2018年8月31日金曜日

さんぽニスト、旧日光街道をゆく。その四

Googleマップの仕様が変わったことで、既存のGoogle Maps APIを使っていたサイトでは埋め込まれた地図がちゃんと表示されないケースが出てきた。僕が街道さんぽで使っているサイトでも。
とっても使いづらくなってしまったので、自ら旧街道マップルートをプロットした「マイマップ」を事前に準備することにした。ちと面倒だが歩くところを予習するみたいな気分でもあったり。使い慣れてない問題はあるんだけども。

それはさておき、約3ヶ月ぶりの旧日光街道、小山宿から再出発進行です。

小山の町ってすごく都会的なのになんか穏やかでいいなぁ。まあ朝早いからこともあるんだろうけど(^^;
ただ、気温表示が朝っぱらから31度を指しててちょっとビビる。

次の新田宿に向かう道は、東北新幹線の高架(高架の下は宇都宮線)の脇の細い道。
路地だなぁ、なんて思いながらも、周囲には意外と言ったら失礼かもしれないけれど、モダンで小洒落た、良く言えばまるでモデルハウスのような(やっかみ半分で言えば工業製品的な)家々が建ち並ぶ。
小山周辺のベッドタウンということなのか、車があれば小山まであっという間だし、小山まで出れば都心だって通勤圏で。これが新幹線の停まる街ってことかな、なんて勝手な想像かもしれないけどね。

#喜沢一里塚 #新田宿 #旧日光街道 #さんぽニスト

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新田宿からしばらくは国道4号を北上するルートだけど、小金井宿の少し手前では並行する旧道を歩く。
なんか歩いちゃいけないようなところ(車両通行止めとかあったぞ)もずんずんと進むと、それはそれはご立派な下野市役所の敷地内に。庁舎の前に置かれた看板によれば、この庁舎そのものが旧道の真上に建てられたもののようで、気持ち的には庁舎内をまっすぐ歩きたかったんだけど、なんとなくはばかられて、外側を回り込んだ。
このあたりで小金井宿は通過したはずなんだけど・・・特にそれらしいものはなかった・・・と思う。

国道と並行する旧道は、それはそれはまーーーっすぐな、いわゆる農道。両側には田んぼか畑。陽射しが厳しくなってきた。ところどころにこんもりとした林があって、ずいぶん助かる。聞こえてくるのはツクツクボウシの声、カエルが田んぼで跳ねる音。ときどきトンボが目の前をよぎる――ただそれだけの道。

確かに単調だったのかもしれない。でも再び合流した国道4号はその比ではなかった。
ひたすらまっすぐ。すれ違う人もなく、店らしい店もない。運送会社のトラック置き場みたいなとこしかない。旧道よりも圧倒的に照り返しが強い。
頭の中で突如『♪ぎーん~いーろーの~はるかなみーち~』と流れ始める。超季節外れだが、夏の日に光るアスファルトは確かに銀色だった、ということでどうだろう。『つらいだろうが頑張ろう』である。

「やべぇ、暑いぞ」

国道352号のオーバーパスの下の日陰でしばし休憩。持ち歩いていた水分もなくなってきたので、やっと見つけた自動販売機で補充。飲んだら飲んだ分だけ汗になる感じだ。

石橋宿に入るところのコンビニでも補給。再出発するときにはトイレの水道でタオルを濡らし、頭に乗せて歩く。
石橋宿も宿場的な風情は何もない。先に進むしかないよねぇ。

北関東自動車道の高架をくぐると宇都宮市に入る。

宇都宮と言えば「餃子でビール」

頭の中はそれで一杯になるが、案外冷静だった。
“がんばらない。疲れたら休む。帰りたくなったら帰る。”この街道さんぽを始めたときに決めたマイ・ルールだ。

自分の身体に問いかける。

体内の温度が上がってきた気がする。足は元気だけど、歩幅が狭くなってきてる。と同時に、呼吸も浅くなってきたような。指先に痺れの前兆がある。

うん、間違いなく熱中症手前だわ。餃子とビールを目の前にしてやめるなんてある意味自分らしくないけれど、これも自分のやり方。

まだ昼過ぎだけど、たどり着いた雀宮宿の雀宮神社にお参りをして、今日はここまでにしよう。何事もなくここまでたどり着けたことにお礼を申し上げて。
神社の前で栃木ブレックスのTシャツを着た少年とすれ違う。BREX応援自販機も見かけた。花屋には幟があった。田臥おそるべし(違)。

今日はここまで。 #雀宮神社 #旧日光街道 #100キロポスト #雀宮駅 #さんぽニスト

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ちなみに神社の前には国道4号線の100キロポストがちょうど立ってた。いい区切りじゃないですか。
家に帰ってから写真を見たら、その100キロポスト写真に100円ショップが写り込んでいることに気づいてちょっと笑う。



今回の行程:小山宿~新田宿~小金井宿~石橋宿~雀宮宿。お昼ごはんは石橋宿のコンビニのイートインコーナーでざるそば+いなり寿司。デザートに某ハンバーガーチェーンの桃のシェイク。Mサイズは大きすぎた(笑)。雀宮駅にはなぁんにもなかったのでおみやげはなし。
ここまでの行程:[1]日本橋~越ヶ谷宿[2]~栗橋宿[3]~小山宿[4]~雀宮宿


2018年8月29日水曜日

【ら~めん】ぺーぱん@横浜・吉野町(2)

鎌倉方面での野暮用――いや、案外重要な用事だった――を終え、特に急ぐわけでもないので横横を使わずに一般道で横浜方向へクルマを走らせる。
R16の磯子あたりで昼を食べてないことに気づき、となると脳内検索するまでもなく、目標は名店「旭川ラーメン ぺーぱん」だ。

ずいぶんお久しぶりな気がします。
ブログに書いたのはなんと7年半前だった。さすがにその後1回ぐらいは来たように思うんだが記憶あいまい(^^;

女将さん、相変わらずお元気そうで何より。「醤油野菜チャーシュー」(1050円也)をお願いして出来上がりまで厨房を眺める。
野菜炒め担当のご主人がいなくって、女将さんが単独対応。
ちゃっちゃっちゃっちゃっという職人技の湯切りは健在で、それだけでほっこりしてしまった。

