2025年6月19日木曜日

ゴールド・ボーイ。

今回今さらながらに見てみた映画は「ゴールド・ボーイ」です。

なかなかにサイコなクライムサスペンス。原作は中国の小説らしいのですが、舞台を沖縄に移して。


話の内容はあんまり書きたくない/書けないのですが、大雑把には事件現場を目撃してしまった少年少女のひと夏、という感じで・・・んー、そんな感じの話じゃないか(笑)。でもどこかで青春映画なテイストもあったり。

とにかく二転三転する展開にこちらの感情が七転八倒。
悪いヤツ同士の頭脳戦はちょっと夜神月を思い出したりね。

物語はとにかく救いのない方へない方へと転がっていく。いや、転がされていく。
悲しい結末の予感しかないの。

めちゃくちゃしんどいし、重たい映画なんだけど、その重さと沖縄の風景がアンバランスなようでめちゃくちゃマッチしているようで、不思議な世界を見せられているような気にもなる。

そして役者さんたち!
冷徹なワルいヤツを演じさせたら岡田将生は天下一品だし、何より美しい。
子役たちも「オトナとやり合う」にふさわしいだけの演技を見せてくれた。
あ、あの子はキングオージャーのシュゴッダムにいたコガネちゃんか!!天才。

個人的には少年の母役の黒木華。笑顔の中に潜む狂気というか、暴走寸前の母性というか、出てきた瞬間から「もう怖い」であります。

おもしろかったとは言いにくいけど、すごい作品だった。
逆に日本だけじゃ作れなかったかもなぁ。

で、悪いことはしちゃだめよ、と強く思いましたとさ。はい。


0 件のコメント:

コメントを投稿