2018年12月30日日曜日

ビヨンド・ザ・スピード。

今回今さらながらに見てみた映画は「ビヨンド・ザ・スピード」です。日本未公開だそうです。WOWOWで見ました。

ポルシェを駆る女性レーサー・ビビは、レース場で出会ったジノ(ジジ)と恋に落ちる。彼は自動車貿易商・・・というのは大嘘で、本当は強盗団のリーダー格。

欧州、強盗、レーサーとくればなんかクルマがびゅんびゅん走って、ききききーばばばばばーんな映画かと思うじゃないですか。
ぜーんぜん違うのよ。
ポルシェはあくまで小道具のポジションでしかない。

互いの立場、環境、抗えないもの。
それに立ち向かう「愛」の物語。

・・・って書いてて小っ恥ずかしいけれど、相当に強烈なラブストーリーでした。

クライムサスペンスではあるので、予想どおりハッピーエンドではないんですけども、とにかく意外で想定外で。いやはやびっくり。

こういう裏切られ方はたまりませんっ!
おまけに主演女優さん、めっちゃキレイ(はぁと)。

というわけで、「ビヨンド・ザ・スピード」という邦題は、まったくもって意味不明ということです(^^;
原題はフランス語で「忠実」。英語だと「レーサーとかごの鳥」。うーん。このブログのタイトルの付け方に悩んでしまった。

*  *  *

「ガール・オン・ザ・トレイン」っていうサスペンスも見てみたんですが・・・すいません、立ち上がり30分しか見てられませんでした。まだ事件、起こる前でした(笑)。
そういうこともあります。

2018年12月28日金曜日

静かなるホッケ。

年末年始は何かと飲み食いの機会が多いのはデフォルトです。そんなときにふと思った、至極どうでもいいことを書きます(^^;

カニを食するときは会話がなくなる、なんて話はよく聞くわけです。残念ながらここ数年、カニなんてものはちゃんと食べてないよなーなどということは置いとくとして、会話がなくなるのは焼き魚もそうだよなと思い至ったのです。

たとえば、ホッケ。

値段も安いしボリュームあるし。居酒屋での注文の定番中の定番でした。最近はあまりメニューに見かけない気がするのは気のせいでしょうか?

焼き魚って複数人でシェアするときってちょっと微妙だったりもするじゃないですか。背中とかの超取りやすいところだけが先に食べられてしまい、なんとなく「終了」な気分で放置されるホッケ。

でも、よーくみるとエンガワのところとか、頭のまわりとか、まだまだおいしいところはいっぱい残ってるわけです。
個人的にはそういうところもしっかり食べたい派です。魚の食べ方は上手ではないですけど、できる範囲できれいに食べきりたい派なのです。

が、宴会だと難しい。

まず皆でシェアしてた皿を自分のものとして手元に寄せないとならない。
細かく箸で突くようなことになって、そうするとほかの人はその皿を敬遠するようになるでしょ。

それでもがんばって「ほじり続ける」と、当然そこに集中してしまう――むしろ「ひとりにしておいて」って状態になっちゃう。結果として会話がなくなる、と。

せっかくの宴なら、ちゃんと会話をしたい。たとえ食べてるヒマがなくても。

てなことを思う仕事納め。

コーヒー屋さんとかで、向かい合わせに座っていながら、互いにスマホに集中している若いカップルとか見かけるんですけど、あれ、どういう状態なんでしょうね。不思議不思議。まさか目の前の人とLINEしてたりしないよな(^^;

2018年12月27日木曜日

ライフ・イズ・ビューティフル。

今回今さらながらに見てみた映画は「ライフ・イズ・ビューティフル」です。20年前の作品ですから、まさしく今さらながら、ですね。

第二次世界大戦時のユダヤ人迫害の中に生きた「家族」の物語を、イタリア喜劇っぽい(よく知らないけどw)テイストで描いた作品。

なんか感動しちゃった。

もうホント、そのひと言。
何がって聞かれても上手に説明できませんわ。

ロベルト・ベニーニ演じるグイドの“軽さ”は冒頭こそちょい鼻につくんだけど、妻ドーラや息子ジョズエに対する愛情表現として、物語が進むに従って首肯以外何物でもない気がしてくる。
「空だって飛べるさ」ってクラリスに言ってたルパンのことを思い出したり。

人生は美しい。その美しさってなんだろう。なかなか言葉にならないね。

『これが私の物語である。』

そう言える物語こそ美しいのか。

2018年12月26日水曜日

今年も紅白がやってくる。

例によってNHK紅白歌合戦のプレビュー記事を書こうとしてたら、いきなりびっくりニュースが飛び込んできました。

米津玄師 出場決定!