味はこれぞの旭川醤油。押しの強い醤油に熱々ラードがたまらん。
やっぱこうじゃなくっちゃね。

実はチャーシュー食べたの初なんだけど、なぜ今まで頼まなかったと後悔するほどのお味でした。

ごちそうさま。おいしかったです。また来ます。女将さん、お元気で。
ご主人は食べ終わるころに近所のおつかいから帰ってきた。なんかホッとした。

吉野町交差点(横浜市営地下鉄ブルーライン吉野町駅)から国道16号を南に300mほど、睦橋信号を右に入って50mの左側。

2018年8月28日火曜日

エレベーターに乗って。

エレベーターを途中下車(っていうのか)するとき、すぐに扉が閉まるように“片手で[閉]ボタンを押しつつ降りていく人”っているじゃないですか。

「お急ぎのところすみません、私が降りるために途中階に止まってしまいました。できるだけ早く出発いただけますよう対処させていただきます」みたいなやさしさ、嫌いじゃないです。
俺って気が利くだろ?アピールにも思えますが(笑)。

とはいえ、山縣亮太ばりに0.01秒を争っているわけではないので、[閉]が押されることなく普通に時間がやってきて静かに閉まる、というのでも僕はまったく構いません。僕、おおらかなのです(やや嘘)。

最近気づいたんですよね。

新しいエレベーターって、センサーがかなり優秀になってて、あの「[閉]を押す動作」のときの“扉の内側に残る腕”に反応して、かえって閉まるタイミングが遅くなってるってことに。

古いやつなら物理的に「あっ、何かはさんだ」のタイミングで扉を開けるようにしてたのが、新しいのは「今閉めちゃうと何かはさんじゃう」と閉めるのをやめて開延長、とそんな時間経過。

つまり、あなたのやさしさはアダになってます。残念ながら。

いいじゃないですか、そこまで急ぐこともないでしょ?
ゆっくりいきましょうよ。
ただしトイレに行きたいときを除く。あれは0.01秒を争う。

*  *  *

余談ですが、海外のエレベーターの[閉]ボタンはそもそも機能してないという話があるそうですね。僕はよく知りませんが。

あと、[開]のほうの意匠として、<│> のタイプと │←→│ のタイプがあるじゃないですか(扉を意味する縦線が内側にあるか外側にあるかの違い)。どちらのほうがわかりやすいでしょう?
僕は後者のような気がするんですが。扉を開いた形に維持する、というイメージで。

・・・似たようなことは前にも書いた気がするなぁ。

2018年8月27日月曜日

粘りなき完敗。

オリヴェイラがまたジャッジについて噛み付いてます。気持ちはわからんでもない(いやむしろそう思うけど)ですが、たとえそれがなくても完敗だった気がします。

2018 Meiji Yasuda J1 League #24
名古屋 4-1 浦和●

キックオフからいきなり右サイドを完璧に崩し、橋岡からマイナス気味の高速クロスが興梠に!・・・という超の付く決定機があって、それを逃して以降はすべてにおいて「負け」だったんじゃないかな、冷静に評価すると。
なにせ浦和の得点も名古屋の選手が決めたものだったし(泣)。

わずか1ヶ月前の埼スタでの勝利が夢だったんじゃないかと思うほど、名古屋は強かった。6連勝は伊達じゃない。
この夏に買い漁った(言葉悪くてすまん)選手たちがフィットし、まったく別のチームになってた。結果としてもともとクオリティが高い7番と10番を捕まえられなくなり、デュエルでも勝てず。

浦和のほうもバイオリズムが落ちているような感じ。
スプリントも少ない印象だし、トラップのような小さなところでのミスが積み重なり、それがイメージのズレを呼び・・・結果として、上位に勝てていたときのような「最後の粘り」がまったく感じられなくなってる。

連戦だし、むやみに暑いし、そういう時期もあろう。ちなみに名古屋はミッドウィーク120分戦ってるんだけどね。

ここから再び上げていくには、選手起用を含めたフィジカルコンディションなのか、メンタル的なモチベートなのか。
次の1週間のオリヴェイラのお手並み拝見なのである。メディアに向かってジャッジに噛み付くだけじゃなくて、ね。

・・・周作の頑張りを無駄にすんな。

2018年8月23日木曜日

夏休み邦画まつりです。

今回今さらながらに見てみた映画はは2017年公開の邦画「彼女が本気で編むときは、」「光」の2本立て。
特に意識してたわけではないんだけど、前者がLGBT、後者が障碍者といういわゆるマイノリティ(言葉の使い方が正確ではないかもですが)を扱っている。


「彼女が本気で編むときは、」
ネグレクトによってひとりになってしまった少女が身を寄せた叔父の家。そこにはトランスジェンダーの「彼女」が同居してて。3人での暮らしが始まり、その中でそれぞれの心情が動き始める――って感じのお話。

なかなかインパクトのある設定なのでどうしてもそこに注目してしまうよなぁ。彼女を演じる生田斗真がすごいってのもあるし。
本人の苦悩そのものも描かれるが、それ以上に苦悩の元になるのが周囲。「普通じゃない人」と断じてしまうセリフもあるしね。

ただこの映画は、それだけを描こうとしているのではなくて、家族の、そして人と人とのつながりの物語。
家族にはなれても、母にはなれない――せつない。苦しい。

*  *  *

「光」
河瀬直美監督作品は初めて。「意識高い系」かしらとなんとなく敬遠してた(^^;

視覚障碍者のための映画の音声ガイドを作る女性と、視力を失いつつある弱視のカメラマン。反目していた2人が、次第に心を寄せるようになる。

そこに共通するのが「世界をどのように認識するのか」という点なのかな。

ちょっとリアリティはないようにも思うんだけど、それでもラストシーンにすべてが収斂していくという描写はすごいなぁと。映像はひたすら美しいし。
こちらも障碍者を登場させてはいるし、そこに対する嫌らしい偏見も強烈に描いているけれど、それ以上に人と人との関わりの物語といってもいいのかもしれない。

ま、でもやっぱりちょっと意識高い系な気が(^^;

それにしても水崎綾女は美しい女優さんになったなぁ。ゴーバスターズのエスケイプ役が懐かしいよ(照)。

2018年8月22日水曜日

おかけになった地域では。

発信履歴をスクロールして通話ボタンをタップ。すると。

『現在おかけになった地域ではネットワーク設備が故障している、または相手の通信機器の電源が入っていないか故障していると思われます』

耳慣れない機械音声が受話器――スマホだから受話器って言わないか(^^;――から流れてくる。

最初に疑ったのは自分のスマホ。当然何も問題ない。そりゃそうだ。

次に「おかけになった地域」を考える。何かネットワーク障害とか起きてるのかな?と。
検索をかけてみたけれど、そういう情報はない。
「おかけになった地域」って“僕がいる地域”って意味かしらと、発信場所を変えてみたりもしたけど、さすがにそれはないって(^^;

