2018年5月31日木曜日

にしのんじゃぱんの影で。

このブログは「にしのんじゃぱん」からの続きです。発表された代表選手はほぼほぼ予想どおり。あまりに予想どおりでつまんないーー。

以下、妄想ですからね、妄想。

日本サッカー界の悲願はワールドカップということで間違いはないのだろうけれど、日本サッカーの“実績”という意味では、メキシコオリンピックの銅メダルという厳然たる事実がある――当時の五輪サッカーがどういう位置づけであったかは関係なく。

そして長くあのメキシコのメンバーたちが重鎮としてサッカー界に君臨をしてきた。

となると、若き権力者はそれを越えたい。
目先のワールドカップよりも、2年後のオリンピックで。
ワールドカップがいかに世界的な大会であろうとも、日本での一般的な認知はオリンピックのほうが上だろう。しかも地元開催だ。この機会を逃すわけにはいかない。

監督の任命も含めた自らの実績として残るような結果を。そういう単純な動機。

目先のワールドカップでの結果はどうでもいい。ただ、オリンピックのために“利用”できないだろうか。

それが前監督の解任という一手。
そもそも「俺が決めた監督じゃないし」。言うこときかないし。

ギリギリまで引っ張って解任すれば、後任の監督は時間不足という言い訳ができる。しかも元強化委員長ならば本来は監督と一緒にクビが飛んでてもいい立場なんだから文句は言えまい。スケープゴート。

コントロール(≒コミュニケーション?)しやすいに日本人監督すればスポンサーや実績のある選手たちを慮る形にしやすいし、かつ結果が出なくてもいい。むしろ出なければ、次のステップでは世代交代が加速度的に進んでいく。早い段階で五輪チームの選手をA代表に引き上げて経験を積ませることもできそうだ。

そしてもうひとつ、補佐という形で五輪代表監督を送り込むことで、監督自身に不足している“国際大会での経験”をさせたい。

通称ミシャ式と呼ばれる3バックシステム。

新監督の意向とは関係なく、五輪代表監督が使うであろうシステムをA代表で採用し、その効力と問題点をワールドカップという絶好の場で“試運転”する。そのフィードバックは非常に重要なデータとなるだろう。

このシステムがこなれてくれば、人もボール動く魅力的な華やかな攻撃的フットボールができるかもしれない。
そしてそのあかつきには、これこそ世界に類を見ない「ジャパン」なフットボールであると主張する。

“オールジャパン”体制で、このサッカーで、なおかつ結果までついてきたら、賞賛も名声もすべてを手にできる――若き権力者がニヤケる姿が見えるようで。

以上、妄想だからね、妄想!(くり返し)
とっくに誰かが思いついてそうなネタだけどねぇ。

・・
・・・

でも、もし。

積み上げてきたものをすべて放棄してしまうとか。
決して長くはない選手生活の大切な4年間が捨石にされるとか。
ただの私利私欲だとか。
それでもオリンピックでメダルが取れたら、僕は喜んじゃうんだろうか。

どうだろうか。

にしのんじゃぱん。

いよいよロシアワールドカップに向け、西野ジャパンが始動。いやー、どーにもなってませんでしたなー!

このブーイングの嵐を収めるにはポルトガルからあの選手をサプライズ選出するぐらいしかないなっ!
ちなみに23人の代表発表は本日16時予定。

以前から「西野ん」と呼んでたこともあって、僕は「にしのんジャパン」と表記しようと思います。語感、こっちのほうがいいでしょ?ま、どうせ1ヶ月間だし(^^;

僕のスタンスを先に書いておくと、ハリホリさんの解任劇については納得してないし、彼の戦術戦略をロシアで見たかった派。別ににしのんのことは嫌いじゃないです(ガンバの監督時代はブーイングしてたがw)が、前監督に寄り添うべき役割の人物がスライドして新監督になった経緯も理解不能だと思っている派、です。

で、にしのんの壮行試合に向けて選んだメンバーですが、「まあこんな感じよね」と。前任者からそうそう大きく変えることはできないし、さらに一般的に知名度のある選手を加えた、そういうメンバーだもん。一部では忖度ジャパンなんて呼ばれてますわね。
唯一のサプライズっぽかった青山は故障離脱だし。

そうなると、単純にガーナ戦の背番号24以降が当落線上と思えますね。植田、浅野、三竿、井手口。青山の代役になれそうなのは井手口か三竿か。

・・・メンバー予想はしてもおもしろくないわ。やっぱポルトガルからあの(以下略)

それよりも3バックの話をしようじゃないか。

長谷部がチームで3バックの中央やってたとかそういうことはあるにせよ、やっぱり唐突だという印象は否めない。単に守備の枚数を増やして格上の相手に備えようということなのかもしれないけど、システム全体を見ると[3-4-2-1]という形(3バック、両WB、セントラルに2枚、1トップ2シャドー)で、明らかに両ワイドの選手に高い位置を取らせようとしてた。これ仮に“ミシャ式”と呼ぶことにしましょうか(^^;

ミシャ式は今季のコンサドーレ札幌の躍進でもわかるように、たとえそう強くないチーム(失礼>札幌方面)においても選手がシステマティックに流動的に(相反するようなこと書いたけど、約束は細かくあって結果として相手からすると捕まえどこがない、というシステムだ)動くことで、攻撃的に主導権を握れる可能性を持つシステムだと考えることができる。