2018年最大のヒット曲が「Lemon」であることは間違いなく、それでも出場歌手として名前がなかったのは「そういう人だもんね」と勝手に納得してたんですが。

いやはや。これを見逃すわけにはいきませんよ、奥さん!!

・・
・・・

では落ち着いてそのほかの見どころについて。
なおこのブログ書いている段階では曲名は発表されましたが曲順は未発表ですのであしからず。

平成最後っていうのがキーワードなんでしょうかね、“代表曲”が歌われることが多いように感じます。石川さゆりさんと坂本冬美さんについてはそれが通常運転(笑)。
aikoは「カブトムシ」、AKBは「恋チュン」(そうか、さっしー最後か)、三代目JSBが「R.Y.U.S.E.I」(ほかにないだろ、というツッコミ禁止)、西野カナが「トリセツ」。そんな中、放牧を終えたいきものがかりが歌うは「じょいふる」
いきものがかりなら「ありがとう」ではないのか、NHKなんで。とは思いますが、ことのほか盛り上がるこの曲が、NHKホールで炸裂するのは超楽しみであります。
みんな、タオルぶん回す準備しておけよ!埃が舞って怒られても当方は知りませんが。

盛り上がりという意味では、DA PUMP「U.S.A」は外せませんね。もはやベタとしか言いようがない一曲ですけど、しかたないっす、踊りますよ(^^;
個人的にはインベーダーのとこが好きです。

2018年のビッグイベント、平昌オリパラ=SEKAI NO OWARI「サザンカ」、サッカーW杯=Suchmos「VOLT-AGE」とNHKの主題歌が登場しますけど、はたしてお茶の間にどう届くか。
Suchmosはワールドカップのハーフタイム中の生演奏でまったく盛り上がらなかったというトラウマを払拭できるか、見せ場ですねっ(半笑)。

ユーミンが出ます。サザン(特別枠)が出ます。このニッポンポップスの二大巨頭が共演するって記憶にないんですが・・・まあ一緒には出ないんでしょうけどね(笑)。

初出場ではDAOKO(だをこ、って読みます)は注目してます。「打上花火」は去年の楽曲ですけどねぇ(笑)。この曲は米津玄師が手がけているんですが、ここでのコラボはさすがにないかなぁ。やってほしいけどなぁ。無理かなぁ。特別枠の人を紅組で使うわけにいかないもんなぁ・・・。

あと、あいみょん。名前で損してると思うんですよ、この人。バラエティ番組に出てくるなんだかよくわかんないモデルタレントみたいでしょ?
でもね、すばらしいボーカルを聞かせてくれると思いますよ。ええ。

さらに、順列純烈
絶対見ないと損するぜ、とは言いませんけど(謎)、こいつら見ながら酒飲むと楽しそうだなぁと常々思ってます・・・え?コミックソングじゃないの?

大きな声では言いませんけど、YOSHIKI feat. HYDEの「Red Swan」って・・・第一印象なんじゃこれ?だったと申し上げておきたいと存じます。

歌関係ないんですけど、三山ひろしの曲名のとこに「けん玉世界記録に再挑戦」ってサブタイトルが付いています。去年失敗してるんですよね、本人でなくて1人の一般人が。たとえどんなにけん玉上手でも、僕なら絶対ステージ立ちたくない(^^;

今年は大トリの後にサザンが出るなんて話もちらほらありますが、はたしてどうなんでしょう。
Nコンの課題曲にもなったSuperfly「Gifts」なんてのもトリにはふさわしいような気もしますが、もうちょっとおじいちゃんおばあちゃんにもわかりやすい歌手になるのかな。

たとえば西城秀樹とか西城秀樹とか西城秀樹とか西城秀樹とか西城秀樹とか。NHKの技術力を総動員すればなんとかなるだろ?

・・
・・・

雑に列挙してしまいましたが、というわけで[リアルご友人の皆様への私信]。
今年もFacebookワタクシのタイムライン上に、酔っぱらいながらリアルタイムで紅白をつぶやくスレッドを立てます。どうぞお越しくださいませ。一緒に楽しみましょう!

