2018年7月31日火曜日

アウェイで首位撃破。

ファブリシオのミドルシュートが林の手を弾くようにゴールに吸い込まれ、そのままタイムアップ。ゴール裏にいた僕の周囲から口々に「サイコー」「気持ちいい」「今季一番」という声が上がる。
首位を独走するチームに対し、しかもアウェイの場でのこの結果。間違いない、最高だ!

2018 Meiji Yasuda J1 League #18
広島 1-4 浦和○

押される展開にも我慢を重ね、主導権を取り戻し、最後はカウンターを沈めて試合を決する――そりゃ快感だわ!
広島遠征した甲斐があるってもんだ!
市街地に戻った後もサポーター同士すれ違うたびに「来てよかったですね」と言い合ってた。

とは言うものの、前述のように「我慢の時間」があったのは確か。パトリックのヘディングか、ティーラシンのヘディングか、ササショーのヘディングか、どれかが入ってたらまるで逆の結果になってもおかしくなかった。
オリヴェイラの言うようにツキも合ったと思うし、広島は強かった。

パトリックとティーラシンという2つの起点、そこから逆のレーンのサイドハーフとサイドバックが前を向いた形でボールを受ける。起点に対して奪いにいく守備をしてた浦和は完全に後手に回り、危険な形でクロスを入れられる、跳ね返しても後ろ向きの守備だからセカンドボールを拾われて二次攻撃を受ける・・・シンプルなんだけどね、それぞれのポジションの忠実にタスクをこなせる選手がいて。
浦和のDF陣はよく粘ってたけど、後半の前半のあの時間は苦しかったね。
松尾主審の笛ちょいホーム寄りだった気がするし。

その流れをたったひとつの交代カードで取り戻してしまうのだから、まさにオリヴェイラの魔法。

それがあべゆの投入。
後手に回り続けてた中盤で、奪いにいくのか時間をかけさせるのか、その判断がさすがすぎて。次第に広島の攻撃から速度感を削いでいく。

そして1枚前に出た柏木が決定的なシーンに絡んでいく――。
逆サイドからのクロスに対してDFの前に入り込んでPKゲット。
カウンターから意表をつく右足でのクロスをピンポイントでスプリントしてきたウガに合わせる。

こうした展開もすべてあべゆ投入から始まったのだと思う。すごいぞオリヴェイラ。

そして試合を終わらせる森脇投入の形。時間も潰しながらのファブリシオのダメ押しゴール。

もう一度言う。サイコーでした!
守備で粘ってチャンスを待つというのも、ある意味浦和スタイルかもしれないなぁ。

これをいいきっかけにして、リーグ後半戦がんばってひとつずつ上げて行きましょう。
長距離アウェイに遠征して勝つのっていつ以来だろ(苦笑)。

・・
・・・

そして忘れちゃならんのは、『がんばろう広島』
わずかですが、協力をさせていただきました。被害に遭われたみなさまが少しでも早く平穏な日常を取り戻されることを。

*  *  *

と、当日の夜に広島の宿で書いたは書いたんだけど、初代POMERAにはネット機能がないから上げるタイミングがなくてね、すっかり亀アップになってしまいました。という言い訳。
てかもう明日は次の試合じゃないか(過密日程)。

2018年7月30日月曜日

100回目の夏、成就。

『当機の羽田空港への到着は、25分ほど遅れる見込みです。お急ぎのところ大変申し訳ありません』

いやーん、なんてこと・・・。5分でも惜しいのに。

『当機は東京国際空港、羽田に到着いたしました。ただいまよりすべての電子機器がお使いいただけます』

機内モードオフ!速報サイトを立ち上げ!おおおっ勝ってるじゃないか。
乗り換え情報確認。Arrivalから京急の乗り場へ走る。
横浜駅、乗り換え。階段を走る。あ、電車が止まってる。乗り込む・・・桜木町止まり・・・。なんやねん。
結局予定どおりの根岸線で関内駅。小走りに横浜スタジアムに。

「一般1枚お願いします」500円玉を渡してさらに1塁側へ走る。
そうしてやっとスタンドに。まだかろうじて試合途中。8回表、まさに追加点が入るその瞬間だった。

7対1リード。あと少し。
でも、相手は逆転を得意とするチーム。しかも相性はめちゃめちゃ悪くて過去に何度も何度も苦汁を飲まされてきた。このままでは・・・が現実に。一打逆転の場面まで作られた。

2番手投手の制球が定まらない。でもなんか心配してなかった。去年から見てたもん。制球が荒いのは織り込み済み。そんな中ふと見せるキレのいい変化球こそが持ち味。
9回表にはライトに回っていたエースに代打が送られた。スタンドが一瞬どよめいたが、それこそが監督の、選手への信頼ではなかったか。
試合後のインタビューで監督は言ってた。

『簡単な試合にはならないと思っていました』
『リードしていても追い上げられると思っていましたし、エースが最後まで投げられないことも、交代した投手がうまくいかないことも、すべて想定していました』
『だから最後まで選手は落ち着いてプレーしてくれたと思います』

ホームプレート前に並んだ選手とともに歌いながら、うれしくてうれしくて、ちょっと声が詰まるようだったよ。

100回目の夏の甲子園、その出場校に名前を連ねることができた、遠い遠い後輩たち、本当におめでとう。
あまり余計なものは背負うことなく、“お前の野球を楽しめ”という言葉を贈りたいと思います。

キャプテンなんか1年のときから見てるからなぁ。すっかりおとうさん目線だよ。そりゃ涙のひとつも出るわ(^^;

(追記:自分用メモ)
10年前の地区大会決勝
10年前の甲子園参戦 1 2 3 余談


2018年7月27日金曜日

【ら~めん】神座飲茶樓@横浜

高校野球の応援のあと、軽く祝勝会ってことで入る店を探してたんです。酷暑の中の試合でしたので、目標は当然ビール。なのにらーめん屋さんに吸い込まれるあたりが、さすが我々、血管が小麦粉でできております(^^;

ビールがあることを確認してから入店したのは「神座飲茶樓 横浜ジョイナス店」。関西方面では有名な「神座」(かむくら、って読みます)の飲茶も食べさせるスタイルの系列店ですが、個人的には神座含めての初訪です。

「ビールと、餃子と焼売ください」
「ご一緒にらーめんはいかがですか?セットにするとお得です」

メニュー再確認。確かにセットは相当お得。どうせ食べるだろうしね(^^;
ちなみにらーめん単体は760円也。

「ではセットで」

卓上に置かれた“味付きニラ”(本当は味変アイテムなんだが、おつまみにどうぞとオススメされた)をアテにビールをぐびぐびっと飲んで、餃子と焼売を食べてビールをぐびぐびっと飲んで、そしてシメにらーめん登場です。

真っ白の器に表面に少し油の浮いた薄い茶色のスープ、そこに白い麺が泳ぐ。
では真っ白な箸とレンゲでいただきます。

まずはスープ。「おっ甘い!」。これは野菜の旨味と甘みだ。優しいお味です。
らーめんのスープとしては相当にユニークですが、旨いものは旨いとしか言いようがない。
麺もこのスープを味わうためのもののような気さえしてしまう。

柔らかなチャーシューをぱくり。チャーシュー食べてるというよりも「野菜鍋に入ってた豚肉」みたいだ。
しかも、入ってる野菜が白菜なんだもん。やっぱ鍋だよねぇ(笑)。

でね、アテにもしてたニラがね、また旨いのよ、うん。だもんだから途中からスープの表面が緑になるまで放り込みました(^^;

結果として、「豚肉と白菜の鍋をニラたっぷりのつけダレで食べて、シメに中華麺」っていうのを、順番めちゃくちゃに一緒くたに一気に食べたという感じでしょうか(伝わりにくい)。

ものすごく堪能いたしました。ごちそうさまです。


横浜駅西口直結の「ジョイナス」B1の「JOINUS DINING」内。ところで、もう“相鉄”ジョイナスって呼ばなくなったの?