だから、そう簡単に成熟するシステムじゃないけどな!、と経験者は語る。

ミシャ式を指揮したことのある日本人は森保一現五輪代表監督。しかもミシャから引き継いだものに守備のエッセンスを加えてリーグ制覇をしたというキャリアがある。彼がコーチとしてにしのんジャパンに入ったのは必然だったということかもしれない。
今U-21の東京五輪世代がトゥーロン国際に出てますけど、当然彼らも3-4-2-1でやってます。監督不在なんですけどね。

そうなると、青山が招集されたのもサプライズではなく、むしろミシャ式のキーポジションの経験者としてこちらも必然だった、と。

で、ここから先は妄想です・・・が長くなりそうなので、つづく

おまけ。途中から4バックに変えたのを「可変システム」と呼ぶのは違うぞ。

2018年5月30日水曜日

海の底より、レガリス襲来。

『春、寧日。天気晴朗なれど、波の下には不穏があった。』

前回読んだ「空の中」がとっても楽しかったので、話はつながってないものの自衛隊シリーズとされる有川浩「海の底」を読む。

タイトルは「海の底」だが、物語の主たる舞台、いや現場は「海のフチ」、つまり港だ。
海の底からやってきた巨大甲殻類の夥しい大群――エビ、いや巨大ザリガニのほうがイメージが近いか――が突如横須賀に現れる!岸壁から次々に上陸し、エサとして人間を捕食していく。まさにパニックSFだ。

「うえー、けっこうスプラッターでグロいぞー」

逃げ遅れた子どもたちを助けた2人の自衛隊員は接岸していた潜水艦に逃げ込む。だが周囲は巨大甲殻類に囲まれて出航はかなわない。

一方神奈川県警は機動隊を現地に送る。機動隊の装備ではではおそらく巨大甲殻類には太刀打ちができない。だがそれでもウルトラ警備隊ですね、我々は』という勇ましい言葉とともに市民の救出に向かう。

並行して巨大甲殻類の進撃を食い止めるべく防衛線が構築される。ゴジラ以来の伝統』の方法で。

潜水艦に篭城することになった子どもたちの運命は?救出作戦は?
前線の司令部は圧倒的な不利な戦況の中、どういう選択をするのか。
不穏な動きを見せる米軍の思惑は、そして自衛隊の出動は――?最初に官邸で行われたのが甲殻類の“呼称”を決めることだったのには大笑い。ちょっとシン・ゴジラを彷彿とさせる(^^;
そもそもあいつらは何なんだ!若き科学者がそのヒントを持ってくるのもなんだかゴジラ的。

めまぐるしく場面を移しながら、それぞれの場面で同時進行的にそれぞれの時間が過ぎていく。
“レガリス”と呼ばれることになった甲殻類はなぜ横須賀に現れたのか。そして「学習する怪獣」でもあるレガリスから横須賀を、関東を、日本を守れるのか。

「おおおっ、サスペーンスっ!」

ちょっと脱線します。ウルトラセブンやらゴジラやらの話が出てきたので。
ウルトラ怪獣でエビといえばグドンのエサでおなじみ(?)のツインテールなわけですが、ザリガニ的な怪獣はあまり記憶にないなぁ。どちらかというと初期の仮面ライダーに出てきてそうだが。いや、あれはカニ男だったか?(適当)
んでイメージしたのが、映画ガメラ2に出てきたレギオン!それも小さいほうのソルジャーレギオン。たしかハサミっぽい手で甲殻類っぽくて、何より大群だし。というわけでこのブログのタイトルは「レギオン襲来」から拝借しました。そういえばレギオンの大きいほうはマザーレギオン(ネタバレ的ヒントw)。

・・
・・・

対レガリス作戦については書きませんけど、相当にエキサイティングであったとのみ感想を書き記しておきたいと思います。作戦そのものよりも、その作戦に至る過程が特に。

『次に同じようなことがあったら今よりも巧くやれるようになる、そのために最初に蹴つまずくのが俺たちの仕事なんだ』

「くー、カッコいいぜー!」

もうひとつ、軸となって描かれるのが潜水艦の中。非常事態かつ閉鎖空間での人間関係。
年齢も家庭環境も違う子どもたち自身の社会。オトナとコドモという対比。一般市民と自衛官。そして男性と女性。

15人もいる少年少女の心理描写は素直にすげぇなと思うし驚嘆もするし。

有川さんは名前のせいもあってときどき忘れちゃうけど、女性の作家さん。
だからなのか女性の描き方がとっても細やか。それに対して男性である僕はドキっとさせられる――無知や無自覚を突きつけられたような感覚――のだけど、同時に作中の男性陣も同じようにドキっとされられてて(笑)。でもちっともその表現に嫌味がないんだよね。
一方で社会に対する皮肉っぽいこともしっかり書いたりなんかして、なかなか辛辣な一面もあったりします。

さらに有川さん、自らをラノベ作家と称しているらしい。この作品も「大人のラノベ」なんだそうだ。そう考えると、ラストシーンはお見事というしかありませんな。

「おー、そういうラストかー。あそこからつながるのかー!」

・・・何があるかは書きませんけど(笑)。

この作品も楽しませていただきました。はい。

*  *  *

と、ここまで書いた後に巻末解説読んだら、ガメラ/レギオンのこととか細やかに説明されてた。うう、それ読んでから感想文書いたわけじゃないんだけどなぁ。パクリっぽいよなぁ・・orz..