あの人の影を踏みながら。

“映画化決定!”なんていう煽り文句を見かけましたので、横山秀夫「影踏み」を読んでみました。

横山秀夫というと、枕詞に『警察小説の旗手』なんて言葉が付くことが多いですけども(最近だと「ロクヨン」あたりが有名ですが、個人的には本よりもテレビドラマの原作として見てるほうが多いかな)、ことこの本については警察に対峙する泥棒が主人公だ。
といっても、警察にとってみても「おなじみさんの泥棒」なので警察内部も描かれますけどね。

主人公・真壁修一はノビ師、すなわち家人が寝静まった後に在宅にも関わらずその家に侵入し窃盗を働く者――ノビカベという通称を持つ。
出所したばかりの彼の周囲で起こる「事件」を、彼の洞察力・行動力と、彼の中に存在する別人格の記憶力によって真相を暴くという物語(連作)だ。

物語全体のトーンは静かだ。そりゃまあ泥棒が謎解きをするんだから、告発するでもなく、犯人が捕まえるようなものでもないからね。

じゃあなぜ真相を暴くのか。

修一の脳が疼く。自身が納得するためだけに生きているようにも映る。

やがて、彼と、彼の中の別人格との関係性を守るためではないかと思う。読み進めていくうちに、そう思った。
“2人”の関係性を示すこんな一文があった。『(略)互いの影を踏み合うように生きているところがある』

互いの影――。

そしてさらに、彼らにまつわるひとりの女性との“3人”の関係性を守るためではないのか、そんなことも思う。

ミステリーとして謎を解きながら、そうした関係性をどう昇華させていくのか。読み応え十二分でした。

ラストシーン。修一と影の関係性に変化が訪れ、そして新たな関係性に向けて夕闇の中、修一は自転車のペダルを踏む。

『影は、濃さを増しながら、どこまでもついてきた。』

2018年12月25日火曜日

戦隊ヒーロー舶来版。

今回今さらながらに見てみた映画は「パワーレンジャー」です。
現在も日曜朝に絶賛放送中の戦隊ヒーロー「~レンジャー」。むかーしはアメリカで一部リメイクっていうのが放送されてて、人間体のときの映像はアメリカオリジナル、変身後は東映の映像そのまま使って、みたいなことをやってたらしいですけど(東映ほどのクオリティの映像を毎週作るのが当時は困難だったという話を聞いたことがある)、最近はフルオリジナルもあるそうで・・・へえ。で、それの映画版。

基本的に“不安”しかありませんが(笑)、この手は一応見ておかないとね(←なんの義務感だろう)、ということで鑑賞。

・・
・・・

本編始まる前に【△東映】マークがざっぱーんと出てきておおおって思いましたけど、ここが僕のピークでした(大汗)。

5人の設定がイマドキ。別に毛嫌いするようなことでは全然ないんだけど、何て言うんだろ。つまりダイバーシティ。

で、5人はなかなか変身しません(笑)。
冒険魔法ファンタジーみたいな流れの中、やっと変身したかと思ったら、映像が何かっぽいなと考えて思い当たったのがトランスフォーマー。特に最近のやつ。
そしたらいきなりバンブルビー出てきて苦笑い(ネタバレ)。

・・・で、以上お疲れ様でした>俺。


クリスマスまであと365日。

メリークリスマス。というご挨拶が一般的な今日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ウチはクリスマスも、正月も、素通りだな。

元日恒例の親戚の集いは早々に中止が決定したし、クリスマスイブも晩飯に申し訳程度のフライドチキンが出ただけ。

その代わりにやってきたのは進路の調査用紙やら、センター試験の受験票やら。

・・・始まったか。

来年のクリスマスは、楽しいクリスマスがやってきますように。

チューハイをフルートに注いで聖夜風

*  *  *

というだけではアレなので、今らながらに映画「34丁目の奇蹟」を見てみました。1947年作品ですか・・。その時期ということで思うとこはないではないですけど、ほっこりしたなぁ。
サンタクロースは実在するか否か。その答えは、それぞれの心の中にあればいいんです。ねえ。

2018年12月24日月曜日

年内最後のホームゲーム。

クリスマスバージョンのZgirlsのパフォーマンスを見に来ました~。
キュートでした~。ステキでした~。

以上。

・・
・・・

ああ、そういえばパフォーマンスの合間にバスケの試合もやってましたっけね。

2018-19 B2 League #14 Game2
●東京Z 69-85 広島


69-85ってさ、くしくもこの間見た試合と同じスコアよ。あのときから何か成長してたか。
個人的な成長、特に高山と村越のシュート精度は高くなっていると思うし、久岡の強心臓も頼もしい。でも、それ以外にポジティブな要素はあまり見えないな。