2018年7月26日木曜日

【ら~めん】田中そば店@秋葉原

どんなに暑くとも、熱いら~めんが食べたいという気持ちは変わらない。
というわけで、「田中そば店 秋葉原店」に初訪してきました。

券売機は店の外。ボタンの横に写真があるのがわかりやすくていいですね。喜多方系統らしくチャーシューがしっかりと入ってることを確認した上で基本メニューの「中華そば」(750円也)をポチ。背脂の入る「こってり」をリクエストできるようですが「普通」で。

コの字型のカウンターに座り、オープンキッチンを眺める。厨房は母と息子と姉、みたいなメンバー構成(かなり適当なイメージ)。

カウンターには「特製唐華」と書かれた味変アイテムが小さめの丼にどどどんと入って置かれている。真っ赤なふりかけって感じだ。中華そばだけじゃなくてごはんにも合いますとのことで、これは楽しみですねぇ。

「お熱いのでお気をつけください」

雷文の描かれた器になみなみと注がれた、少しだけ色づく透明感のあるスープはまさに喜多方。いただきまーす。ずずずっ。
お、塩分強めか?もうひと口・・・あ、いやいやドンピシャぴったりの味加減。しょっぱいんじゃなくてしっかりしてるというほうが近い。

平打ちの少し縮れたおなじみのピロピロした麺は、ちゅるちゅるした食感が楽しくて、しかも柔らかすぎないのが絶妙。スープをしっかり持ち上げて、麺とスープの一体感がたまりません。

具材には四角いバラチャーシューが3枚。箸ではさんだだけでほろほろと崩れていく柔らかさー。
そしてメンマ。普通のメンマよりもまず色が濃い。ダークブラウンだ。予想どおりしっかりと味付けがされてて、しかも細めに裂かれているから、食感も味わいもまさしく箸休めとして抜群。ふと顔を上げると厨房の中でひたすらメンマを裂くという作業を繰り返しているおねえさんが。「おいしくいただいてます」と心の中で語りかける(笑)。

なんでもない普通のネギも含めて、ものすごくバランスいいわ。夢中でどんどん食べちゃいます。どんどん飲んじゃいます。
しっかり完食・完飲させていただきました。ごちそうさまでしたー。おいしかったですー。

・・・あ、夢中すぎて「特製唐華」入れるの忘れた(爆)。

JR秋葉原駅電気街口から中央通りを北へ。最初の信号のベルサール秋葉原のとこを左折して最初の角を右折。5ブロックめ(蔵前橋通りにぶつかる直前)右側。最寄は東京メトロ銀座線末広町駅。

2018年7月25日水曜日

ビヨンド・ザ・トレック。

今回今さらながらに見てみた映画は「ビヨンド・ザ・トレック」です。

遺伝子操作によって、身体も頭脳も、さらには感情さえも完璧に作られた進化形人類、通称GCヒューマン(GCってのは、遺伝子操作をやった企業)。ですから、役者さんもそういう見た目な人たちが出てます。無駄に胸板が厚い男子とか、無駄にスタイルのいい女子とか。ユニフォームも無駄に身体に密着しております(笑)。

男女5人の彼らへのGC社からの指令は宇宙の辺境で戻れなくなった輸送船から貨物を回収して持ち帰ること。その貨物こそが環境が悪化する地球を救う物質(コスモクリーナーみたいなもんかな)だからと。

輸送船には、取り残された「旧人類」1人と「人型AIアンドロイド」1体。
さてどうなる――。ざっくりそんな話なんですけどね。

この進化系人類がウエメセでね、なかなかいい感じで腹立たしいんですよ(^^;
まあそういう設定なんでしょうがないっすけど。

このウエメセ感は映画そのものにも滲んでて、トルストイや孫子の言葉などからも引用したセリフ、さらには抽象的なグラフィックアートまで、と設定までもが意識高い系
正直よくわかんねーし、みたいなワタクシ。

舞台はほぼ宇宙船の中オンリーで推移するんで派手さとかはほとんどないですし、少々見る人を選ぶSFなんでしょうな。

え?ワタクシですか?・・・どうでしょ。

2018年7月24日火曜日

ガウガウ。

やっとレンタル開始されたのでのMAN WITH A MISSIONのニューアルバム「Chasing the Horizon」を聴いてます。
買う気はなかったらしい(小声)。

いいっすねー。めちゃめちゃ快感度高い!

シンプルでストレートなのに奥行きが深くてメロディアス。そしてちらちらと覗く最先端っぽさ。

つまりどういうことかというと、かっこいいです(←雑)。

このアルバムの中だと、タイトル曲の「Chasing the Horizon」もいいけど、特に「2045」「Broken People」「Dog Days」とか好きー!

ライブ盛り上がりそうだなー盛り上がるよなー。・・・・と思いつつ、彼らの外見を思い起こしてちょい笑ってしまう(^^;

やっぱあのビジュアルは反則だわ(笑)。ガウガウ。

そういえばバスケ見に行くとアリーナDJさんがときどきマンウィズの曲をかけてくれるんだけど、これがまたアガるんよ。さすが究極生命体。

2018年7月23日月曜日

またまたコーナーキック。

俺たちには“秘技コーナーキック”がある!

2018 Meiji Yasuda J1 League #17
C大阪 1-1 浦和△

猛暑の中、立ち上がりから猛烈なプレッシャーをかけてるくるセレッソに「何考えてんだこいつら」とは思ったものの、監督のことを思い出して「ああそういう監督だった」と妙に納得し、失点してしまったものの「まあ1点ならなんとか」と思いながら冷房の効いた部屋にいたんDAZN。
どさくさではあったものの、トシに得点されたのはちょっとイラっとした。すまん。

例によってオリヴェイラのハーフタイムでの修正がなされたんだろう。
前半まるで取れてなかったセカンドボールが収められるようになって、攻撃に厚みが出てきた。今日も橋岡が右サイドを疾走する。

「惜しいっ」ってとこまでは行くものの、決定機にはなかなかならない。それでもセットプレーが強いという安心感は強烈だ――相手にとっては常に不安感とも戦うことになるんだろうな。

ゴールそのものはお見事。さすがシンゾー!面目躍如!
コーナーキックからの得点はチームとして3試合連続の計6点。その他の得点はなし(笑)。

試合終了後、「逆転できんかったなー」なんて後半の戦いぶりだけを見てて思ったりしてたんですが、遠藤のインタビューで「アウェイで勝ち点1は悪くない」という言葉を聞いてハッと思い立つ。
セレッソは優勝争いをしているチーム。ウチは残留争いのちょっと上で息継ぎしている程度。終盤に追いついた結果そのものを評価しようと思います。
選手交代がちょっと固定化しているのが気にはなりますが。

来週末の首位チームとのアウェイゲームがひとつの試金石になりそうです。

*  *  *

さて、その遠藤航の移籍前のラストマッチ。
勝利で送れなかったのは残念ですが、彼らしく飄々と活躍してくれるような気がします。
この2年半、いっぱい助けてもらいました。ありがとう、がんばってきてね、航。

100回目の夏。

第100回記念の夏の大会、今年も母校の地方大会の応援に行く。僕にとってもこれこそが夏。
全国的に酷暑となったこの日、サーティーフォー保土ヶ谷球場も灼熱と表現したくなる暑さ。
この応援好きがですよ、試合途中で応援席のとこから、屋根のある内野席に移動したのだからその暑さは推して知るべし。

「屋外での運動は中止しましょう」と盛んにテレビで注意喚起されてたのはなんだ。選手は今日も元気に走ってるぞ。エンドランのサイン→1塁ランナースタート→ファウル→再びエンドラン、とループで連続ダッシュ、しかも4回も走らされた1塁ランナーに同情を禁じえない。

暑さとはプレイヤーから体力だけでなく集中力も奪うのか。試合はなんだか乱高下の大味な展開。なんとかかんとか、無事に4回戦を突破。
1~3番の左打者のインパクトは大。下位打線もめっちゃ飛距離がある。去年の秋は守備のチームだったのに、いつのまにこんなに立派になって(涙)。

次の試合からは照り返しも強烈な人工芝球場。何よりも熱中症に気をつけていただき、選手のみなさんがすばらしい成果を上げることを期待するのみです。特にキャプテンは1年生の夏から見てますから、どうにも思い入れが強い(^^;

・・・期待するのみなのです。
だって仕事サボらないとこの夏はもう応援に行けない・・・orz..