となると「相手の通信機器」か。

メッセージの内容から推測するに固定電話じゃなくてIP電話なんだろうな。
いずれにしても連絡を取らないわけにはいかないので、よしもう直接行っちゃうかと。

電車を降りて目的地へ向かって歩く。

おや、看板が出てない。夏休みかな。
と、目に飛び込んできたのは1枚の貼り紙。


『7月31日をもちまして、当院は診療を終了いたしました。』

えっ・・・(絶句)

ここは長年お世話になってる歯科医院。閉院の半月前にも来てたんだけど、そのときは先生何も言ってなかったよ・・・。
電話がつながんない理由がまさかこんなこととは、まったく想像してなかった。

こちらにはもう何十年お世話になってたことやら。
ちょっと検索しただけだけど、こんなにブログにも登場してた。

長い間本当にありがとうございました。

・・・にしても、ガチで困った。新しい歯医者さん探さなきゃならないのか。めんどくさいめんどくさいめんどくさい。

2018年8月21日火曜日

100回目の夏、10年ぶりの夏。

特にネタ的な何かがあったわけじゃないけど、甲子園応援は10年ぶりの思い出の1日だから書き残しておくことにしようかと。

試合2日前の朝。同級生から「行こう」と連絡が届く。一番の懸念材料だったアルプス席のチケットは問題ないとのこと。ならば行かない理由がまっっったくない(^^;
帰省ラッシュとも重なる時期だ。急いで新幹線の指定席を押さえた。

新幹線での朝食はゲン担ぎの「カツ」サンド。先月の広島遠征で快勝したときと同じメニュー(サッカーと野球という差はあれど)。
まずは梅田へ。僕以外のメンバーは1週間前の1回戦にも来ていて、そのときと同じ行動を取るということで選択の余地なく昼食はゲン担ぎにて「カツ」丼(笑)。ロースカツ丼とヘレカツ丼という細かいところまで前週と同じだというのだからある意味立派。

時計を見ると甲子園での待ち合わせ時刻まで余裕がある。ということで大阪市内をプチ観光。
まずは大阪駅から大阪環状線外回り。ずーっと扉のところに張り付いて外を見る。ン十年ぶりの車窓。記憶が明確にあるわけはないけれど、京橋、玉造、鶴橋・・・このあたりの風景は「変わってない」気がするのは確か。高い建物がないんだよね。




天王寺で下車。ここは小学校高学年の2年間住んだ街。まあ今回はひとりで行ったわけじゃないし、時間的余裕もそこまであるわけじゃないから「跡地巡礼」はしなかったけど、駅前の地図で「ああここだ」と確認するころまではできた。
かなり、そしてじんわりとした喜びがある。この年齢になって、昔住んでた土地を少しずつ訪れることができてるのはなんかうれしいことだったりするのです。

さて目的の「あべのハルカス」。駅前すぎてちっとも高い建物だとは思えず(笑)。写真を撮ってもなんだか高さにリアリティがない(^^;
が、「行ったことがある」という実績はできた(笑)。通天閣もバッチリ視認。



再び環状線で西九条へ。ここで阪神なんば線に乗り換え・・・ってこの路線のこと知らなかったぞ(^^; あのころにはなかったろ?(適当)
西九条はUSJの玄関口でもあるのか。へー。尼崎で阪神本線に合流、反対側は近鉄奈良線に乗り入れと。へー。



甲子園到着。仲間4人全員集合。歴代優勝校旗前でお約束の記念写真を撮ってからアルプスの並び列へ。
グッズ売り場はすでに棚がガラガラで、待機列はお仲間で大行列で。
前の試合が長引いてなかなかスタジアムに入れなかったんだけど、ある意味歴史的な試合「星陵vs済美」を体感(歓声と悲鳴とどよめきがスタンドから伝わってくるんだもん)したので、これは後々の自慢のタネかなと。



試合のことはまあいいか(涙)。

延長戦もありつつの白熱の1日。観戦した第四試合は予定を大幅に遅れて終了。
帰りの新幹線にはかなりきわどいタイミングではあるものの、梅田に戻って1時間弱の“反省会”はしっかり実施。友人とばったり会った梅田駅ホームで、乗り換えの人波と逆方向に進んでビールまっしぐら。持つべきものは地元飲み屋に詳しい友(笑)。

・・・今度は祝勝会しようね。

東京に向かう新幹線の隣席は、同じアルプスにいたご夫婦で。
「残念でしたね」と話しながら濃密な1日を思い出していたのでした。

僕は君を。

なんとも心に迫ってくるようなタイトルの一冊、長谷川夕「僕は君を殺せない」を読了。

読み始めて最初の印象が「ふわっとしてて」。とらえどころがないというか、つかみようがないというか。
登場人物の関係性とか背景に具体的な像を結ばせないように、あえてそうしているような気はするんだけども。
ふわっとしている理由のひとつは、「ひとり語り」の場面において「です・ます」を使っているからだと思う。ひとりなのに誰かに語りかけているような、なんとも不思議な空間。

中盤に至って全体像は見えてくるんだけど、半分浮いているかのような印象に変化はない。
本屋のPOPでは「誰が君で誰が僕か」なんて書いてあったけど、それはわりとすぐにわかるぞよ。

その感覚が徐々に“居心地の悪さ”になってくる。物語の中に居てはいけない、そういう僕の本能みたいな。

サスペンステイストの物語は、そのままクライマックスに向かうのだけれど、なんと題名でネタバレしてるじゃないか。まさかそんな含みのまったくない題名だったとは、これを選んだ自分の直感にガッカリだ。

申し訳ないが、居心地悪いだけだった。
表題作のほかに短編が2編収録されているが、いずれも響くまでには至らず。同じように心地悪さのほうばかり残る。

2018年8月20日月曜日

負けないのも大切ってことで。

水曜日の天皇杯を見越してか、オリヴェイラにしては選手を多めに代えてきた。
明らかにその影響があって、すべてが後手に回った。ピッチ上の展開も、得点経過も。

2018 Meiji Yasuda J1 League #23
清水 3-3 浦和△

でも負けなかった。3度リードされても3度追いついた。この結果そのものに対してはポジティブにとらえていいと思う。こういう試合でも負けないのって大切。ほぼ90分間ゲームを掌握できなかったんだから悔しいのは相手のほうだ。

