(中編からのつづき)
朝、居候バイトのお兄ちゃん(といっても遠い後輩なんだが)に叩き起こされるまで熟睡した最終日。
うん、二日酔いはあんまりない。
明け方少し降った雪も上がり、晴れ間が見える。
天気が良くて身体も軽い。いい気分。
調子に乗ってコブ斜面を攻める。
切り替えて谷側に身体を落とす・・・その刹那、ちょっと積もっていた新雪に谷スキーが埋まり、取り残される。
「あっ」
・・・ちょっとプリティな叫び声(謎)とともに、ウルトラマンの飛行スタイルのごとくヘッドスライディング。
ちょっと肩を痛めたけど、それ以上に、2日分の疲労がどっと押し寄せてきた。
そりゃそうだ、事実上の初滑り、すでにリフト券は3日分ぐらい滑ってる。楽しくって疲労に気がついていなかったみたい。
・・脚が動きません。
この時点でカラータイマーが点滅。
午後、山頂からスカイラインコースをロングライド。
だ、だめだ・・・両足が痛い、熱い・・・
小学3年生の女の子に、はるか後方に取り残される(涙)。
必死の思いで山麓着。
「さぁ、次はユートピアゲレンデ」
・・「無理」。 カラータイマーが消えた。
緩斜面でクールダウンして、ひとり寂しく宿に戻る。
脚が上がらず宿が遠い・・・とぼとぼ・・
もういっぽん そこがあなたの やめどきよ
おそまつ。
大変お世話になりました。またね、野沢温泉。
おまけ。
今回のメンバーの中には、ひとりでも滑りに行く、という人がいる。
胸に手を当てて考える。
ちょっと僕にはできそうもない。
スキーは個人スポーツだけれども、僕にとっては仲間あってのスポーツ。だから、楽しい。
いい週末でした。
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