立ち上がりからじわじわとリードを広げられ、トータルすればそのままなすすべがなかったわけで。
時間帯としては多少追いかけて近づいた時間はあったけど、それはこちらの問題ではなくてただ相手の得点が止まっていただけのことでしかなかった。

厳しい守備をしようという意図はわかるが、「追いかけて空振り」のなんと多いことか。相手の得点源をフリーにしてしまうだけじゃないか。
攻撃も消極的で、相手の高さを怖がって逃げてパスミスって、いったいいくつあった?
僕は、ブロックされても勝負してくれたほうがはるかにうれしい。

ウィル、ナイジェル、西山さんを欠いていた上に、この試合では増子まで傷んだ。
ただそれで終わってしまうメンバーでもないはずなのにな。

2018最後のホームゲームは、悔しさばかり募るものだった。
弱くても、進化が見える年明けにしてもらいたい、そう強く思う。

2018年12月20日木曜日

相変わらず、不幸な女探偵。

シリーズ1作目「依頼人には死んだ」に引き続き、若竹七海「葉村晶シリーズ」3冊を一気に読んでみた。

相変わらず不運で不幸。探偵本人も、そして彼女にまつわる人々も。


2冊目、「悪いうさぎ」。これは長編。
重い。重すぎる。そして探偵は不幸すぎる。ただでさえ重苦しいストーリーを長編で読むってのはなかなかの苦行。でもやっぱりページをめくり続けてしまう。

ラストのラストで「うさぎ」の意味を知らされた後に感じる読後感の悪さたるや。ものすごくイヤなのに、嫌いにはならない。不思議。
きっと葉村が言う言葉にちょっと救われてたのかもしれない。
『人間どんなに偉くなろうと(略)全世界から大絶賛されるなんてことはありえない(略)ささいな問題にふりまわされる日常から逃げることもありえない。』


3冊目、「さよならの手口」。これも長編。
前作からおよそ10年が経過したという設定。アラサーだった探偵・葉村は、当然アラフォー。もともとが幸薄いところにもってきて、年齢とともに達観?してるところも出てきてるのか、なんだか不幸が不幸に見えなくなってくるというか。単なる読者側の慣れかな?
それでもやっぱり登場人物に幸せな人がひとりもいない。つらい。葉村は特に。何度気絶した?(笑)

エンディングでどんでん返しが!というのはよくあるけれど、この一冊の中でいったい何度どんでん返しがあったことか!(驚)
確かにいくつかの事象は並行してたが、それにしてもびっくりだった。
探偵がその昔、葉崎市(架空の海の町→「葉崎市コージーミステリーシリーズ」)の本屋で働いてたという設定を、著者から知らされて「ぬあー」と変な声を上げてしまう読者。


4冊目、「静かな炎天」。再びの短編集。
シリーズにずーっと流れている「不幸」という空気感が、やはり変わってきたんだと確信。
1冊目の短編で、結末が来るたびにざらついた心は、この4冊目においてはうなずいてしまうような感触があった。

最後に収録されていた「聖夜プラス1」という作品は、これこそ不幸・不運の極みだ。でもこれはシリーズの中で初めて“味わってもかまわない不幸”だと言えるかもしれない。読みようによってはコメディだから。

最後の最後に、シリーズのテイストがわかんなくなっちゃったんさ。
だって、ラストシーンで家路につく葉村、なんだか幸せそうだったよ

2018年12月19日水曜日

夜のテレビのあれこれ三題。

一。

テレビつけたらたまたまやってたサカナクションのライブを見る。NHKの4K・8K放送の関連番組だったと思う。
深夜、テレビの前はひとりだったので部屋の灯りを消して見てみた。

没入感すごいね。いや、4Kテレビだからってことじゃなくて(持ってるわけなかろうが)、サカナクションのライブが。音と映像が。
あともうひとつ、“繰り返される歌詞”も印象的で、のめり込んでいくきっかけになってるみたいだった。催眠術にかかっちゃうってこんな感じなのかなぁ、なんて。