青木と阿部が組んだ中盤はちょっと整理がされてなかったかも。
青木・柏木のコンビになって好転したのは偶然ではないだろう。

いやもちろん阿部個人だけが悪かったということだけではなくて。
お久しぶりのアベッカムは眼福でございました。

それだけじゃなくて全体に一歩目が遅かったり、細かいところの精度がなかったり。
やはり夏の連戦の疲れが順番に出てるのかもしれないな。
武藤を左に回すタイミングでマルティノス投入という選択肢はなかったか。あるいは荻原。

勢いに乗れそうで乗り切れない、そんな日々だ。でも、水曜日だけは「勝利あるのみ」よ。
定時ダッシュ+新幹線でも熊谷は遠いなぁ。

2018年8月17日金曜日

巻き戻り行き交うサスペンス。

今回今さらながらに見てみた映画は「ザ・インターセクションズ」です。

交通事故で最愛の母が昏睡状態になり、その原因が義父だと疑わない学生が、酔った勢いでチンピラに義父殺害を依頼してしまう。チンピラと行動をともにするダンサーとの3人によるクライムサスペンスなロードムービーって感じでしょうか。

実は最初に“ひとりレイトショウ”を敢行したところ寝落ちしてしまいまして・・・。「こりゃおもしろくないのかしら」などとも思ったんですが、念のためもう1回頭から見直してみたわけです。そしたら案外(笑)。

おそらくとっつきは悪い映画だと思います。タイムリープではないけれど、画面を2分割して同時に違う行動を取る主人公を描いたり、時間軸を巻き戻すことで展開に意外性を持たせたりすることが多発するので、ちょっと幻想的というか、幻覚のような感じを受けるんですよね。この「幻覚」っていうのもキーワードのひとつになってたりします。

ただその演出手法さえイヤにならなければ、次々に明らかになってくる真実っぽいものにいちいち驚いたりできるわけです。それはもちろんラストシーンまで。
そういう意味では僕はそれなりに驚きを持って楽しんで見終わったかと思います。

ま、ただの金持ちのバカ息子の話といえばそれまで(^^;

『1人を殺すには2つの墓がいる』

何度か出てくる言葉なんですけど、映画の内容との関わりはよくわかりませんでした(笑)。

2018年8月16日木曜日

90分走るウルトラマン。

青木の強烈ミドルがカミンスキーに阻まれ、舞い上がったボールの落下点にいたのはファブリシオ!左足ダイレクトボレーを左隅に叩き込む!!
ちょっとオフサイドかも。VARなら取り消されているかもしれない。青木のシュートが速すぎて副審が判別できなかった説。
ちなみにゴール後のパフォーマンスは「ウルトラマン」――髪型つながりみたいだけど、本人はウルトラマンのことは知らなかったそうな(笑)。ちなみにスペシウム光線を打つときの手は、水平のほうが前だからな。誰か教えてやってくれ。


2試合連続無得点、そしてこの試合も前半無得点だった浦和にとって、大きな大きな先制点だった。前半の試合展開からすると、磐田を崩しきれずに一発でやられてしまう可能性もあった。現に決定機を1つ作られてたし。ホント、このゴラッソは大きかったよ。

2018 Meiji Yasuda J1 League #22
○浦和 4-0 磐田

と思う間もなく追加点はまたもファブリシオ。ポジショニングもゴール前の落ち着き(小さなシュートフェイントが入ってた)も見事としか言いようがない。
ラストパスを出した武藤もすばらしい。得点こそないものの、相手のいやなところに走り込み続けるプレーは数字には表れないけど貢献度めっちゃ高い。
その武藤と絡む森脇も良かったなー。武藤とポジションを入れ替えながら右サイドの起点になり続けるプレーは、まだまだ橋岡よりもレベル高いですねぇ。どちらがいいということではないけども。


ここから先は攻める時間帯もありつつもリスク管理もしっかりしてた(これがオリヴェイラのスタイル)ので、怖さはなくなった。そのリスク管理の中心にいたのは久々先発の阿部。さすがなのです。あべゆとハサミは使いようなのであります(笑)。
特に磐田の選手交代で異物感のひどい選手が出てきてからは磐田の攻撃そのものが形にならなくかったし。勝手にラフプレーして勝手にキレて勝手に転がって・・・何がしたいねん大久保め(怒)。

そうして磐田の気持ちが落ちたところでの3点目は、必殺コーナーキックから槙野!
マークを外されたのに追わなかった大井のプレーが「落ちた」象徴でしたかね。

仕上げは交代で入った荻原のカウンターからのファブリシオ!
90分走ってまだあのスプリントとあのシュートの精度。いやはや恐れ入りました。

ポンテさん、貴方の送り込んでくれた選手は、私たちにとって欠かせない選手になりましたよ・・・。

夏休み最後の夜はいい夜になりました。

・・
・・・

余談ですが、ファブリシオはウルトラマンよりも「そらジロー」のほうに圧倒的に似ているという巷の評判です。

2018年8月15日水曜日

さんぽニストの記憶、2018盛夏。

およそ2年前の夏のこと。一般に目黒川と聞いてイメージされる中目黒の周辺よりも下流沿いを歩いてみた。そのときのブログは→コチラ

そのことを唐突に思い出し、今度は上流域を歩いてみようと思った。
理由?大橋から上流は歩いたことがないから。以上(^^;


今回は「目黒新橋」(目黒通り)あたり――住居表示だと下目黒かな――からスタート。左岸を進んでいきます。


いくら今年が暑いとはいえ、木陰に入ればだいぶ違うね!