2018年7月20日金曜日

兄弟ウルトラ。

ひっでー絵だねぇ。ネットに上げちゃダメなレベルでしょうに(笑)。何度やってもマウスで絵を描くのは難しいです。そもそも丁寧に描いてないですけど(言い訳)。モミアゲがあったことが強烈に印象に残ってます(^^;

この7月から放送の始まった新作ウルトラマン、「ウルトラマンR/B(ルーブ)」。好きですからねぇ、当然見てますよ。

今回のテーマは家族の絆って感じでしょうか。

これまでウルトラシリーズでは「ウルトラ兄弟」という呼び名があるようにウルトラマン同士が強い絆を持つものとして描かれてきましたけど、今回はウルトラマンになる人間が「兄弟」。あにとおとうと。もともと家族。兄弟ウルトラ。

慎重な兄と勢いの弟、この2人が2体の巨人に変身するわけです。で、その性格の違う2人のウルトラマンが協力して怪獣をやっつける、と。これがRとBの間のスラッシュに表現されているのかなと想像しています。
2人の若手役者さん、2人ともどこかで見た記憶があるんだけど、特に調べてはいない(^^;

変身アイテムはクリスタルと呼ばれるコインみたいなやつ。これをカチッと仮面ライダーで言うところの変身ベルトに装着するわけですが、それぞれに過去のウルトラマンの能力が封入?されているというのはここ最近の作品と同一(→「オーブ」「ジード」。戦うごとに能力、すなわちクリスタルのコレクションが増えていくんでしょう。
おもちゃとアーケードゲーム対応です。オトナの事情です。「水」とか「火」とか漢字が書いてあるとシンケンジャーを思い出す世代です。

2人ウルトラマンですから、クリスタルを交換することもできるわけです。これには視聴者のおじさん、「あれ?青がどっち?」みたいな混乱に陥りました。お子さんたちは区別つくんだろうなぁ。

おもしろいぜ、今後に期待しちゃうぜってほどではなく、フツーです。ええ、いい意味で。
半ば惰性ではあるのですが、それでもウルトラマンは見続けなきゃならんのです。大切なことはウルトラマンから教わって、ここまで育ってきたのですから。

・・・それにしても「オレ色に染めあげろ!」っていう決め台詞がウルトラ恥ずかしいのは私だけ?

2018年7月19日木曜日

先ちゃんの展覧会。

銀座で開催されてる『江口寿史 イラストレーション展[step]』に行ってきました。
Twitterには上げてあったんだけど、流れてっちゃうので、個人的な外部記憶としてここにも書いておきます。

画集「step」の発売記念と銘打たれた展覧会で、金沢での「彼女」展に行けなかった身としてはどうしても行きたかったわけです(金沢21世紀美術館行けずに画集買った話は→コチラ。今度は近いし(^^;
ちなみに、「似顔絵サイン会」の企画にも応募してたんですが、こちらは全力でハズレました。倍率10倍以上だったとかなんとか。残念。

会場のスパンアートギャラリーは、いわゆる画廊なのかしらね、特に広いスペースでもなくて、普通に絵を見るだけなら数分あればOKな面積。
でも、1枚1枚の絵の、全体像を眺め、ディテールを見つめ、もっかい全体を眺めて、そんで小さくため息ついて(笑)。なんだかんだで30分以上は滞在したかもです。

貼り出されていたご本人の解説によれば、江口センセのイラストは、下書きからペン入れまでがアナログで、そこからデジタルでの修正・着色を経て完成となるそう。

その意味では“完成品の原画”というのは物理的に展示できるものとしては存在しないということになるのだけど、その手前のアナログのところの“手書きの原画”を見ることができたのは、それはそれは素敵なことでございました。眼福ってのはこういうことを言うんでしょうね。
下書きでは予想以上に細かく線を描いていること。何度も何度も修正を入れた跡。明らかに書き直している箇所。書き直しているうちにサイズすら変わってしまったものも。どれもこれももう・・・。

「ほうっ」(←小さなため息)

で、その“完成品”が販売されてました。考えてみたらギャラリーですからね、あたりまえですわね。

オリジナルはデジタルデータなので、複製画といっていいのか、デジタル版画とでもいうのか、美しく印刷されたものはすべてがオリジナルとも言えるのかもしれませんが、しかも直筆サイン入りで。

画集「step」に掲載されていないやつもありましてね、これがまた美しいのよ。なんて美しく女性を描くんだろうか、先ちゃんたら。
吸い込まれるように見入っているうちに「欲しい欲しい欲しい」と購入欲求が湧き出てくる。

お値段1点、さんまんえん。消費税込みで32,400円。およそ81ホッピーセット
でも高いとは思えないんだよね。次にもう一度足をギャラリーに足を踏み入れたら「これください」と口にしてしまう予感ありあり。ちなみに会期は今週末7月22日まで(^^;

↓物販で千葉パイレーツのTシャツ、ゲットしたぜ!

おかえりJリーグ。

2ヶ月もの中断期間を経て、Jリーグ再開です。定時ダッシュで埼スタヘゴー!

ロシアは熱かったが、さいたまは暑かった!
夜になって少し気温が下がった(といっても30度は軽く超えてたらしいが)せいもあるのか、まとわりつくような不快感たるや。この条件じゃ選手ができることは少なくなるよなぁ。

2018 Meiji Yasuda J1 League #16
○浦和 3-1 名古屋

そんなときこそセットプレー!省エネ(笑)。
なんとコーナーキックからのヘディングで3得点!遠藤・槙野・遠藤!さすが日本代表!w
先週の天皇杯もコーナーキックで2得点。なんと2試合5得点、すべてコーナーキック!・・・なんかスゴイ。

先週の天皇杯と先発メンバーは同じ。システム的には3-4-2-1かな(ブロックを作るときは5-4-1)。オリヴェイラは代名詞の4バックではなく、3バックのほうを基本形として採用した。

守備においてはまずは前に圧力をかけるやり方。追い込んで奪いたい。食いつくというか、デュエルというか、そんな感じ。ただ立ち上がりこそ勢いがあったものの、やはり長くは続けられず、ちょっと遅れたりかわされたりでリズムを維持できず。

なんとなく名古屋ペースでダラダラと時間が経過していたけども、35分すぎにやっとこチャンスの形が連続で出てきた。マルティノスのハードワーク(!)が効いてたよ。

「よし、この流れのうちに取りきってしまえ!」

とか願ってたら、ホントにセットプレーで取りやがった!(歓喜)
この試合運びっぷりは「どこの鹿島だよ」と・・・・思いきやたった1分のATを守れず。やっぱり浦和だ(自虐)。同点で前半を終える。
スクランブルになったときの「バイタルぽっかり」はこの場面だけじゃなかったからなあ・・・後半このあたりを修正したよとオリヴェイラは言ってましたが。

全体の運動量が落ちてくる後半、こうなると武藤の運動量が目立ってくるのだから不思議というか、代えのきかない選手だなと。
一方で落ちてきたマルティノスに代えて、攻撃の駒として最初に投入されたのは荻原。いやー完全に信頼を得ましたな。
勝ち越し点はその荻原がPA内で勝負して得たCKから。いいじゃないか。

3点目(この遠藤のゴールは美しかった)が入り、名古屋の運動量が落ちてしまえばもう大丈夫。前半みたいな危ないこともなくなってしまった。
4点目を取りに行け~みたいな声援も飛んでたし、現にチャンスもあったんだけど、まあこの状況で無理をする理由はないですな。バックパスが出ると拍手が起こる埼玉スタジアム(^^;

最後は興梠を下げて森脇投入してゲームを終わらせに。こういう采配ができるのがさすがオリヴェイラ、と思ったりします。森脇は3ボランチの右みたいなポジションにいた気がする。

終わってみればなんだかんだで走ってたのは浦和のほうだったかも。これは続けていきたいですね。

・・
・・・

ところで西川のロングキックのターゲットはすべて橋岡。サイドから少し内に入りながら競る。けっこうな確率で勝てるのだから起点としての働きは最高だ。へろへろになっても「若いんだから飛べや」と言われているかのようで。がんばれがんばれ。

やっぱり埼スタはいいなぁ。今度はもう少しゆっくりと 飲みたい 楽しみたい。

そうそう。槙野の髪型変わりました!
皆様におかれましては超ご不要な情報かと存じますが。

2018年7月18日水曜日

仮面病棟。

帯に「第1位」と大書きしてあった。それが購入のきっかけになった。が、よくよく細かいとこまで読んでみると「全米第1位」的な言い回しだった。別にいいけど(^^;

