」が旗印だから、その判断はしかたないと思う。
思うけど銀メダルがチラチラ見えてただけに悔しいのもホンネ。
悪天候で中止か否か――28年前、強行して4位から金メダルをいただいた経緯もあるので、受け入れるしかありませんな。因果応報?
これもまたオリンピック。

0 件のコメント:
コメントを投稿