二。

フジ系の「セブンルール」っていう番組を見てたら、BGMで矢野顕子の「ひとつだけ」がかかった。番組内容の話ではない(^^;
「やっぱいい曲だなぁ」「フルで聴きたいなぁ」と思ってYouTubeを探してみたところ、とってもいいやつを見つけてしまったので、弊ブログの読者の皆様におすそ分け。




三。

WOWOWの深夜に「新世紀エヴァンゲリオン一挙放送」ってのをやってて。オリジナルのテレビシリーズね。
そういえばちゃんと見たことないなぁ。それどころかコミカライズされたものの序盤しか読んでないかも。平成を代表する作品かもしれませんし、見てみますか。ということで全26話見てみました。
15話あたりからだんだん難しくなってきまして(笑)。おもしろがって見てたのはヤシマ作戦ぐらいまで(超序盤)。

でね、思い入れができるキャラクターが誰ひとりいないというね。まあその。
お話毎に微妙に絵柄(特にキャラの顔)が変わるってもイッキ見してる側からするとちょっと落ち着かない。

むー。

ちなみに「ざーんこーくな」なオープニングテーマよりも、♪Fly Me To The Moonなエンディングテーマのほうが好きですねぇ、私は。

・・
・・・

と言いながら四。
いとしのガッキー主演ドラマ「獣になれない私たち」で、劇中松田龍平が言った『「誰かのため」ってしょせん自己満足』ってセリフがずーっと小骨のようにひっかかっている。

以上でございまする。

2018年12月18日火曜日

最後の敵は、スペクター。

今回今さらながらに見てみた映画は「007 スペクター」です。
ダニエル・クレイグが演じた007シリーズは、一話完結でありながら、大きな流れの中でつながっている部分もあったりするので、まずは前作「スカイフォール」を見直すところから、です。だって5年以上も経ってると細かいところは覚えててないもん。それは自信ありますもん(^^;

お話としては、そのクレイグ版ボンドの集大成というか、総まとめというか。

これまでの事件とか対峙した敵とか事件とか、そういうもののすべてが今作の“敵”に集約される、というもの。それこそが「スペクター」
スペルが“spectre”だからしっかりイギリス英語ですね。

ネタバレします。
スペクターとは、ボンドにとって「旧い家族」でもある。そう、「スカイフォール」でも描かれた“過去”そのもの。
きゃーーー!(←なぞのこうふん)

MI6は時代遅れ。OO(ダブルオー)システム(英語だと"Double-O Program"って言ってたかな)は過去の遺物。007は年老いた――。
作中では繰り返して語られてきた。

が、ボンドはそれに抗い、決着をつけきってしまう。さすがです。

「スカイフォール」が超名作だっただけに、それと比べちゃうとちょっと盛り上がりに欠けるかなと思ってしまったけども、そういう視点を捨ててかかれば、やはりダニエル・クレイグ版ボンドはサイコーにエキサイティングだろうと。そういうシリーズの、集大成だったんだろうと思いましたです。

ネタバレします。
最後の最後で、殺しのライセンスを持つ男は、「殺さない」という選択をし、銃を置く。
ああおしまいなんだね、としみじみ。
少なくとも、ダニエル・クレイグのボンドは。

・・・今作のボンドガールはとっても「好み」でした(照)。いかにもスパイ映画の女子って感じです(謎)。

*  *  *

もういっちょ、冬の夜長のスパイ映画。それも同じく英国モノの、「キングスマン:ゴールデン・サークル」です。

1作目である「キングスマン」を見てないとまっっっっったく理解不能な設定なんですが、「紳士たる者、世界を守るべし」なので(←意味不明)もうぜんぜんオッケーです。あー楽し。

伏線というかフラグなんかもわかりやすすぎちゃってね(笑)。

007シリーズへのオマージュもある作品ではあるのですが、もはや「ぜんぜん違うわっ!」って感じですが、それももうぜんぜんオッケーです。あー楽し。

2018年12月17日月曜日

Laughter in the Dark

CDに封入されてた特典の先行予約、しちめんどくさい顔写真登録(しかも1回NG喰らったw)をした上で申し込んだものの見事にハズレ。その後も先行販売やら何やらすべてダメで、最後の最後に「機材席開放」ってのでようやくチケットを1枚ゲット。
とにかく一度はライブで見たい聴きたい感じたい、と思ってたアーティスト、宇多田ヒカル。12年ぶりというツアーに参加することが叶いました。いやーよかったよかった。