知念実希人「仮面病棟」を読了。

拳銃を持ったピエロの仮面を被った男。ピエロはコンビニ強盗して逃走、途中で女性を撃ち、その女性を拉致して深夜の病院に侵入してきた。

ピエロの最初の要求は「この女を治療しろ」。

治療にあたったのは夜勤バイトでやってきた若い医師。
その医師と拉致された女性、院長、2人の看護師、そして65名の入院患者が人質となり、ピエロは篭城を始める。

わざわざ治療のために病院に?ピエロの不審な行動が意味するものは。真の目的は何だ。

・・・っていう感じのお話です。閉鎖空間ミステリーとでもいうのでしょうか。

わりと早い段階で、この病院の「秘密」はわかりました。えっへん。
そして黒幕というか、犯人というか、そういう人物も。えっへん。

ただ、そこに横たわっているはずのトリックがまるでわかんない。巻頭に掲載されている病院の見取り図をくり返し思い浮かべ、登場人物の行動を思い起こし・・・うーーーん。

・・
・・・くっそー、そういうことだったかー。気づかなかったぜー。
実はこのブログにもヒントを書いたりしている(笑)。

2018年7月17日火曜日

【ら~めん】ぶぅさん@戸越

さんぽ圏内の新店、「ラーメン ぶぅさん」
「豚です」と言わんばかりのこの店名、そして黄色い看板。ご想像のとおり“インスパイア”です。
いえね、最近ちょっと野菜不足が気になってましたので、野菜を補給すべくお邪魔してきました(笑)。
この店の場所は以前から何軒からーめん屋さんができてはなくなったりする場所なんですが、こういうコンセプトが明確な店が出来たのは記憶にないです。


外から見た限りでは歩道に背を向けるカウンターだけのお店かと思いきや、扉を開くと奥にテーブルがあったりと席数はそれなりにある。満席になったら2人の店員さん(ご夫婦かな)ではさばくの大変だろうなぁ。

券売機で購入したのは「ラーメン」(750円也)、麺量は250gとの表示がある。まあ普通だな(笑)。150gの「小」ってのも一応ある。

「トッピングはどうしましょうか?」

この店が新しい?のは、10種類の無料トッピングの中から3つを選ぶ方式だということ。その10種とは、「野菜増し」「特製生姜」「味付き脂」「きくらげ」「刻み海苔」「コーン」「葱」「玉葱」「高菜」「鰹節」。

えーっと野菜と玉葱、あとは・・(悩)・・コーンでお願いしまーす。
野菜不足の解消のためだから当然のセレクトだなっ!(←しつこい)

「かしこまりました。少々お時間いただきます」
この「お時間」って厨房がパニックになってるからじゃなくて、単純に茹で時間がかかりますよ、の意。実際大して待たなかった。こういう接客は気持ちいいです。

さて配膳直前に玉葱とコーンがそれぞれアルミのカップ――フルーチェとかプリンとかを家で作るときの1人前サイズのカップみたいなやつ(昭和な表現、伝わったかしら)――に入って出てきました。

「ニンニク入れますか?」

はい、お願いします。

野菜は丼にどーんですね。思ったよりも量はあります。ライトな店なら「マシマシ」って言わないとならないぐらいかも。

玉葱とコーンを乗っけて、ではいただきまーす。まずは当然野菜から。だって麺もスープも見えてないもん(笑)。

あ、おいしー。茹で加減絶妙。シャキシャキ感あるわー。キャベツもそれなりにいっぱい入ってるし(^^;
味もしっかりしてる。ちょっと上にタレ(いわゆるカラメ)がかかってるのかも。

次に麺。固い(笑)。歯応えワシワシ。正統派ストロングスタイル!(意味不明)
食べ進むうちにあごに疲労が溜まる、好きなタイプですぅ。

豚もガッツリとブタです(伝わりにくい)。噛み応えもしっかり、かといって筋張った固さじゃない、まさにブタなのです。これも好きー。

さあ、ガツガツ食いますよー。

ちょっとスープ飲んでみます。
あんまり乳化してなくて、タレが前に出てくる――ちょっと僕にはカラメに過ぎるかなぁ。野菜を食べるにはちょうどいいんだけど、スープ単体で飲むにはちょっとためらいが。感覚的には「カラカラ」です。

もしかしたら「味付き脂」を入れるとバランスいいのかもしれないなぁ、それとも生姜かなぁ、なんて思いながら、スープの底に沈んでいった玉葱とコーンを一生懸命サルベージ・・・それも最後は断念。

総じておいしいのだが、スープのタレの濃さだけ。
まあこの系統はブレも味のうちだからな、今回だけで評価しちゃいかんわね。要再チェックや。

国道一号線(第二京浜国道)の戸越三丁目交差点から川崎方向に200mほどの左側。下り線沿い。
タイトルに@戸越ってしたのは住所が戸越5丁目だからだけど、最寄は東急池上線荏原中延駅か東急大井町線戸越公園駅。都営浅草線戸越駅と中延駅からはそれぞれ5~600mぐらい離れてる。


2018年7月16日月曜日

【Russia2018】FRA v CRO[Final]

フランスおめでとう!クロアチアお疲れ様!

2018 FIFA World Cup Russia FINAL
FRA 4-2 CRO

表彰式がなかなか始まらないので我慢できずに寝てしまった。夢の中で、なぜか吉田麻也が青いユニフォームでクロアチアの最終ラインに入ってて、2失点に絡んでた(苦笑)。

強かったよフランス。もうホントそれに尽きる。ちょっと腹立たしいほどに強かった。
卓越した個人能力と個性、そこに若さと経験が同居する選手たち。徹底的に勝利することにフォーカスできる戦術眼と采配。優勝に値するチームであり、選手であった。ポグバとエムバペのゴールも鳥肌モンだったけど、起点になり続けたグリーズマンの存在感はヤバかった。

だがクロアチアもまたすばらしいチームであった。明らかにコンディションが整っていない不利をものともせず例によって息のあったコンビネーションで走り続け攻め続ける、心揺さぶられる、応援したくなるチームだった。

結果ほど両者の差はなかったとは思うけど、結局最後までクロアチアは弱点とされたセットプレー時の守備が修正できてなかったのかな。
そして決勝トーナメントに入ってからさほど目立ってなかったVAR判定からのペナルティが命運を分けたかも。少なくとも肉眼ならあのハンドは吹けなかったと思うんだよね。あれが引き寄せかけた流れを手放す結果になったのは、クロアチアにとっては不運(反則は反則だけども)だったかなぁ。
ベンチの「層」はフランスのほうが圧倒的だったかな。

でもそんなクロアチアにとっても、モドリッチがMVPになったことはすばらしい結果であったと思うし、試合後のサポーター前での円陣にはちょっと涙でそうでしたわ。

やはりワールドカップは祝祭。

どちらのチームに対しても最高の賛辞と祝福を。

2018年7月13日金曜日

雨の日は会えない。晴れた日は君を想う。

ナイトクローラー」をはじめ、ジェイク・ギレンホールの出てる作品は間違いないという個人的な思い込みがあります。というわけで、今回今さらながらに見てみた映画は「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」です。

エリート金融マン(投資銀行みたいなとこかな)のデイヴィス。ある日突然事故で妻を亡くすのだが、それに対して感情が動かない自分に気づく。

自分を見失い、自分の周囲のものを人間関係も含めてすべて“破壊”していくことで、自分を発見しようとする。
一方で、自分の心情を吐露する手紙をしたため、それによって生まれる新しい関係性に突き動かされる衝動もあって。

破壊、発見、そして、最後に認識する自分の心の内とは――。

ちなみに原題は「demolition」、破壊。こちらのほうが直接的ではありますね。
邦題は、メモ魔?であった妻の遺した、小さな小さなメモから取られています。ニュアンス的にはタイトルにするにあたりあざとく改変してあるみたいですが、デイヴィスにとっての「認識」のキーになっているという意味では重要なポイントのひとつだったりもします。


僕個人としては、こういうちょっと考えさせられる映画って得意分野ではないはずなんだけど、不思議とすっと入り込んできた。
デイヴィスみたいなことはたぶん全然しないしできないし「なんやねんこのイカレたセレブは」みたいなことも思うんだけど、どこかでわかる気がしちゃってるんだ。

ラストのどこか夢オチみたいな不安定さもまた、心のどこかで納得してたり。

・・・感想を書くよりも、心の中に留めておきたい、そんな感じの映画でした。(←ならブログ書くな、というツッコミ、お待ちしてますw)

2018年7月12日木曜日

【Russia2018】CRO v ENG[SF]

紅白対決!
市松か十文字か。

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Semi-Finals
CRO 2(1ext0)1 ENG