中目黒駅ちょっと手前の目黒川船入場から下流方向を振り返る。ここだけ雰囲気が違うんだよなー。


中目黒の喧騒を抜け、ふと静かになる大橋の少し手前、青葉台。多くは語りませぬが、何かと思い出があったりするあたりです(^^;

さて、ここで目黒川は山手通りと交差をします。ちょっと迂回するようにして横断歩道を渡って、再び川沿いに戻りました。今度は右岸を進みます。


巨大建造物現る。
これはもちろん首都高速大橋ジャンクション。この建物の中が高速道路ってわかっててもなんだかちょっと不思議。内側に庭園があるので寄り道しようかと思ったんだけど、日暮れが近い――いつのまにか日が短くなり始めてる――ので先を急ぐことに。


で、国道246号に突き当たるところで目黒川は暗渠になります。この写真だけだとただの橋みたいにも見えるけども。


246を渡って反対側には小川が。もちろんこれは目黒川・・・ではなくて、暗渠の上に遊歩道が作られてて、その横に人工の「せせらぎ」が整備されているものです。都会の喧騒からは隔てられたような空間で、すてきな遊歩道ですねぇ。
ちょうどこのあたりで目黒区から世田谷区に入ります。多くのワンコのみなさんがお散歩をなさっています――丁寧な言葉遣いをしたくなるような雰囲気です(^^;


で、数100メールほどでゴール。目黒川の始まりは、北沢川と烏山川(どちらも暗渠)が合流した地点、ということだそうで。
「ここかぁ」などという感慨はあんまりなかったですけどね(^^;

まあそれでもトータルすると“目黒川沿いはすべて歩いた”ということなので、それなりに達成感は。ええ。
ただしこの日に限ってはちょっとばかり歩き足りないので、北沢川緑道沿いに代沢のほうまで歩いて、そのまま下北沢周辺まで行ってみました。それだけですが。やはり今回もオチのない話になってしもうた。

2018年8月14日火曜日

100回目の夏の終わり。

「終わり」とは書いたものの、「終わり」ってなんだろう。球場から自宅に向かう列車の中でそんなことをぐるぐると考えている。
確かに試合は終了して、勝者と敗者という明確に立場は分かれた。

でも負けたからといって終わりなんだろうか。

もちろん勝者には次の試合があるのだけれど、負けたチームに次の試合はないのだけれど。

この瞬間は「終わった」のは間違いない。でも「次」はきっとある。「明日」はきっとある。



選手たちはよく「感謝」を口にします。
それはすばらしいことだとは思うんですが、ちょっと違う気もしているんです。
あななたちの努力にこちらが相乗りさせてもらっているだけなんだから。こちらこそが「感謝」ではないのかと。

こんなにも熱い夏を届けてくれた彼らと、彼らを取り巻く皆様にこそ、感謝を。
ありがとう。おつかれさま。悔しいけれどすばらしいゲームでしたよ。

願わくば、この勝手に盛り上がって勝手に感動してしまう無責任なおぢさんたちを、またこの場所に連れてきてくれたりなんかしたらうれしいなぁ(はーと)。

このブログは甲子園から帰る新幹線の中で書きました。

#100回目の夏 #甲子園 #高校野球 #ナイター

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2018年8月11日土曜日

鳥栖は鬼門中の鬼門。

とりあえずだ、鳥栖はもはや「方角が悪い」とかそういう「説明できない何か」なんじゃないかね。

2018 Meiji Yasuda J1 League #21
鳥栖 1-0 浦和●

守備的なチームに弱いというか「手段がない」というか。つまりそれはまだまだ弱いってこと。それは認めようじゃないか。
メンバー固定もここに来て辛くなってきてるしね。暑いから。
でもね、そんなときはセットプレーじゃないですか。で、ちゃんとゴールしたのさ。

・・・取り消されちゃうんだもんなぁ。

解説が言うようにGKに対してのファウルなら主審が“もっと早いタイミングで”笛を吹いてると思う。だけどそうじゃなくて、選手たちは副審に対して「ないない」ってアピールに“わざわざ”行ったってことは、オフサイドの旗?ってことなのか???それは誰がどう見ても違うしなぁ。

返せあの1点。

2018年8月10日金曜日

おっさんがキミスイを見た。

高校生の北村匠海が大人になったら小栗旬ではなく東出昌大になるんじゃないのかと思う今日このごろですがいいがおすごしでしょうか。
というわけで、今回今さらながらに見てみた映画は「君の膵臓をたべたい」です。実写版です。ちなみに小説も、もちろんアニメも見てません。

このあと「地上波初放送」とやらがあるそうなので、視聴予定の方は以下お読みにならないほうが吉かと。

死期が迫る中明るく生きる少女と、他人とのかかわりを避けながら生活をする少年の、短い短い恋の季節。
それからおよそ10年後、少年は大人になり、ふとしたきっかけで当時のことを思い出し、思いを馳せ、そして・・・。

設定的にはどうしても「セカチュー」を思い出します。そういう意味では“鉄板の感動作”ということでいいんじゃないでしょうか。

あまりネタバレになるとアレなんですが、少女と少年の“恋の終わり方”はまったくもって予想の斜め上の終わり方でした。こういう驚きが感情を揺すって、感動を増幅させるということもあるのでしょうね。びっくりして泣く。泣くと感動してる気分になる、というサイクルです。ほめてますよ。

青春ラブストーリーというだけならいい歳したおっさんにはさほど刺さりませんけど、いわゆる大人がちょいと立ち止まって振り返って、過去を再認識するというプロットもあったのでちゃんと刺さりましたよ(^^;

・・
・・・

では余談。

少女役の浜辺美波ちゃん、時間経過とともにジワジワかわいく感じるようになった(照)。何より声がいいなぁ。うん、すごく好きな声だ。
それ以上に気になったのは「浜辺美波」という名前そのもの。なんだかすごく昭和な香りがするのは「浜美枝」という文字列を想起するからだろうか。昭和なおっさんなんでごめんなさい。

少年は「クラスで誰も存在に気づいていないような地味な男の子」という設定のはずなんですが、北村匠海、まあ明らかにクラスの誰よりも目立つというか、他校の女子も見に来るぜ的ですよね。
とは言っても、ガチに地味な男の子にすると、主要観客層である女子が許さないんだろうな(笑)。

余談ここまで。

2018年8月9日木曜日

【ら~めん】山頭火@五反田(3)/えにし@戸越(3)

ご近所再訪シリーズ、自分用メモ的2杯。

「山頭火」といえば、旭川らしくないまろやかに炊き込んだトンコツベースのスープなんだけど、「旭川らーめん」(870円也)というメニューがあったので初トライ。

旭川らしい魚介醤油がベース。
ただ、僕の印象だと旭川の醤油はもう少し「尖ってる」はず。が、そこは山頭火らしく、丸くまとめてある、という感じかしら。

旭川かどうかは意見が分かれそうだが、普通においしいですわ、これ。ただ、やっぱお値段高いかも。
デフォで味玉付きとはいえ。むしろ味玉なしで750円希望。そうすると通常メニュー(890円だったかな)よりもずいぶん安く見えちゃうから、あんまりよろしくないんだろうな。

