前回ゴールの宮宿から桑名宿の間は「七里の渡し」、つまり船で移動してたわけで、この区間をスキップしても一向にかまわないとは思ったんですが、さんぽニストとしては歩いた軌跡が途切れちゃうのも気持ちよくないし、中途半端にサボった風に見えるのも癪に障るし。
というわけで歩くことにしました。
Googleマップを見ると、この区間にも「旧東海道」と記されている道があるので、地図をめっちゃ拡大しつつそれらをプロットし、つなげて、自分なりのルートを作成しました。
ルートは決まったものの、大人の事情により、桑名宿から宮宿に向けて逆行することになりました(イベントがあるのかなんなのか、名古屋界隈のホテルがアホみたいに高くてね。なので桑名宿泊にしたのです)。
まずは桑名宿の散策から。
桑名城跡から続く道に、料亭をはじめとした飲食店が並んでいるところがあります。バラエティと落ち着きが両立してて、店構えにそれぞれ風情があって・・・・いいなぁ(語彙消失)。
桑名宿の写真はインスタに上げてます→コチラ
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そして桑名の渡し。ここから宮の渡しまで“七里”ぶんを歩きます。
| 伊勢大橋の西岸から |
最初の「難所」(高所恐怖症的な難所ね^^;)は揖斐川と長良川を一気に渡る伊勢大橋です。
とにかく長い高い長い高い長い高い。橋の上のアーチが15個!(たぶん)も連なってます。
そんな立派な橋なのに、歩行者用通路は狭いし高いし、鉄板の路面は前日の雨でつるつる滑るし、よくよく見たら鉄骨は錆だらけだし。
実はすぐ下流に新しい橋の橋梁が工事中。ということは老朽化が激しいということでもあって、もうマジで怖い。恐怖のあまり上がりまくった心拍数が10数分間も続くとか、何の苦行なのよ(号泣)。
だいたい橋の途中に交差点があるとかどうなってんの(笑)。マジなのよ。信号のあるT字路になってるのよ。説明が難しい(^^;
クラクラしながらなんとかかんとか渡り切って、いったんコンビニに寄って休憩です。マジ疲れた。ふう。
と思ったら次の「難所」がすぐに現れます。今度は木曽川を渡る尾張大橋です。
とにかく長い高(以下同文)。アーチの数なんてもう数えたくない!
歩行者用通路は鉄板の上にシートが貼ってあるので滑りはしないもののうねうねしてるもんだから前だけを見て歩いてるとすぐにつまづいちゃうしでも転びたくないから下向くし、よーく見たらそのシートの下に穴開いてて川面が見えるし(泣)。マジ怖い。マジ辛い。がんばったよ俺。
尾張大橋の半ばが三重県と愛知県の県境。
愛知県弥富市に入って国道1号線を離れ、市役所のほうへ路地(?)に入ります。下調べしておいた「旧東海道」です。
新興住宅地っぽいところ、そして大豆畑(たぶん。Googleレンズに教えてもらった)と刈り取りを待つ田んぼが広がる田園地帯を東へ東へと進んでいきます。
あちこちから祭囃子が聞こえてきます。道の雰囲気ともよくマッチして、すごく気持ちがいい。耳から入ってくる情報ってとっても大事。イヤホンで聴く大好きな音楽よりも、町のざわめきのほうがさんぽには似合う。僕は本当にそう思っています。さんぽだって五感を使って歩きたいんです。突然脈絡もない曲が鼻歌で出てくることもあるし(笑)。
それにしても川が多い。長良川みたいな巨大な川はもうありませんが、そこそこ大きな川、小川、中ぐらいの川と、いったい何本の橋を渡ったでしょう。鉄橋でなければあまり怖くないぞ。地図ご参照のこと。
このエリアの水の豊かさ(あるいはリスク)をひしひしと感じます。尾張の原動力よね。
名古屋市に入り新川と庄内川を渡る橋のところで「東海通」(字面だけだと「東海道」と読み間違えちゃうけど「とうかい・どおり」です)に合流します。幅の広い幹線道路ですね。
だだっ広い名古屋競馬場跡地(工事してたけど何になるんだろ>調べろ俺)を右に見つつ、
東海橋という橋を渡り、地下鉄の東海通駅を過ぎると「千年」という交差点に到着です。
千年ってなんか知ってる気がするんだけど・・・そうだ、中原街道にあったんだった!
その交差点から大通りを離れ、新幹線のガードをくぐったらそこは堀川、つまり宮の渡しです。
今日もここまで。#宮宿 #七里の渡し #旧東海道 #さんぽニスト pic.twitter.com/Ft2n4mXC4G
— [kaz144]144factory (@144factory) October 12, 2025
前回同様に船着場の突端まで歩き、前回同様に自分に対してちょっと拍手を送って今日はここまで。ちゃんと歩行ルートが桑名までつながったよ!!
今回の行程:桑名宿~宮宿。途中でパンをほお張りつつランチは我慢。ゴール後に名古屋駅構内で味噌煮込みうどん。さらに新幹線ホームできしめんも一杯。桑名のお土産はなし。
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