今大会、セットプレーに比類なき強さを見せるイングランド。それに対してセットプレーでの失点が目立つクロアチア――とか考えてる間もなくそのセットプレーからイングランド先制!直接FK!開始わずか5分!
守備云々はまったく関係ないそれはそれは見事な弾道。こういう試合でいきなりアレを蹴るんだから、世界ってばどんだけなのよ。

時間帯が早かったこともあって、黒ユニフォームの黒アチア(爆)には特に慌てた様子は見えない。が!
前の試合から中3日、しかも2試合連続の120分ゲーム。蓄積された疲労のせいか、得意のパスワークにキレのようなものが感じられない。それどころからしくないミスが多発。
それを奪って前への圧力を加え続けるイングランド。
その結果として奪えたセットプレーはほぼ勝てる――イングランドの思惑どおりに試合は進んでいく。
サウスフィールド監督がバスケのNBAから、セットプレー時のスペーシングを学び、サッカー版ピック&ロールみたいな形で作り上げたみたいな話はあちこちから流れてきてる。細かいところはわかんないけど、なんかナルホドである。

現「非公式サッカー世界王者Wikiへのリンク」クロアチア、このままなすすべなく・・・なんて思い始めた65分!唐突に同点ゴール!右サイドからのクロスにペリシッチ!大外から2人のDFの前に入って左足アウトを合わせた!!超レベル高いシュート。

不思議なもので、ここからクロアチアにエネルギーが湧いてきた。
「サッカーは120分ですから」ぐらいの余裕すら感じられる。運動量が上がり、パスがつながり――。そして交代枠をすべて残したまま延長へ。

109分、混戦の中でイングランドDFは、ほんの一瞬、ボールウォッチャーになってしまい、マンジュキッチの動き出しに遅れをとった。
コースに身体を入れてDFの動きを遮り、タイミングを少し早めたシュートでGKの横を通す。技術が凝縮したような数秒間。さすが世界のマンジュキッチ!

そこからの10数分間も熱かったね。ゴール前に入ればイングランドは何かが起こせそうな空気は漂わせてたから。
ただここに至り、なかなかシュートまでいけない。そしてタイムアップ。

いやー、互いに自分のストロングをぶつけ合った好ゲームでした。

・・
・・・

よしっ、これで心置きなくクロアチアを応援できるぜ(笑)。
でも、120分3連戦のあげく、決勝までの休養日も1日短いんだよね。フツーに考えるとフランスがコンディション的には有利だけど・・・特に先制点はやりたくないけど・・・延長までいけば当然クロアチアだよね。

Twitter上で『決勝のフランスはハンデとして10kmマラソン走ってから戦ってほしい』という投稿を見ましたが、ホントにコレな。

*  *  *

ワールドカップも佳境だというのに、こっそり国内では試合もあって(笑)。日本代表メンバーだった槙野と遠藤はもう公式戦出場。
キャンプに行ってない2人を先発させるのもどうなんだろう。

かろうじての逆転勝利。「アルウィンの悲劇再び」にならずによかったよかった。

マウマウが2得点でマウマウマウマウ。

2018年7月11日水曜日

【Russia2018】FRA v BEL[SF]

三色旗対決!
青白赤か、黒黄赤か。

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Semi-Finals
FRA 1-0 BEL

互いに縦にスピーディな攻撃が持ち味な両チーム。早いだけじゃなくて決定的な仕事ができる選手もいて。
切っ先を突きつけあうような緊迫感がヤバかった。前半は

互いに可変するシステム、それに対応しさらに変わっていく互いのシステム。一瞬たりとも目が離せない緊張感。前半は

・・
・・・

後半、セットプレーでフランスが先制した時点で試合は一変した。
フランスはカウンターすら放棄するような6-4-0のシステムでの守備。ルカクを筆頭にベルギーの前線の選手を「消す」ことに専心してゲームを壊しにかかった。
ボールを持てるグリーズマン、推進力のあるポグバ、そしてもちろんエムバペ。これだけの選手を持ちながら――フランスはイヤらしいまでにリアリストだった(←あんまり褒めてない)。
ベルギーにも工夫が足りなかったとはいえ(攻め手はアザールのドリブルのみ)、ちょっと後半は見どころ少なく――。

勝ったのは青白赤。

「決勝戦はつまらない」とはよく言われることだけど、準決勝もそこそこアレだったわ。

まるで岡崎のように泥臭く走り続けて結局点が取れなかったジルーが個人的MOM。

2018年7月10日火曜日

シャドウとホドウ。

タイトルをカタカナにしたのには意味はないけど「しゃどう」を変換しようとしたら「影」が出てきたので(^^;

車道と歩道。
「自転車は基本車道だからね」と広く告知された件。あの後、僕の“歩く”街では「この歩道は自転車オッケーよ」と明示してある(つまり標識が出ている)歩道が増えた気がする。いや、もともとそうなってたのに気にしてなかっただけかもしれないんだけど。

あたりまえだけどそこでは人と自転車が共存することになる。
自転車来んなよ、とかそんなことを思っているわけじゃなくて、非常に個人的な話をします。
まあいくら歩道オッケーでもロードレーサーみたいなヤツが走ってくると少々むかつきますけども。

自転車オッケーの標識だけじゃなくて、人はこっち自転車はこっちね、と歩道自体が白線や舗装の色なんかで2つに区切られてるとこも多くなってきてる。

2分割すると車道側に自転車、建物側が人、たいていはそんな風に区切られているんだけど、意識してないと逆を歩いちゃうんだよな~。
つまり僕、建物側ではなくて車道側歩いていることが多いの。

で前から自転車がやってきて、「ああしまった僕が自転車側を歩いてるわ」と認識する。
「ごめんなさーい」とは思うんだけど、急に歩行レーン(?)を移すと自転車の人も困るだろうからそのまま直進しちゃうけど。
後ろから自転車がくるケースは、びくってしちゃうだけでどっち歩いてるとか意識してない(^^;

進行方向右側の歩道を歩いているときも、進行方向左側の歩道を歩いているときも、気づくといっつも車道寄り。

なんでなんだろ。

たとえば建物の上から何か落ちてくるのが怖いとか。
たとえば車道寄りのほうが視界が広く感じるとか。

いろいろ考えてもピンと来ないなぁ。

・・・とそんなくだらないことを考えながら今日も歩く“さんぽニスト”なのであった。

2018年7月9日月曜日

クロカンスキーを読む。

実は本屋で見かけたとき、表紙とタイトルを見た段階では「ノルディックコンバインド(複合)」かな、と思ったですよ。これまでもオリンピックやワールドカップの舞台で結果も出てる日本国内でもそこそこ有名な競技ですし。さらにいえば「ルール変更」の影響があった競技としても認識されてますからね。

それがなんとクロスカントリースキーが題材とは!!マニアックというかチャレンジャーというか(^^; 喜んでるんですよ、僕。
これまでも陸上ロードレースの世界などを描いてきている作家さんですから、冬の長距離種目がどう扱われるのか、期待が膨らみます。
というわけで堂場瞬一「ルール」を読みました。

竜神真人。オリンピックゴールドメダリスト。
ケガによって引退をして2年。その竜神が突然競技に復帰をするという。
高橋大輔(こちらも一応ウインタースポーツだ)が復帰するというニュースが流れてきたとき、まさに読んでた。

理由は、わからない。

同級生で新聞記者でもある杉本がそれを周囲への取材によって一歩ずつ探っていく。
ゴールドメダリストの復帰に周囲は沸き立つだけでなく、困惑も抱えていて。

と、ここで気づきました。
これまで堂場さんのスポーツ物といえば、競技者の競技中の感覚を微に入り細に入り描くことで迫力を感じさせてくれてたんだけど(たとえば水泳を描いた「水を打つ」を読んだときに僕は『「競技中の感覚描写」はすごくって、こっちの頭の中も大汗』と書いてます)、今作では語り手である杉本記者が著した「未完の伝記(タイトル:ハードバーン)」の内容が競技シーンになる。つまり競技者の目線ではなく観る側の視点だ。
今回の場合は競技者自身に謎があるわけで当然とはいえ、ちょっと新しいなと思ったり。それでも十二分に迫力の50kmだ。
スーパースケーティングなんて言葉で出てくると他人事ながらちと嬉しい。