というわけで行ってきましたさいたまスーパーアリーナっ。
HIKARU UTADA Laughter in the Dark TOUR2018
行ったのは少し前の話ですけど、一応ツアーが終わるまで記事アップは控えておりました。って書いてなかっただけなんだけどね(^^;

顔認証システムとQRコードでの入場チェックは案外スムーズ。紙のもぎりより早いんじゃないのか。
スーパーアリーナってひさびさー、とか思いながら自席を探すと・・・なんと2階席のいっちばーん上!背面がもう壁!見上げればすぐ天井!照明のトラスよりも上!でも見下ろす感じになるんで意外にもステージが遠いという気がしない。
さらに言えばスタンドの傾斜が急すぎて高所恐怖症的には完全にすくんでしまう景色。ただまあ暗くなってしまえばよくわからないのと、ステージ集中で公演中はそのことは忘れてました。が終演後に出口に向かうのが怖い怖い怖い(冷汗)。

まだ明るい場内にアナウンスが流れる。『ご来場のお客様にご案内申し上げます・・・』ふむふむ。『一眼レフ、デジタルカメラでの撮影、録音機材は一切お断り・・・カメラつき携帯電話での撮影は演出と周囲配慮いただきフラッシュは切って・・・』え?スマホなら撮っていいのか?いいんだな!!

宇多田ヒカル、太っ腹!

定刻を少しばかりすぎて暗転。ステージ中央に黒いロングドレスの姿がせり上がってきた。オーディエンス、いっせいにスマホを取り出して写真撮影(笑)。
1曲目は新譜から「あなた」

ふあああああ(←言葉にならない感嘆)

セットリストは新譜からはもちろん、デビュー20周年のツアーということもあるので必然的にいわゆるベスト的なものになる。あの曲も、この曲も、なのだ。

「COLORS」とか「SAKURAドロップス」とか「光」とか、もう!
「traveling」とか「Prisoner Of Love」とか、もうう!
一方で最新アルバム「初恋」の素晴らしさも再認識。

いやーん素敵だぁぁぁぁぁ。
ちゃんとしたセトリはネットで探してね(^^;

本人もMCで言ってたように序盤は少し緊張感あるのかなと思ったけど『2倍のパワーで』(本人談)歌い始めたら、これはもうスゴイとしか言いようがない。

CDを聞いていると心の中に沁みてくるように感じる曲が、体に直撃で響いてくるような感じさえ。そうしたボーカルも含めた曲の強さ。ツアーのテーマという“絶望の中の希望”を、今まさに感じている。

中盤で中央ステージで歌ったあたりなんて、意識が飛びそうでしたよ。よくわからんけど。

終盤には20年の時間を経た“2つの初恋”「First Love」「初恋」と2曲続けて。

そして本編ラストは「Play A Love Song」。今の宇多田さんを象徴する一曲かもしらんね。『長い冬が終わる瞬間・・・』という歌詞が沁みます。



アンコールでは20年を経た「Automatic」。オーディエンス、いっせいにスマホを取り出して動画撮影(笑)。
デビューから20年経ったからこその良さ。微妙にアレンジも変えてあったようななかったような(自信なしw)。そしてご当人は、20年を経て実にキュートでセクシーな母ちゃんに。
ときおり巨大モニターに映る横顔が、江口寿史センセの描く女性の横顔に見えるんだ。個人の感想です。ショートカット好きみたいです、ワタシ。

最後の最後の曲は「Goodbye Happiness」
期せずして、観客のスマホの照明がそこここで自然発生的に点り、揺れ。なんという光景!!
一瞬係員が静止しようとしたみたいだったけどあの数じゃもう絶対ムリだもの。ご本人は喜んでたみたいですよ。

もう一度書きます。

ふあああああ(←言葉にならない感嘆)

