2025年4月10日木曜日

満鉄探偵。

山本巧次「満鉄探偵 欧亜急行のさつじんを読了。久しぶりの「読み鉄」です(^^;


(ちょっとネタバレしちゃってるね、ごめん)
舞台は昭和11年、満州。
満鉄本社から行方知れずになったとある書類。大連で発見された遺体。見え隠れする男の影。
真相を追うべく大陸をひた走る欧亜急行。
憲兵、特務機関、そして謎の美女――はたして犯人は誰か。そしてその目的は。

いやー、大好物ですわ(笑)。特に「謎の美女」がな。

内容についてはこれ以上は言及できませんけど、ベースにはもちろんちゃんと「歴史」「史実」がある。
それに加えてミステリー色はもちろんあって、きちんと最後に謎はすべてクリアになる。
さらにはやはり大陸というスケールの大きな場面設定と、そこにおけるスパイ活劇っぷりが圧倒的に楽しいしエキサイティング。

見どころならぬ読みどころ抜群です。
ワクワクドキドキしながら一気に読んじゃいました。

満州鉄道の路線図を見ながら読み進めることをお勧めします!


2025年4月9日水曜日

心当たりはありますか。

生活習慣な通院の25回目。前回の話は→コチラ

ドクター「今回は少し数値が悪くなりましたね」
ぼく「一進一退ですねぇ」
ドクター「今日の数値はここ1、2ヶ月の結果ですからね。何か心当たりありますか、普段の生活で」

前回のように改善したときでさえ心当たりがないのに、悪くなったからといって必ずしも原因が思い当たるあるわけじゃない。

ぼく「心当たりですか。ないっすね」

態度の悪い患者である。
が、むしろアクティブに動いてはいたし食事も多少気を遣ってたし。憤慨である(笑)。

ドクター「まあ数値そのものが悪い数値ではないんですけど、もう少し改善したいので、引き続きがんばりましょう」

はーい。
大人だからね、物事が目論みどおりに進まないことなんてイヤってほどよく知ってるのさ。



2025年4月8日火曜日

さんぽニスト、旧東海道をゆく。其の十四

足の故障もあったりでなかなか機会がなく、およそ1年ぶりに東海道に戻ってきました。

寒の戻りというのか、朝の豊橋駅前はとにかく寒いです。
デイパックに入れてあったフーディを着てその上からウィンドブレーカーを羽織ることにしました。ニットキャップに手袋も。完全防備です。

豊橋市街(吉田宿)を離れるところで豊川を渡ります。その橋の名前がズバリ「豊橋」。
「おおっ」って思ったりもしたのですが、この橋の名前が街の名前になったのかどうかは知りません(相変わらず何も調べてない)。が、もしそうならば豊川ありきの豊橋ということか、なんてことも思います。そうか元の名前は吉田だ。

そういえば愛知県にはこの「豊」のつく地名多いですよね。文字どおり豊かな土地だったんでしょうね。となれば領土争いも当然起こる、という図式でしょう。たぶん。知らんけど。
もしかして「豊臣」もその流れ?

それにしてもやはり車文化なんだなぁと実感します。
歩いている人は誰ひとりいないんですが(笑)、旧道だろうとなんだろうと車はびゅんびゅんやって来ます。つまりあまり歩道が整備されておらず、路側帯すらない場所もあって・・・正直おっかない。
進行方向からやってきた車のドライバーさんが赤いウィンドブレーカーの僕の姿を見かけて慌ててハンドル切るシーンを何度目撃したことか(前の車のせいで見にくいんだと思います)。積極的に歩行者である僕が避けることにしました。

豊川放水路の橋を渡ると(この橋も狭かった)、右手に大きな鳥居が見えます。「もしやかの豊川稲荷?」と思ってスマホで調べてみると、さにあらず、五社稲荷神社の大鳥居でした。
豊川稲荷まで寄り道を、とも考えましたが、行って帰って1時間はかかりそうだったので今回はパス。

しばらく国道1号線と並行する旧道を淡々と進んでいきます。プラントのような大きい工場や関連施設が多いエリアです。
名鉄の踏切も2度渡りました。ちょうど国府(こう)駅のあたりです。名前どおり三河の国府(こくふ)のあったところだそうで。確かに住宅も店舗も多いエリアでした。

御油宿入口付近

その隣町にあたるのが、御油宿です。が、こちらは静かな住宅地。宿場らしいものもあまり残されていないな、と思ってるうちに出てしまうぐらいコンパクトな宿場でした。

が、その先の「御油ノ松並木」は素晴らしく立派で。東海道ではこれまで松並木はいくつか歩いてきましたけど、トップレベルの威容じゃないかと思います。地元の人々が植樹などの保全活動もされていて、さすがの天然記念物って感じ。