取材の中で見えてくる竜神の真の目的とは。そして「ルール」とは――。

どの競技のそうだはと思うんだけど、特にウインタースポーツってやつは、まぁしょっちゅう大きくルール変わるような印象がある。有名なとこだとスキージャンプもそうだし、たとえばアルペンスキーならサイドカーブとか。フィギュアスケートなら採点基準なんかもそうか。
ただでさえ相手が自然なのにそれに翻弄、とまでは言わないけど、右往左往させられる選手はたまったもんじゃないだろうなぁ。

でもそれに打つ勝つというか、飄々と乗り越えてくる選手もいたりするんだよね・・。

・・・「ルール」とはそういう話ではなかった。

もうちょっと根源的なルール。勘のいい方ならおわかりかと。

その背景にあるのは無責任な期待と重圧なのか。あるいは別の。
やがて本人の言葉として語られる真の目的。そして“胸が締め付けられる”ようなラストシーン(涙)。
堂場さんらしい、ある意味でロマンティックなエンディングだ。

すごくせつなくてせつなくて。
だけどこれがもし現実だとしたら――でも、でも、ルールは「ルール」。ルール違反を僕は認めない。

・・
・・・

とはいえ、きっかけは何であれクロカンに興味を持つ人が増えたらいいなぁ。
僕自身もクロカンスキーでさんぽ、してみたいとここのところ思ったりしている。本格的にやりたいわけでは断じてない。

2018年7月8日日曜日

【Russia2018】RUS v CRO / SWE v ENG[QF]

おそロシア!
最後まで“勇敢”(©解説の石川直宏)な戦いを続けた。負けたわけじゃない――。

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Quarter-Finals
RUS 2(3pso4)2 CRO

開幕からずっと続けている“オールコートハイプレス”。そこからの一気呵成の速攻――あの巧さを誇るクロアチアのパス回しにミスが出てしまうなんて。そして“ラッキーボーイ”シェリシェフのゴラッソで先制!!おそロシア。
延長に入ってリードを許し、それでも残り数分で追いつく粘り腰!!おそロシア。

PK戦でもGKが止めた本数はロシアのほうが多かった――ただ入った本数はクロアチアが上回った。

両チームともに走れなくなってから、また走る。まさしく死闘。ベストマッチのひとつ。

*  *  *

無理にボールホルダーに寄せて抜かれたりファウルしたりするぐらいならクロスは上げさせていい。中央で跳ね返すから。
ボールを奪っても無理に人数をかけて攻撃しない。優先すべきは次の守備。
そんなふうにゲームを塩漬けにしてしまいたかったスウェーデンにとって、前半のうちにセットプレーで失点してしまったのは誤算も誤算、予定外の想定外だったろうな。

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Quarter-Finals
SWE 0-2 ENG


興奮度が上がらないゲームというのは、スウェーデンの思惑の中だと思うんだけど、見てる側としてはどうもね。眠かったよぉ。

2018年7月7日土曜日

【Russia2018】URU v FRA / BRA v BEL[QF]

やっぱフランス、強いぞ!

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Quarter-Finals
URU 0-2 FRA

立ち上がり、ウルグアイが強烈なプレッシャーをかける。フランスのすべてのパスを引っ掛けてやる、そんな意気込みが伝わってくる。ここで1点がウルグアイに入れば展開は当然違ったんだろうが、フランスは特に慌てた様子はなかった。「そんなん続くわけないじゃん」みたいな。

その余裕は1点目のセットプレーで形になる。キッカーのグリーズマンがフェイント→ウルグアイのラインが下がる→空いた手前スペースでヘディング!
この緊迫した試合の中、「ここであのデザインされたプレーが出せるのか」と!

2点目はもはやマンガ。ゴールキーパーの手を吹っ飛ばすなんて!グリーズマン恐るべし。

まあでもチームの中心にいたのはカンテだろうな。最初のウルグアイのハイプレスを押し戻したのも、パワフルなアタッカー陣に対しボールを渡さない絶妙のポジショニングと危機察知能力。僕の中でのMOM。
結果DFは最後まで堅牢であったし――返す返すもカバーニのケガが残念――内容も伴ったフランスの完勝でしたな。

*  *  *

やっぱベルギー、強かったぞ!

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Quater-Finals
BRA 1-2 BEL


あんなにうまくて強い連中が、しっかりと攻守にオーガナイズされてて――特に守備については日本戦よりもさらにさらにレベルが上がってた気がする――隙らしい隙はなかった。
そこから繰り出されるカウンター。ルカクとアザールが左右に開いて相手DFを広げ、その中央をデブライネが持ち上がるという、思い出したくもない(笑)形を基本としながらも、状況に応じてさまざまな縦に早い攻撃が繰り出せる。
ルカク→デブライネという2点目は、ブラジルサポーターの目の前を真っ暗にしたんじゃなかろうか。わかるぞその気持ち(^^;

ここまで最多得点のベルギーと最少失点のブラジル。鉾のほうが上回った。

クルトワもすごかった。すごかった、なんて陳腐な言い方だけど、それ以外思いつかない(^^;
日本はよくあのGKから2点も取ったな・・。こんな日がクルトワ!すみません言いたかっただけです。すいませんすいません。

それでも1点返せたブラジルも強いんだけどな。ネイマールのワールドカップ、ここで終わる・・・次回も出るよなきっと。この試合は倒れてもファウルは吹かれませんでしたねぇ。まあしょうがないな、そういうムードだもん。

さてどれがだーれだ??


2018年7月6日金曜日

初恋。

初恋か・・・。ブログのタイトルとしては相当にこっぱずかしいですぅ。それはさておき。

かのメガヒットアルバム「First Love」から20年、宇多田ヒカルのニューアルバム「初恋」のCDを予約までして買っちゃいました。

あのボーカルとあのメロディがとにかく気持ちいい。心地よく穏やかに世界に広がっていく――タイアップしている天然水のCMのイメージそのままだ。

肩の力は抜けているけど、声そのものには力はある。アルバム全体を通じてそんな印象を持つ。

一方で、その歌詞の世界といえば、純文学のような心の内側と向き合う言葉も並ぶ。
NHKの「SONGS Special」では孤独、生い立ちといったキーワードとともに語られていて、とても納得させられた。

内に内にと入っていくような。そしてそこはとても柔らかで。そのことを俯瞰で第三者が見ているような。
そして何かが赦されるような。

歌詞というよりも詩、そんなことも思う。

前作はレンタルで済ませてしまったのに、今回CDを買ったのはその歌詞をしっかり読みたかったという理由がある。

うん、買ってよかった。

・・
・・・

CDを買ったもうひとつの理由。この秋冬のツアーの先行抽選への申込券が封入されてたから。初回版の特典なのです。だから予約したのです。
申込は顔写真登録したりめんどくさいのだが、チケットゲッター対策としてしかたないのでしょうね。

今のところ祈るしかない。当たれ当たれ当たれ。

2018年7月5日木曜日

【Russia2018】にしのんジャパン、僕なりの総括。

だいぶ心が平静を取り戻してきました(笑)。選手も帰国したようですし、明日から始まる準々決勝の前に、その舞台に進むことができなかった「にしのんジャパン」について自分なりに振り返っておこうかと思います(敗退当日のブログは中身何もなかったからね)。長いよ。

望外の活躍だった。決勝トーナメント進出というすばらしいリザルトを残し、ラウンド16での戦いは世界から賞賛をされた。まさに“グッドルーザー”だった。

4年前からこのグッドルーザーになりたいと思ってた(そのとき書いたブログは→コチラ
その意味では大成功。すばらしい成果。それ自体は本当にうれしく思ってる。嘘じゃないっす。もちろん8強ならばさらにすばらしかったとは思いますが(^^;

ただ、勘違いしちゃいけない。弱いチームだと思われているからこそ、そう呼ばれているということを。



そういうことだ。すばらしい戦いをして2点を先制しておきながら、試合結果は「ちょっとありえないんすけど」な負け方をしたということ。
[すばらしい戦い][ありえない敗戦]が同居してる。

[すばらしい戦い]をすることで16強には値するチームであったと思うが、[ありえない敗戦]が示すのは8強には値しなかったという厳然たる事実。

ポーランド戦での時間稼ぎの是非も、ラウンド16での[すばらしい戦い]を見れば、「やはり勝ち残るべきであった」という結論にしかならなくなって、議論に意味がなくなってしまう。だってすべてが「たられば」だから。勝ち残るとはそういうものだ。