2018年5月29日火曜日

【ら~めん】麺屋こいけ@青山一丁目

営業してない店が多い休日の青山一丁目。やってて良かったーって感じで「麺屋こいけ」へ。
と、いきなり目に飛び込んできたのは『閉店のお知らせ』の貼り紙。5月27日で閉店(ってことはもう営業してないなう)とのことで、最後に訪問できてよかったです・・。

階段をとことこと下って暖簾をくぐり、券売機の前に。
ここはいわゆる「鶏白湯」のお店なんですけど、その醤油味というのが実にそそられます。しかもトップメニューじゃないですか。というわけで「濃厚醤油鶏そば」(790円也)をピッ。千円札入れてたのでまだ「Aセット」(200円也)のランプが点灯してます。確認すると4種類のミニ丼から1つ選べるとのこと。じゃこれもピッ。だってきっとこれが最後の「こいけ」ですもの(ナイス言い訳)。

カウンターに座ってお兄さんに食券を渡すと「セットは何にされますか?」・・(考)・・リストの一番上の「鶏天丼でお願いします」。ほかに何があったかは記憶なし(笑)。
おにいさんは奥に向かって「くろいっちょー、とりてーん」と。醤油の符丁は黒か。鶏白湯が白ってことね。

「おまたせしましたー」とまずはらーめんから登場。

ほのかにピンク色の鶏チャーシューが3枚に鶏つくねが1つ。細く刻まれたキクラゲ、青ネギ、タマネギ、そして海苔。いかにもなビジュアルなのですが、いかにもじゃないのがスープの色。明らかに醤油の茶色。

ではまずそのスープからいただきます。

あっ!飲みやすい!
少しとろみがあって、最初にしっかり鶏の味がどどんとやってきて、最後に醤油がすすすっとやってくる。濃厚な鶏の味を逆に醤油がすっきりとさせているような。
どんどん飲めちゃうよー・・・はっ。いかんいかん。この手のスープは麺によく絡むからね、スープばっかり飲んでると麺が余っちゃうのよ(^^;

その麺は白くて細いストレート。でも、このしっかりとしたスープにも負けないほどの小麦感があって、うみゃーです。
スープと絡んでつるつるつるつると喉越しも実に楽しい。

具材についてはもう言うことなしっ!
チャーシューはやわらかぁぁぁぁだし、つくねはしっかりさんだし。中でも気に入ったのはキクラゲ。全体に柔和な食感の中でいいアクセントになってました。
ひとつひとつ、じっくり味わいながら堪能しました。

そうそう、鶏天丼。思ったよりもボリュームたっぷり。
ちょい甘辛なタレが絶妙でした。

スープの一滴、ごはんの一粒までしっかりと完飲完食。たいへんおいしかったです。ごちそうさまでした。
これが最後の訪問になってしまいましたが、姉妹店の「武一」なんかもあるので、同系統の鶏白湯はまだまだ味わえます。またどこか行こうっと。

青山一丁目交差点(地下鉄青山一丁目駅1番出口)から246を表参道方向、50~60mほどの右側地下1F。吉野家の手前・・・って書いてももはや意味がないのだねぇ。

2018年5月28日月曜日

テレビっ子とグータッチ。

弊ブログのご愛読者なら「またか」と思われるかと思いますが、この週末テレビでスポーツをいっぱい見た、というお話をまたします。

幕開けは金曜日の井上“モンスター”尚哉の衝撃的ノックアウト勝利(あ、もちろん拳四朗もすごかったよ)でした。
宴会あったんで録画してたんだけど、ちょうど居酒屋テレビでライブ確認。「俺たちの大田区総合体育館」があんなに華やかになるんだねえ、と少々遠い目をしてしまいましたよ。

そして土曜日。

実は最近楽しみにしている番組のひとつに、「ライオンのグータッチ」という番組があります。
正確にはスポーツ番組ではないと思いますが、簡単に言うと、目標を持ってがんばってるけど「まだまだ」な子供たちに、トップの指導者がやってきて教えてくれる、というものです。
ほかにも「めざせオリンピアン」「ミライ☆モンスター」、ちょっと毛色違うけど「奇跡のレッスン」や「部活応援プロジェクトしゃかりき」なんかも欠かさず見てたりします。

この番組、コーチがなかなか豪華で、たとえばソフトボールなら宇津木妙子、シンクロ(アーティスティックスイミング、か)なら青木愛、ハンドボールなら宮崎大輔、ラグビーなら大畑大介とか。
さすがの指導で、子供たちぐんぐん伸びますからね、もともとの指導者たちの立つ瀬がないというか(笑)。

で、この土曜日に放送されてたのが小学生のバドミントン、しかもダブルス編。コーチは潮田玲子。
選手がごく普通の小学生なので単純に「がんばれー」って気分で見ているわけだけど、今回はダブルスということでより戦術に基づいた技術指導もあったりして、それが観戦好きな僕にとってもなかなか刺激的だった。
前後のローテーションの動きとか、低い球の返球とかそういったことね。