*  *  *

前回宿題にした「えにし」「ラーメン(ミックス)」(770円)の「塩」バージョンを。

はーうめー。これも幸せ~。塩味のスープと海苔の風味の相性が素晴らしすぎる。
「風味満点美味栄養」、これまさに。

2018年8月8日水曜日

たろフェス'18。

去年まで「情熱大陸ライブ」と題して開催されてた夏の野外フェスが「葉加瀬太郎サマーフェス」って名前に変わりましてね(何某かのオトナの事情を感じます)、これまで1DAYだったのが東京公演は2DAYSになって、そのぶん1日の時間は短くなって――おっさんにはありがたい長さかもしれん――出演予定者をじーっと眺め、今年は日曜日のほうに行きましょうということに相成りました。この暑さで2日連続野外とかマジ無理ですから。

葛西臨海公園、ちょー暑いけども海風が吹いててそこそこ心地がいい。潮風なんでね、べたつくわけですよ。なので「そこそこ」(笑)。
ステージ正面の意外にいいポジションを確保できて(正面だったので、ステージ左右の大型ビジョンを見ずともしっかりステージに注目できる位置だった)、水分と塩分とそれからアルコール分(笑)と冷却グッズをスタンバイして開演を待ちます。

以下かいつまんで。

トップバッターはスターダスト☆レビュー。見たかったんだ。ホント見たかったんだよ。
ハスキーな高音という稀有な声が青空に抜ける――でも歌ってるのは「熱中症対策注意事項」。即興なのかしら。驚くと同時に笑うしかないって。根本半端ないって。要さん元気そうで何より。
「夢伝説」→カルピスあるいは氷結→青い空。うん、このシチュエーションにバッチリだ。
そして「木蓮の涙」。俺号泣(T^T)。この一曲でチケ代の元が取れた(^^;

『♪逢いたくて 逢いたくて・・・
・・・あなたを呼んでいる』


今年の竹善さんは、おなじみのユニットSALT & SUGARでの出演。
年に一度、夏休みに親戚のひょうきんなお兄さんに遊んでもらうような感じだなぁなんて思う。安心感もちょっと入って。伝わらないよね。いいのいいの、僕だけわかってれば(^^;

実は矢野顕子は初めて見ました。
想像どおり立ち上がって盛り上がるようなことはないんだけど、意外(と言ったら失礼かしら)と野外に合う。というか、流れる風の中が似合う。ナチュラルっていうのかしらね。
ピアノって観客側に対して横向きに置かれているもんだけど、矢野さん常に首を右に向けて、客席に目配りをしてた。楽しませようとしていたのかな。それがすごく心に残ってる。・・・らーめんたべたい。

さて今回のお目当てのひとり、さだまさし登場。7年前のこのライブは、仲間内では伝説のステージでしたから!
ちなみに当時の情熱大陸ライブはオープニングアクトから8時間ぐらいやってたからな。元気だったよ、俺も葉加瀬さんも(^^;

ご本人も自分の曲を「暗い」とはおっしゃいますが、おそらくは「和む」のほうが言葉としては近いんだよね。柔らかなトークと穏やかな曲。これが染みるわけです。
その究極が、葉加瀬コラボの「精霊流し」。和みすぎて、おっといかん目から汗が。

すっかりおなじみさんのKREVA『♪Have a nice day!』ってリリックだけで一気にテンション上がるように刷り込まれてきたぞ(笑)。毎年思いますが、かっちょいいです。いやマジで。
ちなみにKREVAは、幕間(場つなぎ)でFM908のDJという体でひとりトークコーナーも。これがおもしろいのおもしろくないのって・・超オモロイ。

『♪おもいを、いま、とどけたいー』――「恋人」から始まるおなじみの登場はマーチンさんこと鈴木雅之!ちゃんとスーツ姿!ちゃんと靴はエナメル!!
2曲目に歌ってくれたのは「十三夜」。この曲はこのライブが縁でさだまさしが書き下ろしたってことで、2013年に披露してくれたんだよね。この日は当然さださんに葉加瀬さんも加わってのコラボバージョン。しっとりー。ためいきー。
・・・とオーディエンスをがっつり引きつけてからのぉーー、『佐藤善雄!酒井雄二!村上てつや!、ゴスペラッツ!!』
「め組のひと」からの「ランナウェイ」なんて楽しくないわけがないじゃん。踊るよー騒ぐよーーー(歓喜)。たのしーよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。


そして会場中で歌う。
『♪夢でもし逢えたら 素敵なことね
あなたに逢えるまで 眠り続けたい』

俺、半泣きww

そして今回のお目当てのもうひとり、マッキー槇原敬之マッキー、衣装が実にマッキーで素敵よ・・・。
なんだろうね、にじみ出るハッピーとでも言うんでしょうか。この人の生み出す空気そのものがサイコー以外の何物でもなく。
つまり楽しいのよ。どのぐらい楽しかったは書くまでもないっていうか・・・セトリだけおすそ分け。「もう恋なんてしない」「遠く遠く」「どんなときも。」「世界に一つだけの花」、ラストの2曲は葉加瀬コラボで。サイコーでしょ?

クライラーだよ、マッキー・・。あとオールバックの竹下さんめちゃめちゃカッコイイんですが。

フィナーレはKRYZLER & KOMPANY――3人揃ってのステージは初めて見たけど、ほめちぎる表現が見つからんわ。すんごいぞ――そしてもちろんトリは葉加瀬太郎ソロとして。


ラストの「情熱大陸」で踊りながら思うのよ。
僕さ、毎年おんなじことやってるけど「マンネリ上等。これを踊らなきゃ夏は始まんないよ」ってね。

さあ、この余韻が醒めないうちにカラオケ行くぞ!

2018年8月7日火曜日

ら・ら・らンど。

今回今さらながらに見てみた映画は「ラ・ラ・ランド」です。
大黒摩季「ら・ら・ら」、久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」と並んで、僕の中で“世界三大ららら”と呼ばれています(嘘)。ところでLA LA LANDってどういう意味なんだろ?