が、批判覚悟のボール回しをやるだけの新しいステップを踏み出すことはできたけど、ベルギー戦ではリードしている時点で時間を潰す余力も技量も足りなかった。

試合運びそのものは大きな進化はしてなかった。
アンラッキーな1失点目で浮き足だってしまったのに対し、ベルギーはラストプレイの相手CKから見事な意思統一で最高の美しさで決勝ゴールを決めてしまった。
ベルギーがなりふりかまわずフィジカルにモノを言わせるサッカーに切り替えたのも、敵ながら「巧者」だと思います。

この差が、まだ埋まっていない。この壁は、まだ高い。
日本にはカシマといういやらしいぐらい見事なお手本もあるし、時間つぶしだけなら中東だっていいサンプルなのに。

・・
・・・

そこまで考えてふと思ったのは、ベルギー戦のラストプレイのCKを叩き込んで「3対2での勝利を目指す」ではなくて、そもそも「2対0あるいは2対1の勝利を目指す」べき展開ではなかったか、ということ。

にしのんにほかの手立てはなかったのか?・・・・なかったんだろうなぁ。
交代カード投入は80分すぎでいかにも遅かったし、延長狙いなのか取りにいくのかが明確でないカードでもあったかも。

さまざま試合展開(特にベルギー戦は想像できるような試合展開じゃない)に対し、この展開ならコレ!と決められるほどの準備期間がなかったから。

にしのんがやってきたことは、ギャンブルだったと思う。

スクラップ&ビルドの時間がないならば、ザックジャパンの残り香とハリルジャパンの積み上げを利用するしかない、そういう選手選考のギャンブル。これは当たった。

数少ない試合の中で、いくつかのシステムを試し(4-2-3-1なんてザック以来だからな)、いくつかの選手の組み合わせ(ユニット)を試し、「ファーストチョイス」の11人を選んだのもギャンブルであったと思う。
が、他のユニットの使い方までは時間がなくて諦めたんじゃないかなぁ。
選手個々に特徴があるにもかかわらず、交代カードそのものは固定的だったから。本田△を批判しているわけではないので誤解なきよう。

コロンビアやセネガル相手に攻撃的に行くと決めたこともギャンブルだろうし、もちろんポーランド戦のターンオーバーや例のアレもギャンブル。

ことごとく賭けに勝ち、それが16強という結果につながった。
もちろんこちらからは見えない戦略やモチベーターとして成果はすばらしいのだと思うけど、表面的に見えたのは「連戦連勝のギャンブラー」の姿だったかと。

いやそれがダメと言ってるわけではなくて、それしかできなかったよなぁと思ってるだけで。

大事なのはこの結果をどう受け止めてどう分析して、そしてどう将来・未来につなげていくかということ。

ベスト8を目指すなら、ベスト8のチームを見なけりゃならない。世界を学ぶことが第一歩でしょ。なのにこの時点で「にしのん続投」とか「クリンスマン」とか、学ぶことも、「にしのんジャパン」の検証もしないで勢いで決めようとしているだけにしか思えないし、ただの思考停止ですよ。
ましてやJFAのギャンブルからスタートして、にしのんのギャンブルで結果を出したチームですぜ。そんなことで良いわけないじゃん。

何を目指して代表監督を選ぶのか、それに対してどう引き受けるのか、重要なことだと思いますよ。でないとそれこそまた「コミュニケーション不足」ですぜ。
どーせハリルさんのチームの総括はしないでしょうけどね。けっ。僕は今でも稀代の戦略家であるハリルさんのチームが本大会でどう挑んだのか、見てみたかったよ。

ちなみに、ベスト8に一番近づいたのは2010年大会のほう。PK戦まで行ったんだからね。
2002年と2010年は2勝してるけど、今大会は1勝ですからね。
「いやー感動したねー。盛り上がったねー」というフンイキだけで丸く収めるのだけはやめてほしいのです。

てか、決勝までは次の監督の噂話じゃなくて残った8チームの話をしようぜ>マスコミさん。
僕も楽しむから。

・・・あーなんかしっちゃかめっちゃかな文章だな。それもこれもJFAが悪い(ということにしてくれ)。

関連ブログ記事へのリンク。自分用にまとめ。

原口誇らしい。日本一の選手になると欧州に旅立って4年。日本一の選手かどうかはわからないけど、日本一のハードワーカー。最後は昔のように泣き虫元気。
そして長谷部、お疲れ様。槙野、航、またがんばろうなー。

(追記)Unofficialなダイジェスト


2018年7月4日水曜日

最後じゃない騎士王。

今回今さらながらに見てみた映画は「トランスフォーマー 最後の騎士王」です。
シリーズ5作目かしら。これを選んだ理由はずっと見てるからというだけ、正直そんな感じではある――なんでトランスフォーマーたちは地球にいるんだっけ?とか、オートボットとディセプティコンの関係は?とか、かなり“そもそも”なことを忘れちゃってるし(笑)。

今回の話をざっくり書くと、トランスフォーマーの創造主が地球を自分たちのものにしようと企てて、洗脳したトランスフォーマー、オプティマスプライム(シリーズの主人公)とともに地球に迫ってくる、と。一方、選ばれし者(人間)とその仲間であるオートボット(味方トランスフォーマー)、そしてアーサー王の時代から世界を守ってきた“騎士団”が迎え撃つ。そこにディセプティコン(悪役トランスフォーマー)が絡んでくる、そんな感じ。

前作(もちろん内容忘れてたので自分のブログを検索したww)から、人間側の主人公としてマーク・ウォールバーグが出てることもあって「人間+オートボットのタッグ」が明確になってるぶん、お話自体には入りやすかった。

だからまあ普通に楽しんで見ましたよ。相変わらず上映時間が長すぎる気がするが。
ちゃーんとトランスフォーム(変形)するシーンもたーくさんあるしね。

でもそういうシーンでも驚けないんだよね。もう限界まで来ちゃってる感じ。ちょっとカッコイイ乗り物が出てくると、「あ、これ変形するな」って思っちゃってるし、かといってビックリ高精度のCGにされたところで目が追いつかないし(^^;

ストーリー的にも、「またおまいらのせいで地球ボロボロやん」だし――今作の“わかってない地球人類”側の立場、すなわちオートボットもディセプティコンもヤバイから排除しましょうも気持ち的には理解できたりしてね。うーん。

で、「最後の~」とタイトルをつけておきながら、続編ありますぜ。おなかいっぱいな気がするのは私だけでしょうか。

【Russia2018】COL v ENG[R16]

立ち上がりから両チームのテンションは高く、特にイングランドの攻守における圧力は強かった。縦への早さにコロンビアは後手に回ることが多く、特にスターリングを捕まえることができずにセットプレーを与え続けてた。
そのセットプレーのたびにポジション取りで押し合いへし合いが起こってて、「こりゃそのうちペナルティやな」と。
前半こそ守り切ったコロンビアだけど、案の定セットプレーの中でのファウルでイングランドがPKゲット。

以降は超荒れ模様。特にコロンビアのほうのイライラがひどくて、判定ひとつひとつに文句をつけ、こっそり蹴ったりこっそり頭突きしたりで大イエローカード大会――審判もコントロールしきれてなかったかなぁ。

「こりゃもうコロンビア自滅やな」と。が、さにあらず。イラついてもそこからもう一段ギアを持つのが南米スタイル(なのか?)。
もう何も起こらないだろうと思った90+3分。ロングシュートが枠を急襲し、そこから得たCKを叩き込む!コロンビア同点!

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Round of 16
COL 1(3pso4)1 ENG

延長は前半こそ勢いに乗ったコロンビアが攻勢に出るものの、互いにオープンな展開になり、疲労の色も濃く、形にならないまま終了。そしてPK戦。

イングランドにとってはやらなくてもいい残業をしてやっとこ勝ち残ったという感じですかね(^^;

*  *  *

これでQuarter-finalsが確定。
ウルグアイvフランス、ブラジルvベルギー、スウェーデンvイングランド、ロシアvクロアチア。
なんとなく「ベルギー強かったね」と言いたいけれどどうだろう。ウルグアイ対フランスが一番エキサイティングかも。予想は・・・やめておきます(^^;

2018年7月3日火曜日

日本一丸。

完璧!完勝!!
Akatsuki Fiveは次のステージへ!