その新しい刺激がホットなうちに、今度は世界トップレベルの試合、ユーバー杯、トマス杯の決勝を見た。それぞれ女子、男子の団体世界選手権と位置づけていい試合だと思います。

ワタクシ、ちょっとダブルスを見る目が進化したかも(喜)。

さすがに小学生と世界のトップレベルを比較するのはムリがあるけど、それでも「基本は基本」。潮田玲子が指導してたことがそこここに見える。逆にこうなると上手くいかないよね、と言われていたことも。
知れば知るほどさらにおもしろくなる。それは競技者だけでなく、ただ見ているこちらにとっても。実に奥が深い。

というわけで、日本女子チーム、37年ぶりの優勝おめでとう!タカマツペアが日本のトップじゃないんだからその層の厚さたるや!

男子は惜しくも準優勝。でもすばらしい結果だと思います!
桃田もより強くなって戻ってきた!世界ランク1位と金メダリストを圧倒したからねぇ。あのネット際のタッチとコントロール、それに付随したフェイントはもはやマジック!マジメやってりゃ桃田最強(笑)。

・・
・・・

バスケ、けっこう見たわ。
NBAはカンファレンスファイナル。レブロンは怪物だと思ってたが、イメージよりもさらに怪物だった。もはや地球人とは思えん。

BリーグはB1のCSファイナルとB1・B2入替戦。どちらも熱い試合だったが、やはり入替戦って特別。今季生で見た熊本ヴォルターズに少々肩入れしながら見てたが、わずかに、わずかにB1に届かなかった。でもこの経験はチームをより強くするんだろうなぁ。同じカテゴリーとしては大変だぞぉ。


ほかには・・・。

ダービーは気がついたら終わってた。まあ買ってないから悔しくはない(笑)。
UEFA CL決勝は寝落ちした。
エアレースは見始めたらすでに室屋は棄権してた(涙)。

ゴルフのミズノオープン。なんと難しい18番。ドラマチックすぎて放送枠に収まらず(笑)。
栃ノ心にはより高みを目指してもらいたい。大相撲の未来。
テニスのフレンチオープンも始まった。コンディションに不安があるときのほうがニシコリはやってくれそうな気がするのは僕だけだろうか。

・・・もうすぐ6月か。6月はスポーツ観戦好きにとって猛烈に忙しい季節です。楽しみっ。

15の夜、パート2。

『もっと家事を手伝いたい』

例によって1年間の抱負を聞いたときの坊主2号の答えは予想外のセリフ。

『だってウチのオトコは誰も何もしないじゃない』

ああっごめんなさいごめんなさい。予想以上にしっかりとした現状把握・・・。

『あと、勉強も』

なんと素晴らしき受験生としての自覚。そりゃもうどんどんやってください。遠慮なんかいらないからねー(笑)。
親として必要なことはサポート、これに尽きるのかな。いつでも応援してるから。

15歳の誕生日おめでとう>坊主2号

2018年5月25日金曜日

先ちゃんのこと。

「すすめ!!パイレーツ」というマンガが大好きだったのはいつごろだっただろう。
もちろんリアルタイムで楽しんでた。歳がバレますなぁ。
当初は単純に野球をモチーフにしたギャグマンガとして楽しんでたのだけど、徐々に“絵の魅力”に惹きつけられるようになった。特に扉絵とかね。
その思いは「ストップ!!ひばりくん!」に至りさらに強くなる。
そういえば作中に出てくる音楽・ミュージシャンも気になって聞いてみたりしたなぁ。

作者は江口寿史
「先ちゃん」という呼び名は当時から使われてた自称だけど、由来は知らん(笑)。先生と呼ばれるほどの・・ってことなのかと思い込んでいる。

「ひばりくん」以降も「なんとかなるでショ」「爆発ディナーショー」あたりまでは追っかけてはいたのだけど、お世辞にも筆が早いとは言えない方なので、目にする機会が減るにつれ徐々に距離ができてしまってた。
「白いワニが来る」と言って原稿を落とすという自虐、いや自爆ネタはこのころですかね。

その後、デニーズのメニューをはじめとしていろいろな商業印刷物でイラストをちらちらと見かけるようになり、そのたびに「おっ、先ちゃんだ」と目が留まってた。何しろ美しく可愛い女性の絵が多いもんで(^^;

最近、確か去年のことだったと思うけど、TwitterとInstagramのアカウントを見つけてフォローした。
毎日のように先ちゃんのアートワークというかイラストレーションを見ることができて、とってもハッピー。

そんな中、近作、それも女性を描いたものを集めたイラストレーション展『彼女』が開催されることを知った。行きたい見たい行きたい見たい。
会場は、金沢21世紀美術館。

か、金沢・・・。

行けないことはないけど、なんとも遠い・・・。なんとかならんかといろいろ画策してはみたんだけどオトナとしては諦めざるをえなかった。くそう。会期は2018年5月27日まで。


金沢に行けなかったぶん、新作の画集「Step」を買って日々眺めてて、素敵以外の言葉がなかなか見つからない・・・ということをツイートしたら、江口センセご本人に「いいね」していただき、さらには「リツイート」まで!おかげで僕の零細垢としては史上最多級にハートマークが付いております。