最初に書いておきますけど、僕はミュージカルという形式そのものがあまり得意種目ではありません。
その僕が、それこそミュージカルなシーンを楽しんで見ていたということこそが、この映画の魅力のひとつではないかと思ったりもします。ええ、単純に楽しかったです。

物語はありきたりで、男女の唐突な出会いから始まるラブストーリーとすれば、途中の転換点だったり、あるいは最後の展開まで想像の範疇でしかないのに、なぜなんだろうと考えて、ふと思ったことが。

ひとつの主題として“古き良きジャズ”とそれに対比される商業的なポップミュージックが描かれてましたが、そのどちらも否定されていないということ。この「否定しない」というのは、登場人物の生き方そのものに対しても向けられています。

うまく言葉になりませんが、それがこの映画の心地よさにつながってるのかなと。
ミュージカルという手法によって、現代劇が古き良き穏やかな時代の映画風になってたなー。なんてね。

*  *  *

もう1本は「破裏拳ポリマー」
どうしましょ。何て書きましょう。言葉を失っている私なのであります。

何してくれてんねんという感情もあり、そこそこ楽しんでたりする部分もあったり、完全に興醒めしちゃってたり、いやいやガ・・・マンよりはマシだろとも思ってたり。
造形は悪くないけど、格闘シーンが意味わからん、とか。
セクシーな役者さんたちはありがたいのぉと思いつつも、ヤッターマンの深キョンには遠く及ばんと思ったり。

うまく言葉にならないのです。

タツノコ実写化個人的順位表。ヤッターマン>>マッハGoGoGo>>>ポリマー>>>>>ガッチャマン>キャシャーン。ほかにもあったっけか?
文句言いながらも結局見ずにはいられないのだ。人はそれを業と呼ぶ(^^;


2018年8月6日月曜日

誘拐ラプソディー。

あーもーーおもしろーい。いやむしろ、たーのしー!ってほうが近かったかも。そんな荻原浩「誘拐ラプソディー」を読了しました。
浩は「ひろし」です。「ひろ」じゃないです(^^;

主人公・秀吉。借金抱えて仕事も何もかも失って、もはや死のうと思ってて。でも死ねない。そのくだりが延々と続くのがまずもって大笑い(^^;

で起死回生の一手として“思いつき”で誘拐してしまったのが、ちょうど小学校に上がる年齢の伝助。実はボーリョクダン(カタカナにしたのは理由があります)のひとり息子・・。

秀吉は身代金を受け取ることができるのか。そして伝助の運命は。さてさてどうなるどうする。

なんかね、“映画を読んでる”ような気分だった。
コメディ風味のクライムサスペンスってとこかな。ボーリョクダン側の追跡劇。敵対する勢力。そして警察の動向。めまぐるしく動く展開。おまけに強烈に上下する秀吉の感情(笑)。

そして、秀吉と伝助のロードムービー的な要素も入ってる。
キーワードとしては「キズナ」と「約束」。クズ野郎だけどどこか優しい秀吉と高度な教育を受けているけどまだまだ子供な伝助。自然に互いにいろいろなことを教え合う関係になり、そしてそこに生まれる友情のようなもの。
最高潮のクライマックスの向こうにはちょっとした人情の物語もあって。この関係性が実にイイっ!

いやーたーのしー!
イッキ読み、請け負いますぜ。

2018年8月4日土曜日

嵐に追われる男。

こんにちは。自他共に認める「嵐を呼ぶ男」です。ごきげんよう。

浦和レッズのアウェイゲームに合わせて広島遠征をしようというのはずいぶん前から決めてたことではあるんだけど、そんことを知ってか知らずか、直前には西日本豪雨という大災害が現地を襲い・・・。改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
現地に行って何ができるわけでもないんだけどさ、風評被害的に観光客が減っているという話も聞いたし、多少なりとも“落とすものは落としてこよう”と、予定どおり出発することにした。

が、その出発直前。“異例のコースをたどる台風12号「ジョンダリ」”が関東に向かって北上してきた。予想コースは関東で左折、東海道新幹線のルートに沿うように西へ伸びている。まさに異例。

「なんじゃそりゃ」

もちろん気象的な理由は理解した。北側の高気圧とか南側の寒冷渦とか。でも台風が東から西に動くなんてやはり感覚としては理解できない。
まるで僕が移動する後について来るようなルートだ。ここまでくるともはやオカルトだな(笑)。

[#嵐に追われる男]

そうFacebookに書き込んで出発する。
自宅を出るときにはパラついてた雨も、新幹線に乗り込むころにはいったん上がったようだ――この遠征中、傘をずーっと持ち歩くことになったのはこの朝の雨のせい。

走り出してしまえば新幹線は速い。台風が時速30キロならこちとら時速300キロだ。
車窓から見える空は、灰色からどんどん青い夏空に変わっていく。

列車は岡山に入る。見える範囲では豪雨被害は感じられないが、岡山駅に近づいたところで流れる乗り換え案内のアナウンスが、在来線が大きな被害を受けていることを告げる。スムーズに走っている新幹線のほうが異例なのかもしれない。

そして広島は晴天。暑い。僕はビニ傘(日傘にもなりゃしない)を持ちながら市内散策(さんぽニスト本領発揮)。
「迂回」と貼り紙がされたバスが走っている。道路にも影響はあるんだな・・・。


緑の多い公園は、それだけでずいぶん涼しく感じる。そしてこの場所にはやっぱり何か特別なものがある。

山の中にあるエディオンスタジアム。多少気温が低いかと期待したが、ちーっとも涼しくない。むしろ太陽に近いぶん暑いんじゃないか?そんなことを思うほどに。


スタジアムから最寄り駅方向を眺めるの図。やはり市街にスタジアムが欲しいよねぇ。

アウェイサポーターの待機列には日射しを遮るものがほぼなくて、わずかな木陰に多くのレッズサポが真っ赤な日焼け顔で退避するような状態。
暑すぎてビールよりも冷水を欲する。

試合後、宿で天気予報と台風の進路予想を吟味。
やはりジョンダリには「追われてる」と思った。明日にはここにやってくる。であれば。

翌朝は早起き。ジョンダリはすでに兵庫県。まだ雨にはなってないが、追いつかれるその前に新幹線だ。逃げろー。
もともと行く予定にしていた場所があったのですよ。一応。
ちなみにこの朝に広島から関東に向かったレッズサポのみなさん、新幹線組は無事に戻れたようです。


[#嵐に追われる男 さらに西へ]

鹿児島中央行きのさくらに乗る。黒い雲が増えてきたような気がする。

下車後、ヤボ用をすませたところでついにジョンダリに追いつかれた。嵐から逃げるは恥だが傘が役に立つ。すぐに上がってまた傘を閉じたのはナイショだ。

そして夕刻からは、ついに外に出たくない空模様に。ザーザーザーザー。

天気予報はさらに異例のルート、九州を南下するという予想を示している。福岡から熊本、そして鹿児島方向へ。
もしかしてジョンダリってば、僕が新幹線降りたの、気づいてないのかな?