と思ってたらもう次の赤坂宿。御油と赤坂の間は東海道の宿場の間隔としては最短なんだとか。
たぶん20分ぐらいで着いたもんな。京都までずっとそんな感じでお願いしたい(違)。

赤坂宿は本陣跡をはじめ、風情ある建物がいくつか遺されています。コンパクトながらもいい雰囲気ですねぇ。
御油宿・赤坂宿で撮った写真はインスタで→コチラ

赤坂宿を後に先に進んでいくと、ふと足がものすごく重いことに気づきます。「あれ?もう疲れが出てきた?久しぶりだしな」と思っていると、実は上り坂になってました(笑)。
きつい勾配ではないですけど、じわじわ淡々と上ります。地味にきついしそりゃ足も出ないって(大笑)。

その坂を上り切ったあたりに本宿という地域があります。東海道の宿場ではないですが、かつては旅籠なんかもあったらしい。というか、地域の雰囲気はよっぽど宿場町ですね(^^;

【本宿でのエピソード】
国道から分かれて本宿に入る旧道の入口で立て看板を読んでると、後方から元気のいい3人組の若者――おそらく春休みの中学3年ぐらいかなと想像する――が楽し気に会話をしながら僕を追い越していった。そもそも歩行者そのものがとっても少ないので、人がいるだけで少し驚いたんだけど、ましてや声を聞くとね、すごく印象に残った。そして彼らは国道、僕は旧道へ。
で本宿を出て再び国道に合流すると、その彼らがちょうど国道をはさんで反対側を相変わらず楽しくしゃべりながら歩いてた。なぜか歩くスピードがほとんど同じで、しばらく並行して進んでいくことになるんだけど、「楽しそうだな」「どういう仲間かな」だけでなく、仲間と歩く彼らがとてもうらやましく思えてしかたなかった。
どこまで行くのかな。まだまだ遠い岡崎市街ってこともないだろうけど。
やがて旧道に入る僕と彼らは別の道を。小田原でも同じようなことがあったななんて思い出しつつ「気を付けてね」と彼らに心の中で声をかけた。【エピソードここまで】

本宿の風情ある街並みを楽しんでいると、太陽が顔をのぞかせてくれました。ようやくフーディーとニットキャップを脱ぐことができました。でも風自体は冷たくてね、手袋は念のためにしたままで。歳のせいか手先、冷えるんだよね(失笑)。

そうこうしてる(?)うちに藤川宿。「ここより藤川宿」にあたる東棒鼻跡をはじめ曲尺手(桝形)といった往時をしのばせるものが現在の住宅街にうまく融合されているというか、そんな感じでした。簡単に言うと好きな感じの町です(笑)。
藤川宿の写真もインスタに→コチラ

ところでこの藤川宿であることに気づきます。住宅の玄関にいわゆる正月飾りが残されているのです。最初は「もしかして空き家で忘れられてるのかな」と思ったりもしたんですが、1軒や2軒じゃありませんでした。
僕の感覚だと松が明けると飾りは外すはずで、3月末に玄関に飾ってあるのは見たことがありません。さすがに松飾りはなかったですけどね。
その後岡崎でも、思い返せば本宿でも同じような光景がありましたが、何か地域のいわれのようなものがあるのでしょうか。調べろ>俺

それはそれとして、藤川を過ぎてちょっと疲れが出てきた気がします(今度こそ本当に)
なんとなく体が右に傾きながら歩いているような感触があって(実際そうかどうかもわからない)、足が疲れたというよりも体幹が疲れた、そんな感じ。やっぱり久しぶりの街道歩きなんだなぁ。
とか言いつつもぜんぜん歩けちゃうんでどんどん先には進んでいくのですが(笑)。

国道1号を縫うように北西へ。東名高速への入路をトンネルでくぐるといよいよ岡崎宿に入ってきます。
岡崎宿はとにかく「岡崎城下二十七曲り」。実に城下町らしくカクカクと旧道は曲がってくのですが、その数が半端ない(笑)。ホントに27回曲がるかどうか確認はしてませんが、印象としてはそのぐらいあってもおかしくない。
歩いてるとそのカクカクが、現在の繁華街と住宅街の境目になっているように感じて、それこそが歴史なんだろうな、なんて柄にもない感想を覚えたり(^^;

これまで東海道では駿府城、浜松城と家康公ゆかりのお城に寄り道してきました。生誕の地でもある岡崎城に寄らないわけにはいきませんよね。ということで街道をはずれ場内へ。
くしくも桜まつりを開催中で、まだ五分咲きにもかかわらず多くの人が花見という名の宴会を楽しんでました(^^;
岡崎宿のカクカクと岡崎城の写真もインスタへ→コチラ

そして旧道に戻ったところがちょうど愛知環状鉄道(中岡崎駅)と名鉄名古屋本線(岡崎公園駅)が交差しているところ。疲れも感じていたことだし、今日はここまでにしましょう。
ちなみに2つの駅は隣接してますが、つながってはいません!