こうなってはもうちゃんと記録しておかないと、とこのブログを書いているわけです。

画集だから本屋で立ち読みするわけにはいかないだろうけど、損はさせませんぜ、お客さん。回し者じゃございませんが、いや、そう思われても構わんっ!(笑)
ちなみに「Step」には男性を描いた作品も掲載されております。

なんかいい言葉で伝えられればいいんだけどなぁ。語彙力が足りません。サイコーである、とのみ書き記しておきます。

↓いいからクリックしてみ。

2018年5月24日木曜日

湯を沸かすほどの熱い愛。

今回今さらながらに見てみた映画は「湯を沸かすほどの熱い愛」です。

以下ネタバレしないで感想おそらく書けないので、最初に書いておきます。感情が震えるよりも先に涙がどばーって出てしまったということを(T^T)
それを踏まえて先を読むかここでやめるかご判断いただければ幸いです(^^;

亭主が蒸発してしまったことで銭湯の営業が続けられず、パートに出てたおかあちゃん(宮沢りえ)。ある日突然末期がんであることを宣告されます。

余命わずかの期間に何ができるか。
おかあちゃんはすぐさま行動に移ります。

細かいエピソードは割愛しますが、家族を元の姿(プラスアルファ)の形に成立させ、それぞれに勇気を与え、銭湯という「中心」を再開させ。

さらに大切な大切な「告白」も。

それに向かうおかあちゃんの姿が凜としてて美しい。突拍子もない行動もないではないが、それでもその言葉はひたすらに真っ直ぐで――。

正論すぎる。真っ当すぎる。それは必ずしも正しくないことなのかもしれない。死を前にしたエゴなのかもしれない。

でもそのストレートな言葉は確実に刺さる。だから涙が出る。それでいいと思います。

本当はおかあちゃんもつらかった。だからこそ、みんなのつらさも理解できる。特に親子の関係性ということについては(←ああ、あれ伏線だったかと後で驚く)。

大仕事を終えたおかあちゃんは、次第に弱ってくる身体に寄り添うように、最後は自らの心と向かい合う。
今度はそれを家族が支える番だ・・・・泣けた。泣けましたよ。

ラストシーンのめっちゃホラーな演出は、ちょい“やりすぎ”な気もしないでもないですけど、そんなわけあるかいと突っ込みつつ(一応「ぼかした=見ている側に判断を委ねる」エンディングでもあるので)、銭湯を沸かすほどの熱い愛を堪能したのであります。

もともと細い人だけど、どんどんやせ細っていくという宮沢りえの変化は強烈です。逆に杉咲花の、徐々に血が通うようになっていくとう演技も素晴らしかった。

ネタバレキーワード。カニ、手話。エジプト。赤。

2018年5月23日水曜日

おめでとう5月23日。

ちょうど10年前の今日5月23日、このブログ「12×12」が生まれました。
(自分で自分に言いますが)誕生日おめでとう!

1本目の投稿 → 『スタートっ』

何か有用なことが書いてあったりするわけではないけれど、あなた(←擬人化という手法w)と過ごした時間は僕にとってはとっても大切なものです。

それにしても、がんばってきたわけじゃないけど、よく続いてるなぁ。
飽きっぽい僕にとって、これはちょっとした奇跡。
まさに『12番目の選手の力を「掛け合わせて」起こる小さな奇跡。』だね。

奇跡のような誕生日に。おめでとう、そしてこれからもよろしく。

――以上、2,772本目の投稿でした。

2018年5月22日火曜日

さんぽニスト、旧日光街道をゆく。その参

関所跡近くの八坂神社にお参りしてから、再び栗橋宿を起点に、今回は江戸方向ではなく日光方面に向かいます。

いきなり本日のエポック、利根川です。いやー、広ーい。そして当然橋も長ーい。これまでさんぽニストとしてたくさんの橋を渡ってきましたけど、一番長いんじゃないかな。なんか圧倒的です。
栗橋側の電柱には「昔の氾濫のときここまで水が来たよ」と赤い線で記録が残されてる(僕の身長より高いところに引かれている)。その印象があるので穏やかに穏やかに流れているのがかえって怖かったり。それはもちろん、高い橋がおっかないという個人的事情もあるのだが(^^;

渡った先は下総の国、茨城県
川のこちら側の中田宿にも関所があったそうな。それだけ利根川は江戸幕府にとって「キモ」だったんだろうね。残念ながら中田宿の面影はほぼ残ってない。

旧道は国道4号線と並行する県道なんだけど、幅も広いし見事にまーっすぐ。
憶測でしかないのだけど、日光街道が整備された段階で相当きちんと作られた道なんだという気がする。おそるべし徳川家。

ふと思う。行き交う人々(中学校でなんとかフェスティバルみたいなのやってたのでたくさんの人とすれ違った)の言葉に耳馴染みがある。
そうか、カミナリだ。鈴木奈々だ。全員あのイントネーションだ。なかなかの圧だぞ茨城弁(^^;

見事な松並木が“あった”とされる茶屋松原。それを復活させようとしているのか、まだ若い松がたくさん植えられてた。大きくなったら見事だろうなぁ。てなことを思いつつ古河宿に入る。