チケット当たって本当に良かった・・・。

・・
・・・

短い動画もいくつかあるんですが、自分ひとりの楽しみとしておきたいのでここには上げませーん。えへへ。

2018年12月10日月曜日

天皇杯戴冠、そしてアジアへ。

忙しいので短感で。

  • まあ世間はアンチ浦和的なムードだったでしょう。ワルモノ上等(にっこり)。
  • 集中できているときの、今の浦和はそう簡単には崩れない。相手から見れば1点が相当遠いはず。
  • その1点をもぎ取ったウガのスーパーゴールは見事としかいいようがない。
  • 激闘準決勝の影響もあったんだろうが、ダメだと思ったら柏木でさえすぐに下げられるオリヴェイラの采配。モチベーターとして、勝負師として、さすが。
  • ヒラさんにカップ掲げてもらえたのはよかった。森脇のサイレントトリートメント?は相変わらずキレが抜群。
  • 中立地扱いで時間制約などが多い中、あのビジュアルサポートを用意できるゴール裏諸兄に感謝。NHKが慌ててマイクを絞った声量たるや。
  • 決勝を埼スタに決めたのは、ウチじゃないからね。中立中立うるさいわ。あの直立ビッグフラッグも、文句言われないように人力で上げたらしいぞ。
  • 来季ACLはブリーラムと同組。細貝との対戦楽しみ。



第98回全日本サッカー選手権大会 決勝
○浦和 1-0 仙台


2018年12月2日日曜日

14番と過ごした歴史を忘れない。


背番号14がプリントされた2004年モデルのレプリカを引っ張り出して、リーグ最終戦の埼玉スタジアムへ。


時計は残り5分を切っている。得点は2点のリード。引退する選手を送り出す舞台は整った。視線をベンチに送ると、赤いユニフォームに背番号14が見える。スタンドがざわつく。
が、直後に失点。選手もベンチに視線を送ってたかのような、ちょっと集中が切れてたかな。このあたり、実に浦和レッズ(^^;

これで得点差は1。どうしても勝たなければならない試合だけに投入しにくくなったかと思ったけれど、交代カードは予定どおり。柏木からキャプテンマークを受け取って、背番号14、平川忠亮がピッチへ。ポジションの変更を含め、ベンチの指示を伝え、右サイドに入った。その姿を見て「セレモニーじゃない。まだ公式戦のさなか」と思いを新たに、応援の声を絞り出す。

守備に走り、ボールを奪い、攻撃に走る。走る。走る。「ああ、いつもどおりのヒラだ」、そう思ったらなんか涙出てきた。

しっかり勝って送り出したい。だから早く終われ。
もう少し平川のプレーが見てたい。だからもう少し――。

2018 Meiji Yasuda J1 League #34
○浦和 3-2 東京


え、試合?
90分間を通じてほぼFC東京のペースだったと思う。縦への推進力がしっかりしてて、守備が少しずつ後手に回る。特に斜めに走る選手に手を焼いた。かろうじて跳ね返しても後ろ向きの守備になっているからセカンドボールを拾われて、逆サイドからまた攻められる。その繰り返し。実に長谷川ケンタのチームっぽい、やっかいなチームだった。決定力のなさに救われた感じね。

いつも勝ち点ありがとう!>FC東京のみなさま

逆に浦和は、ミッドウィークの天皇杯準決勝を見据えてのターンオーバー。中盤から前はいわゆるセカンドチームで構成してた。攻撃が形にならないのはそういう面も当然ある。だけど、浦和には決定力があった。ことこの試合に関しては(笑)。忠成はプレータイムさえ与えれば、絶対に結果を出してくれる。ある意味感動的な2ゴール。
周囲とまったく噛み合わなかったアンドリュー・ナバウトがアシストしたってのも実によかった。

そして柴戸の初ゴール。早いリスタートから長い距離を走ってのダイビングヘッドとかかっこよすぎです。
この柴戸を含め、中盤には橋岡と荻原も先発。平川が引退するこのゲームで、浦和の未来がそろい踏みだったというのも象徴的だった。それぞれに期待感あるプレーぶりだったしね。

*  *  *

試合後のセレモニーはいい雰囲気でした。同期入団の坪井が花束贈呈で出てきたときは驚きと感激と、なぜだかちょっとほっこり。





さあ、感傷はここまで。
獲るぞ天皇杯!!
決勝は参戦できませんのよ。お仕事ですもの。でも最終節、仕事を担ってくれたみなさん本当にありがとう。いい思い出ができました。

2018年12月1日土曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#64

ついにやってしまった。

2018年11月期のトレーニング回数、ゼロ

言い訳をいくら書き連ねてもしかたない。やってないことだけが事実だから。

忙しくなってくると食生活が乱れてくるし、かといって「激務ダイエット」ほどには忙しくもないし。
こりゃ12月の測定がいろんな意味で楽しみですな・・・。乞うご期待。

先月分へのリンク

(追記)
この投稿、下書きの段階で操作ミスにて投稿されてしまってたわ。まあ結局やらなかったんでゼロってことには変わりなし。