今回の行程:吉田宿~御油宿~赤坂宿~藤川宿~岡崎宿。ランチは本宿の出口のところにあったコンビニでの補給。この手前10キロほど飲食店どころかコンビニの1軒もなくていろいろ難儀してしまった。今回は名鉄で岡崎から豊橋に戻って帰ったので、お土産はなし。


[13 浜松~吉田]]<[14 吉田~岡崎]>[NEXT]


2025年4月7日月曜日

鬼門博多。

今シーズンの初参戦は遠距離アウェイ。

個人的には90分+α、戦えたと思ってる。選手を鼓舞し続けられたと思っている。
だからその意味においては「勝たせられなかった」という後悔が残る。ただそれだけだ。

2025 Meiji Yasuda J1 League #9
福岡 1-0 浦和●

ただでさえ傾斜がなくて見にくい博多の森のゴール裏は、当然のようにフラッグの波の中で、とてもじゃないけど細かい展開まではコメントすることができない。
でも、相手に何もさせなかった時間も長くて、逆に先に決定機もいくつか迎えていただけに、その時間帯に得点できなかったことがすべてなんだろうと思う。

残念ながら交代選手たちもわかりやすく機能することもなかったし、ベンチの失着という面もあるのかもしれないが、少なくとも僕にとっては「悪くなかったよ」だし「でも点を取れないとだめだよね」というだけのゲームに見えていた。

つまりは「勝てたよね(≒勝たなきゃならなかったよね)」ってことなんだけど。

無念なり。

ゴール裏、傾斜がないのだ涙

・・・・それにしても、九州で勝てないなぁ。チームとしても、個人としても。


2025年4月6日日曜日

結果が欲しい。

この期に及んで内容云々の話はどうでもいい。と個人的には思う。
結果が欲しい。

山口 77-71 東京Z●

集中力と執着心をもって、リードしたら手放すな。結果にこだわれ。勝ち切れ。
だって、まだ何も得ていないのだから。


と、かように上から目線の言葉を連ねましたが、私自身はGame2もリアタイ応援できません。ごめんなさい。
選手・スタッフのみなさん、壁のみなさん、がんばってください。心から祈ってます。


2025年4月4日金曜日

翳りゆくひと。[087]


[087]

6月9日、この日は朝からナカジマ不動産のイノマタさんとのオンラインミーティング。
事前に送ってもらっていたマンションの売却の契約書類について、読み合わせながら手続きをしていく。

考えてみれば、不動産売買なんてこれまでなら間違いなく対面でしか手続きできなかっただろう。物理的な距離を超えて互いの顔と書類を見比べながら話を進められる、こうした環境が整ったということが本当にありがたいことだと改めて思う。

『売買の手続きを行っている間に、私どもとしては先にサイトなどで物件を紹介していきたいと思います。その中で登記の移転が完了する前に、新しい買主様が現れた場合は登記を直接そちらに移す、というための確認書類がこちらですね』
「なるほど、費用の問題もあるでしょうからそれはそれでかまいません」

後日、こっそりナカジマ不動産のホームページを見てみたところ、マサさんのマンションと思われる物件が掲載されていた。詳細は「会員限定公開」だったので実際にいくらの値段なのかまではわからなかったのだが。

「・・・えーと、これで問題ないと思います」
『では押印をお願いします。ひとつめが4枚目の・・・』

契約書類はすべてスキャンデータとして残し、原本はその日のうちに投函をした。
この後は登記を行う司法書士とマサさんの面談、そして残金の入金をもってマンションの売却の手続きは完了となる予定だ。
まだ終わったわけではないが、わたしにとってはひとつの小さな山を越えた日でもある。この日の夜はなんだか久しぶりによく眠れたような気がした。