#古河宿 #こがにゃんこ #旧日光街道 #さんぽニスト

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城下町ということもあるのかな。古い街並みを大切にしつつ、観光にも力が入っている印象の古河。
【古河宿でのエピソード】観光客向けに歩道に設置された立て看板を読んでると、その横の古くて由緒ありげな建物の中からおじ(い)さんが出てきて、古河のことをあれやこれやと話を聞かせてくれた。超話好きって感じ。
「で、どこから来たの?」今日は栗橋です。
「ちょっと待ってて」・・・といったん建物の中に戻って持ってきて見せてくれたのは、古河市の旧跡をめぐるスタンプラリーのスタンプ帳。そういえば中田関所跡からいくつか設置されてたのは覚えてる。
「こういうのあるんだよ、でも栗橋から来たなら通り過ぎちゃったとこもあるね」そうですねー。
「これ100円なんだよ」。はっ!売りつけられるのか、と思ったらすでにスタンプ全部押されてた。つまりおじ(い)さんの私物。コンプリートの自慢だった(笑)。
路地から出てきた別のおじ(い)さんも話に加わった。
「この店は戦後は米屋だったんだ」へー。
なんだかんだでトータル10分ぐらい立ち話したかも。そろそろ先に進んでいいですか(笑)。
「どこまで行くの?」「車が飛ばしてるけど歩道がないところがあるから」「バイパスは通らないで右のほうへ」。はーい(^^;
リスタートしてしばらく進んでから、あの建物バックにおじ(い)さんの写真撮っとけばよかったなと思う。そのぐらいインパクト(?)のある出来事だったが、もはや手遅れ。そのためだけに戻る気にはなれませんが、ちょっと失敗したな(^^;

ところで、後で調べたら、おじ(い)さんが出てきた古い建物、観光案内所みたいなとこだと思ってたら、実はただの文房具屋さんだったみたい。ガチの話好きであったか(笑)。【エピソードここまで】
市街地で旧街道がクランクのように折れるのも城下町っぽいな(確か小田原もそうだった)。ちなみに「曲がる」「折れる」は今日の行程ではここがラストだった。この後はとにかくひたすら直進だ(^^;

古河宿を出て国道4号に合流する――確かこのあたりが県境で、栃木県に入るはずなんだけど・・・[栃木県]って書いてある標識がないなぁ。振り返ると、反対側には[茨城県]って表示があるじゃないか。なんだよぉ。写真撮って「とちぎきたぜ~」とか盛り上がりたかった(^^;
というわけで知らず知らずのうちに下野の国、栃木県でござる。あの標識の設置は県の担当なのかしら。

小さな小さな野木宿はすーっと通過・・・・と、唐突にでっけー屋敷が登場する。それもぽつぽつと、いくつもいくつも。
門に普通の表札がかかってること自体に違和感があるほどの立派な門構え。なんだろ、単に土地が広いだけ(失礼)とは思えないけど。
余談だが、こういう大きいお宅の名字は、街道沿いの病院とかお店とかあるいは議員さんのポスターとかで繰り返し目にすることになるんだよなー。どこ行ってもそんな感じ。

やがて地名が「小山市乙女」に。乙女ですよ、お・と・め
んなわきゃないと思いながらもきょろきょろしてしまうのはオトコのサガというやつなんでしょうが、これが見事に人っ子ひとりいやしない(自動車を除く)。歩道を歩くのは僕ひとり・・・寂しい。

それにしても「乙女八幡宮」「乙女幼稚園」とか、字面がなんかいいですなぁ。個人的にツボだったのは「乙女コイン洗車」。何でしょう、こう何とも言えないイメージが(爆)。

住所表示が乙女じゃなくなるあたりから間々田宿。ちなみに間々田宿は、宿場の数としても距離の面でも江戸と日光のちょうど真ん中なのです。

江戸より十八里、日光より十八里。 #逢いの榎 #間々田宿 #旧日光街道 #さんぽニスト

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半分かー。特に達成感があるわけではないけれど、東京、埼玉、茨城、そして今は栃木県を歩いてて、ゴールの日光も栃木県という事実が少しだけ嬉しかったり。

さてこのあたりでちらちらと東北新幹線の高架が見えたりなんかして、いよいよ小山宿が近いんだなと思います。新幹線はちっとも走ってこないけど。
古河のおじさんに言われたようにバイパスには入らずに国道を直進、小山の市街地へ進んでいきます。
市街地が近くなると、アパート、マンションといった共同住宅が増えてくるんですよね。それが一番「雰囲気」かもしれない。

小山に近づきつつ、頭の中でずーっと流れてたのは『♪アシカが、よろしく~ あしかがぎんこうへー』っていうコマーシャル。さすが栃木県、足利銀行の店舗いくつもあるし看板もあるし、自然にぐるぐるしてしまいました。え、小田茜ちゃんが出てたCM、覚えてないっすか?