FIBA Basketball World Cup China2019
Asian Qualifiers 1st Round Group B Gameday6

TPE 68-108 JPN

本当にこれが4連敗してたチームなのか。同じ相手にホームで負けたなんて信じられない。
オーストラリアに勝った自信って大きいんだろうな。

アウェイゲームにもかかわらず序盤から一気に主導権を握った。ペイント内ではニックが無双状態で、チャイニーズ・タイペイのビッグマンに仕事をさせない。
オフェンスにおいてもボールがよく動き、いい形でシュートに持ち込めてた。結果としてチーム全体のFG%を高く維持することに成功。
流れが相手に行ったような時間帯もあったけども、それでもスコア的に詰められるまでには至らず、そのまま押し切った。最終スコアは圧倒的だった。
スコアラーも偏らなかったのがよかったです。

苦労したけどようやく2次予選(最終予選)進出。目標のワールドカップ本大会、そして東京オリンピック出場に、少しだけ近づくことができた。

ただし、2次予選は1次のポイントを持ち越しなので(オーストラリア、フィリピンともグループFで同組。ただし対戦済みという扱い)、ハードルはまだまだ高い。
試合消化なしの段階でグループ5位。3位までが本大会行き。
しかも“希望”こと八村塁の招集が難しくなる可能性も高い。

チーム全体のレベルアップは必須だ。でも何より、まだ楽しめることが嬉しいじゃないか!
引き続きキーワードは“日本一丸”

別会場のフィリピン対オーストラリアでは乱闘騒ぎがあって、大量退場者発生、最後は3人対5人でやってたとか。後でDAZNしよう(ニヤリ)。

(メモ)2次予選グループF
9月13日[A]KAZ / 9月17日[H]IRN / 11月30日[H]QAT / 12月3日[H]KAZ / 2月21日[A]IRN / 2月24日[A]QAT
ラスト中東アウェイ2連戦か。

【Russia2018】BEL v JPN[R16]

世界3位を追い詰めた。と同時に追い詰められてもいたか。
2点リードから追いつかれ、アディショナルタイムのラストプレーで逆転を許す。

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Round of 16
BEL 3-2 JPN

うまく言葉にできない。言葉にならない。

「いい試合でした」「感動しました」「惜しかった」どれも陳腐。どれも的確じゃない。

ただひとつ、ここで終わった、ということだけが事実。

2018年7月2日月曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#59

汗の季節到来!流れる汗は気持ちいいが、べとっとまとわりつく汗は気持ちよくない。おっさんの汗は・・・皆まで言わせるな。

【2018年6月期】
トレーニング回数:2回

トレーニングするとさ、肉体に疲労が溜まるじゃない。そうするとさ、夜は眠くなるんだよね。深夜のワールドカップ見たいしさぁ。←回数の少ないことに対する新しい言い訳を開発しました。

主要メニュー
特に目新しいことをやったわけではないけど、バランスボールが手元に戻ってきたので、クランチ(いわゆる腹筋ね)をやるときに、立てたヒザの間にバランスボールを挟んで「閉じる」動きをプラスしてみてる。
骨盤まわりにも、あるいは内腿にも強烈に刺激が入ってくるのはいいんだけど、自分の意思で動かさなきゃいけないから、どうしても手抜き(足抜き?)になってしまう心の弱さ(^^;

計測
前月比、体重-0.3kg、体脂肪率-1.7ポイント。
シーズン2開始からは-2.3kgの-0.7ポイント。
ふとったぁぁぁぁぁ(T^T)」のピークは過ぎたみたいだけど、まだまだ重いよぉ。
夏に向けて、がんばります。がんばるつもりです。つもりなのよ。・・・と2ヶ月続けて書いてみている(^^;

先月分へのリンク

【Russia2018】ESP v RUS[R16]

スペインがここで消えるとか、みんなまったく想像してなかった思うんだ。もちろんスペインの選手さえも。
ただロシアのチームだけがそれを信じ、可能性をたぐり寄せ、そしてその思いはやがてスタジアム全体を巻き込み、興奮と熱狂の渦を作り出した、そんなゲームだった。

2018 FIFA World Cup 2018 Russia KnockoutStage Round of 16
ESP 1(3pso4)1 RUS

少し幸運な形(あのセルヒオ・ラモスの倒れ方は匠の技ですねぇ←あんまり褒めてない)でスペインが早い段階で先制。その後はただひたすらスペインがパスを回す展開に。
「残り時間全部パス回しできますけど何か」みたいな。

が前半のうちにロシアが追いつく。確かにエリア内のハンドとかいうラッキーではあるんだけど、そのハンドにつながったプレーでロシアの高さがスペインを文字どおり上回ったという事実は見逃せない。


ロシアは5-4-1のブロックを築いてスペインの勝負のパスだけは入れさせない守備を、それこそ最大限の情熱を持ってやり続けた。
ロングボールを蹴られたら競り負けてしまうかもしれない。クジャエフのカウンターも怖い。スペインのパス回しが、余裕のあるものから、怖がっているものに変わってしまった。
切っ先を喉元に突きつけられながらパス回してるみたいだなって思ったり。

スペインはロシアのブロックの外でしかボールを回せない。最前線は孤立していく。
ロシアは守備に追われているから疲弊はしていくが、規律が乱れることはない。
やがてスタジアムはロシアのパスが一本通るだけで沸き上がる。そして迎えた120分。

ちょっとロマンチックな言い方だけど、8万人の勢いはスペインをもってしても止めることはできない、そんなPK戦だった。

ロシアお見事。これが開催国のチカラ。アンドレス・イニエスタのワールドカップ、ここで終わる。

・・・急に「スペインのスタイルはダメだ」とか言い始める人も出てくるんでしょうねぇ。はぁ。

*  *  *

こちらはハイライトのみ。寝不足で月初の月曜の仕事に行くのは怖すぎるチキンです。

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Round of 16
CRO 1(3pso2)DEN

開始4分で1-1、そこから116分後のPK戦。イチオシのクロアチアが、生き残ったよ!

「生き残った」という表現を使いたくなるほど、ここまでのR16の4試合はキリキリなギリギリの試合ばかり。
世界の実力差は縮まっているのだと実感する。ってことは世界3位だろうと過度に恐れる必要はないはずだ。

・・・と強気なコメントを書いてみる。

2018年7月1日日曜日

【Russia2018】FRA v ARG / URU v POR[R16]

1998年、フランスがワールドカップを制したその年に生まれた「新星」が、「超新星」となるその瞬間を目撃したのかもしれない。それもこれまで世界最高と言われていた選手の前で。

2018 FIFA World Cup Russia KnockoutStage Round of 16
FRA 4-3 ARG

フランスの1点目。自陣でボールを受けたと思ったら、まるでハイウェイ。一気にペナルティエリアまで直進、そしてペナルティを得る。
3点目。エリア内まで足元にボールが。「え、そこにスペースあった?」その狭いスペースにまるで瞬間移動。GKの準備が間に合わないほどのタイミングでシュート。
4点目。チームの狙い通りのカウンター。美しい糸を引くようなパスワークにトップスピードから落ち着いたコースを狙ったシュート。

スペースの多少によらない圧倒的なスピード。
それだけでない技術の高さ、そして球際の強さ。

キリアン・エムバペ。僕たちはすごい選手を目撃した。

・・アルゼンチンは3得点こそあったものの、最後まで形にならなかったな。メッシのいわゆる「偽9番」システムも不発。そもそもなんで3点取れたんだろ、というほど内容はフランスが上回ったかと。

フランスが面白くなってきた。リオネル・メッシのワールドカップ、ここで終わる。

*  *  *

テクニックとコンビネーションで攻めるポルトガル。
切り替えの早さと集中力の高いエリア内での守備を見せるウルグアイ。

見事にかみ合ったねー。まさに「デュエル」。

FIFA World Cup Russia KnockoutStage Round of 16
URU 2-1 POR


時間経過とともに、特にウルグアイの2点目以降、さらに攻めるポルトガル、守るウルグアイという図式が鮮明になってきた。
得点できるかポルトガル、シュートブロックし続けられるかウルグアイ。

これこそ「ノックアウト」ステージ。面白かったな~!クリスティアーノ・ロナウドのワールドカップ、ここで終わる。

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カバーニからの大きなしかも正確なサイドチェンジ。受けたスアレスがファーポストへシュート性のクロスを送る。それに合わせたのが出し手だったカバーニ!
ウルグアイの先制点、この巨大ワンツーを「夏の大三角形」と名付けたい!(適当)