そして翌々日、わたしは昼休みに銀行まで出向いてマサさんの口座の通帳記入を行い、には早速手付金が入金されたことを確認した。
心配なのはマサさんと司法書士の面談だが、間にグッドライフの皆さんが入ってくれるだろうから、まあ大丈夫だろう。

そのグッドライフからの着信がある。

『今日、お母様の以前から通われているクリニックに付き添って行ってきました。ご自身は「ひとりで行けるわよ」とおっしゃっていましたけど』

もちろん、ひとりで行けるわけはない。何しろ自分がどこにいるかもはっきりとはわかってないのだから。所持金もないし。

「ありがとうございます。今後もお手数をかけますが引き続きよろしくお願いします」

こうしたひとつひとつに対しても、わたしからすればやはり感謝の念が湧く。いつかあっちゃんも自分の置かれている状況を認識した上でスタッフの方に「ありがとう」と言ってくれる日が来てくれるといいのだけれど。

ところで、わたしが仕事を終えて家に帰ると、毎日のようにマサさんあっちゃん宛の郵便物が転送されて届いている。
曰く今年度の会費を納めてくださいというものが意外と多く、ひとつひとつに対して返事を書いたりメールを打ったりの対応をしている。

『本人は介護施設に入居しておりますので、退会ならびに名簿からの削除をお願いします。(長男)』

この文言もすっかり書き慣れてしまった。

086<[翳りゆくひと]>088


2025年4月3日木曜日

複数得点。

終盤、なかなかにダサいゲーム運びだったね。細かいミスの連鎖からの決定機と失点という場面よりも、とにかくゴール前に釘付けになってしまったことが。

でもそれでも勝ち切ることができたのは、複数得点を取ってリードを広げていたからなのです。

○浦和 2-1 清水

内容には文句つけてしまう部分は多々ある。あれもこれも。
でも、戻ってきた凌磨の2試合連続ゴール(ゴラッソ!!!)と、待望のサヴィオのゴール(ゴラッソ!+1A)のほうを喜びたい。

何より相手が相手だし、勝利こそ至上命題だったのだから。



2025年4月2日水曜日

機械化と寛容。

デスク飯を買いにオフィス近くのコンビニエンスストアへ。

このコンビニはあまり大きい店舗ではなくて、ランチタイムの混雑時でも、オーナーさんとおぼしき年配のご夫婦だけで2つのレジを賄っている。少なくとも日中はアルバイトなどの姿を見かけたことはない。

「レジ袋はいらないです。おはしもいりません」

サラダとドレッシングとプロテインドリンク(健康的だww)をレジに通してもらって、さて支払い、となったその瞬間、レジから警告音が発せられた。

ぴーぴーぴー

昨今多くのコンビニで自動釣銭機(って名前かどうかは知らんけど)が導入されているが、その1台がトラブルのようだ。
すでにマイバッグに商品を放り込んでいた僕は、支払いができずいる。

トラブルのときの手順はわかってるけど機械が苦手な奥さん。
逆に手順がよくわかってないご主人。

残った1つのレジで次々にやってくるランチタイムの客をさばきながら、僕の支払いを待っているはずのレジの機械を開けて再起動をかけている。
どうやら原因は、僕の前のお客さんが端の曲がった硬貨を使ったことのよう。1円玉が途中に引っ掛かってたみたい。

再起動、結局10分以上かかった。
ご主人によれば、現金を精査するのに時間がかかってる、とか。まあ確かに相手は「現金」だからな。売り上げがいくらで、レジの中がいくら残ってて、おつりはいくら出して、みたいな機械側のチェックは当然必要になるんだろう。

まあ別に急いでいるわけではないので「すいません時間かかって」「ぜんぜん大丈夫っす」とのその時間をやり過ごしたわけだけどさ、手打ちのレジなら僕の会計なんて逆に簡単だったんだろうな、などとも思う。
がちゃ、ちーん、で一発だもん。

人手不足と機械化。多様な支払い方法。コンビニエンス。

客にも「寛容」は求められているのかもしれないな。



2025年4月1日火曜日

自宅トレーニング[シーズン3]#30

絶対ウソだと思ったもん。4月1日だし。

そんなに体重が動くわけないじゃん。減量してるわけでもないのに。
さては体組成計、壊れたか?

【2025年3月度】
加圧トレーニング:1回[自宅トレ通算249回]
寝起き素振り:20回
月間さんぽ歩数:約37万歩

計測
前月比:  体重-3.4kg 体脂肪率-3.9pts
前年同月比: 体重-2.1kg 体脂肪率-2.3pts
2013年7月比:体重-10.2kg 体脂肪率+1.8pts


前月のトレーニング→コチラ