そう、僕が乗ってた新幹線は博多~熊本~鹿児島中央と走っていったのですよ(^^;

じゅびさん、ツイートお借りしました(ぺこり)。

3日目の朝。予想どおりジョンダリは南へ。このチャンスに帰京することにしましょう。

風雨すぎて蝉時雨 高く白く積乱雲



空から見る日本列島は穏やかそのもの。でも河口が濁ってたりするのは台風の影響なんだろうな。
ちなみに羽田到着が25分遅れたのは天候のせいではなくて単に空港の混雑。

以上、この夏の思い出「嵐に追われる男」の記録。

20180728 #ドクターイエロー 上り #広島駅

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2018年8月3日金曜日

覚醒するベイビー・ドライバー。

B-A-B-Y、ベイビー。天才的な運転技術を誇る“逃し屋”の通り名だ。
常にiPodのイヤホンを耳に突っ込んでて、いざ仕事となったら「これぞ」の選曲、それに合わせてクルマを踊らせるように走らせる。

クライムサスペンスには、こういう魅力的なキャラクターが必須ですよね。
というわけで、今回今さらながらに見てみた映画は「ベイビー・ドライバー」です。

真っ赤なSUBARU WRXが走りまくるオープニング。
音楽と映像が見事にシンクロしたワンカットで見せるタイトルバック。

とにかくスタイリッシュで冒頭からのめりこみましたよ。

冒頭6分のWRXのカーチェイスシーンはSonyPictures公式がYouTubeに上げてたので、ぜひぜひ → リンク

内容は・・・サスペンスだし、あんまり書かないほうがいいかな。
ただ、WOWOWの番組内では「覚醒」という言葉が使われていた。

ベイビーの、ハンドルを握る瞬間のドライバーとしての覚醒。
そして大切なものを見つけて目が醒めるという意味での覚醒。

なるほどそういう感じ。うんうん。

途中「俺たちに明日はない」のボニー&クライドを想起させるシーンがあるんだけど(おそらく、あえて)、それを裏切るように物語は展開していく。ネタバレにはなってないよな?

クルマ、音楽、魅力的すぎる犯罪者ども。いやー、おもしろかったぞー!さいこーだったぞー!!
ちょっとWiki見てみたら、音楽関係の人がたくさん役者として参加してた。こだわりですかね。

・・
・・・

本筋とはなんら関係ないんだが、どうしてアメリカのダイナーってとこにはカレシのいないカワイイおんなのこが働いてるんだろ。すばらしすぎる(^^;
日本のドラマだと花屋とかかな。

2018年8月2日木曜日

無失点シーズンダブル。

昨シーズンのチャンピオンから“ダブル”ですぜ!しかも2試合とも2-0という無失点で!こりゃたまらん!12節のアウェイゲームは→コチラ

2018 Meiji Yasuda J1 League #19
○浦和 2-0 川崎

この暑さの中での中3日。しかも先発メンバーは同じ。前節が中止になった川崎に対してコンディション面で圧倒的な不利。不利なのだが。

立ち上がり、電光石火の一撃で先制点ゲット!
岩波のパスも武藤の動き出しも、何よりも興梠の落ち着きもそれはそれは見事なゴール。

そこからは守備の時間が続く――しかも後半アディショナルタイムまで(笑)。

でも前節同様、苦しくても粘れる。
ブロックの構築もどんどんこなれてきているし、バイタルがぽっかり空くようなこともなくなってきてるし、何より動き直しを繰り返す走力がすばらしい。中断期間にずいぶん鍛えられたことが見て取れます。コンディション不利にもかかわらず、運動量(走行距離)は浦和のほうが総じて上回ってたし。
大槻さんに走れと言われ、オリヴェイラに走る素地を作ってもらったのが形になってるのかもね。

そしてもちろん圧倒的な存在感の西川。小林悠の決定機をことごとくビッグセーブ!!
あわや「やらかし」の橋岡を崖っぷちから大救出してくれました。
小林の決定的なのは5つぐらいあったかしら。Not His Dayだとは思うけど、それもこれも西川の存在があったからこそ。ちなみに2つめの決定機はオフサイド+ハンドなのでVARモンですよ(^^;

ホントよく走って粘ったよ。柏木の遅いけど繰り返すスプリントとか感涙ものよ。
そして交代も的確。流れを変えられる阿部の投入、クローザー森脇を早めにしかも橋岡のところに入れ、そして3枚目はどんな状況でも献身的にプレーしてくれる李。2試合連続で決定的な仕事をしたぞ。ありがとうありがとう。

『守備で粘ってチャンスを待つというのも、ある意味浦和スタイルかもしれないなぁ。』ってこないだ書いたんですけど、そういう形で連勝なのです(喜)。

・・
・・・

勝ったから別にいいんですけど。
主審の不安定さというか・・・うーむ。。
あとさ、タックル異常に深いのは解説もありえるって言ってたので百歩譲るとして、それで傷んでてもプレーを切ってくれないのはまだしも、こちらが切ったときはボール返してくれないんだね、川崎さん。
勝ったから別にいいんですけど。

2018年8月1日水曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#60

前にも書いたかもしれないけども、「いやー、最近太っちゃってさー」って自分で言うのはぜんぜんオッケーなんだけども、「あれ?太った?」って他人に言われるとちょっとイラつきますなぁ。

「べつにー。かわってないよー」とぞんざいに答える。

いつと比べてんだよ。そりゃ学生のころからならちょっと、いや相当太ったけども(^^;

【2018年7月期】
トレーニング回数:1回

今月の1回は納得です。何せ上旬はロシア時間(=ワールドカップ)で生活してたから、トレーニングする暇がなかった。というかやろうという発想そのものがなかったし。
下旬はおかげさまでなかなか多忙でして。仕事も夜遊びも(^^;

主要メニュー
いつもどおりよ、いつもどおり。

計測
前月比、体重-0.2kg、体脂肪率+2.8ポイント。
シーズン2開始からは-2.5kgの+2.1ポイント。
そうか、体重増えてないけど「太った」という印象になるというのはこういうことか(涙)。

先月分へのリンク