すっかり出遅れていますが、サザンオールスターズの新譜「THANK YOU SO MUCH」を聴いています。聴きまくっています、と言ってもいいでしょうかね。
ニューアルバムは10年ぶりですか。精力的に活動していたのでそんなに空いたようには思えませんでしたが、それにしても、そこにあったのは紛れもなくサザンオールスターズでした(←感想が雑)。
グリグリのロックから歌謡曲まで、あらゆるポップミュージックを取り込んだ、バラエティに富んだ――「雑多」「ごった煮」と呼びたいそんな気分――楽曲たち。
壮大なテーマから単なる下世話なとこまで超絶幅広のテーマ。
日本語だか英語だかわからん「桑田語」「桑田節」と呼びたくなるような歌い回しと、ラップにも似た美しい韻で奏でられる歌詞。
ある種の懐かしさ、あるいは「おなじみの」という枕詞を使いたくなるようなものから、ドキドキするような「新しいテイスト」の作品まで。
公式サイトにはこのアルバムについて、『長きにわたり音楽の大海原を航海し、ポップスを探究し続けた客船が、その先に辿り着いた答えとは――。』と書かれているけど、まさしくその答えがぎゅうぎゅうに詰まった一枚になってると思う。
これぞサザン!!
でもこれをはたして「集大成」と呼んでいいものかどうか。
次の10年はとんでもなく先のことだし、かといってここで止まってしまうようなこともないだろうし。
だからとりあえずは“傑作”“名盤”という言い方に留めておこうと思う。
いずれにしても、「こちらこそサンキュー、ソーマッチ」なのである。
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