今日はここまで。 #小山宿 #小山駅 #旧日光街道 #さんぽニスト

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それなりに早い時間に小山宿に到達したので、まだ先に進む時間的余裕はあったんだけど、次の宿場には最寄の駅がないってこともあったし、少しばかり足にキてたので今日はここまで。

あっ。そういえば栃木の方言はあんまり聞かなかった気がするなぁ。U字工事的なやつ。



今回の行程:栗橋宿~中田宿~古河宿~野木宿~間々田宿~小山宿。お昼ごはんは小山市街に入る少し手前の街道沿いのらーめん店で塩分補給(?)。特に別記事にするつもりは今のところないですけど、家系なら「とんこつらーめん」って書くのは違う気がするよな。おみやげは「レモン牛乳」のチョコ。
ここまでの行程:[1]日本橋~越ヶ谷宿[2]~栗橋宿[3]~小山宿


2018年5月21日月曜日

15連戦おつかれさま。

前置きします。サッカー日本代表Samurai Blueに関しては、来週水曜日のガーナ戦が終わって、“気分が乗ったら”いろいろ書き殴ろうと思います。何しろ少しばかり萎えていますので。中村航輔が軽症でありますように。

それより何より、Jリーグです。

*  *  *

よく言うじゃないですか。「ラストパスの精度が」ってやつ。
まさしくあれでした。

2018 Meiji Yasuda J1 League #15
G大阪 0-0 浦和△

相手DFラインを左右に振り回し、4バックに隙間とギャップを作り出し、エリア内に進入し・・・そしてラストパスが合いません(涙)。

形は出来ているのにシュートまで行けないんだよな。内容のわりにシュート数が少ない。
決定機はあるけど“決定的”じゃない。てか、決定しない(泣)。

攻撃のバリエーションも守備の安定感もオリヴェイラ就任後、確実にレベルアップしていると思う。ただ結果は結果、リーグは2試合連続スコアレスドロー。

ただね、終盤の選手の疲労度合い(両チームとも)を見るにつけ、文句は言えないよなぁと。へろんへろん。がんばってるのはわかるし。
15連戦、そのラストが中2日・中2日とか、もうどうしようもないっすわ。おつかれさまとしか言えませんよ。
カップ戦が免除なのにアジアの試合もなくなったチームが好調ってのがどうにも腹立たしい(イヤミ)。

ようやくのワールドカップブレイク。
でもルヴァンカップと天皇杯はあるんだよな。アジアの試合がなくなったチームはお休みですけど(イヤミ2)。

いよいよ4バック導入なのか。リーグでは継続してきた3バックなのか。
新戦力はあるのか。そして何より、“オズの魔法”は。

期待高まるリーグ戦再開は7月18日・・・っていきなりミッドウィークかいっ!

2018年5月18日金曜日

空の贈り物、スカイドン。

ウルトラマンに育ててもらった男子は、空から突拍子もないものが降ってくることを知っている。赤い玉や青い玉はもちろん、怪獣さえも。その名はスカイドン。空からドンと落ちてきたからスカイドン。「空の贈り物」の回に登場(ハヤタがスプーンで変身しようとした回ですな)。以上前置きです。

裏表紙の内容紹介もほとんど読まずに買った有川浩「空の中」を読んだ。空の“中”という絶妙な言葉が引っ掛かったのです。

プロローグ。音速を超える純国産ビジネスジェット。その試験飛行で高度2万メートルに達したその瞬間、機体が爆発――。サンダーバードでいっつも破壊工作の標的になるファイヤーフラッシュ号を連想(^^;
第1章冒頭。同じ空域を飛ぶ自衛隊機。やはり・・・。

ここまでで「この後どうなるんだろう」と期待感に満ちる。
しかもここまでのわずかなページの中にも「人」が描かれていて、読者としてはその人物の心情に寄り添ってしまっている。

原因不明の航空機事故。遺された家族、事故調査委員会――となれば社会派サスペンスかな・・・と思いきや、54ページ目で一気にひっくり返った!!
物語は予想の斜め上に展開していく。斜め上すぎて高度2万メートルだよ!(←書いてて意味不明w)
大きな展開だけじゃなく、細かい仕掛けも放り込んである。たとえば、登場人物が初出のときはたいていフリガナが振られているものなんだけど、それがない登場人物がいたりして。あ、なるほど、と後で思ったりするわけですよ。

SFファンタジーだったのか!と驚きつつ、76ページではもう泣きそうになる。まいった。

――売れてる作家にはそれなりの理由があるのだなあ・・・。
あらゆるジャンルの作品を発表している作家さんだということは十分承知してたのにね。驚いちゃったんだからしょうがない。

高知の海岸にいた“何か”――後に「フェイク」と呼ばれようになる。
そして高度2万メートルにも同じような、さらに巨大な“何か”が“存在”してて。
こちらは後に「ディック」と呼ばれるようになるんだけど、こいつの話の中で「スカイドン」という単語が作中数回出てくる。いやー懐かしい(^^;

設置される対策本部。共存か排除か。本部はディックとのコミュニケーションを試みる。
きっと科学特捜隊本部でもこうやって未知の宇宙人や怪獣とかとコミュニケーションを図ったんだろうなぁ、などと思いつつ。「コミュニケーションなんぞ取れるか!」って怒鳴るお偉いさんとかいてね。

コミュニケーションにはロジックが欠かせない。
でも人類の論理は彼らの論理とは違う。

人類ならではの欲望、判断。矛盾。それに端を発した混乱。

SFではあるのだけれど、やはりこれは人間の物語だ。
愛情と信頼と、そしてそれを伝える“言葉”の物語。

共存するとはどういうことなのか。
ウルトラマンの中でも繰り返し議論されてきた重い命題だ。
さらには人類を守るのは“ウルトラマン”なのか、それとも“人類自身”なのかと繰り返し問われ。

孤独とはいったいどういうことなのか。
逆に誰かとつながるということはどういうことなのか。

みな悩み考える。だからこそ登場人物――ディックやフェイクも含めて――が魅力的なのだ。主役だけでなく悪役さえも。
中でもいちばん染みるのが“賢(さか)しくない”、ただの田舎の漁師のじいさんの真っ直ぐな、真に正直な言葉。
ああ、そんなジジイになりたい(笑)。

クライマックスもやはりロジカルな言葉のやり取り。
が、最後にはロジックを超越した、心の言葉があって――。

巻末の解説の最後を引用させてもらおう。

『読め。面白いから。』

そんな重苦しい中にもちゃんと「ボーイ・ミーツ・ガール」があったりなんかしてね(^^;
ラストシーンなんてそこらの恋愛小説が裸足で逃げ出すほどですから。知らんけど。

――まさに「空の贈り物」ではなかったかと。ついでに完全日本製の航空機という「夢」も乗せて。

*  *  *

著者あとがきの、さらに後ろのページに後日譚があって。
内容は書かないけどさ、こんなん泣くに決まってるやん。ずるい!



2018年5月17日木曜日

ふたたびの春宵の響。

去年に続いて和楽器の野外コンサート、洗足池「春宵の響」に行ってきました。
基本的に感想は去年とおんなじ(笑)なのでわざわざ書くこともないかなとも思ったりもしたけど、それでもやっぱり素敵だったので書くことにします(^^;
ちなみに去年のブログは→コチラ

昨年の経験も踏まえ少し早めに会場に着いて舞台(ステージ)を正面から見える位置を確保した。とは言うものの、目の前にはそれはそれは見事な木立があるので決して見やすいというわけではないんだけどね。
空はまだ明るさを残している時間帯。

まさに“春宵”の空に篠笛の音が溶けていく。
やがて空は暗くなり、ライトアップされた空間が外界から切り離されたようで。


木々は風にざわめき。
池の水面は揺らめき。
そこに重なる笛、尺八、あるいは囃子、そして謡。

――幽玄。

そんな言葉を浮かべる。木々や森の中に何かが「いる」ような。
尺八によって奏でられる鳥の羽音。篠笛によって奏でられる虫の声。
繊細でいて強烈な音、音、音。

この空間を作り出せるのが一流奏者の証なのかな。
すぐ後ろを見れば民家があって、子どもは騒ぐし、犬はほえてるし、っていう環境なのにね。

去年も書いたけども、聴いたり見たりするのではなく「味わう」。あるいは「感じる」

すばらしい体験でした。今からもう来年が楽しみです。

2018年5月16日水曜日

【ら~めん】ねじ式@幡ヶ谷

“ら”な諸兄であれば幡ヶ谷というとあの超有名店が思い浮かぶかと思います。実は今回もそのお店に向かってたのですが(トータル3回目、諸事情により一度も食べたことはない)、残念ながら営業しておらず・・・。その有名店はすんごく細い路地を曲がったところにあるので、角を曲がる場所の目印にしてたのが今回入った「ねじ式」なのです。たぶんつげ義春のマンガとは関係なさそう。
地元の人とおぼしき方々が次々に入店しているのを見て「よしここにしよう」という感じです。なんかすいません。

店外にメニューはなかったので、券売機の前でちょい悩む。メインは醤油(濃厚醤油)らしいが、僕の前の人は味噌を選んでたし、鶏白湯もオススメされてた。
悩んだときは基本メニューということで、醤油の「味玉らぁめん」(800円也)を。

カウンターに食券を置いてキョロキョロ。
店員の方のTシャツも、内装やインテリアも、ロック一色。目の前のジーン・シモンズの人形がカワイイ(^^;
貼り紙には「スープににんにく入ってます。抜くときは言ってね」旨が。いや、抜きたくない(笑)。

「はい、味玉らぁめん、おまたせしました」

最初に目に留まるのは2本のレンゲ。普通のやつと穴開きのやつ。
トッピングにそぼろがばーんと乗ってるので、それをサルベージするためのものと思われ。なるほどー。
まあ2本あると食べるときちょい邪魔ですわね(^^;
ほかには大きめのチャーシューに茹でモヤシ、それからメンマが乗ってます。

まずは穴開いてないレンゲでスープをすずずずっ。
あ、旨い。背脂の甘みのような旨味だ。醤油自体は強くない。そこにほのかににんにくの風味。これはにんにく抜きは考えられないな。

少しばかりとろみもあるので、黄色がかった中太の縮れ麺にどんどん持ち上げられる。絡みつく。
気がつくと麺より先にスープが少なくなってしまうタイプ(^^;

ちゅるりんとのどごしのいい麺に、モヤシのシャキシャキ感もプラスされてとってもいい具合ですねぇ。

食べ進めるうちに、そぼろの味もスープにプラスされてくる。旨味さらにアップ!
そぼろ自体の味付けがいいんだろうねぇ。隣の席のお兄さんが「そぼろ増し」を食べてた。ワカル。

あ、このチャーシュー、鶏だわ。見た目完全に豚だと思い込んでたから、意表突かれた。
味玉は特に・・・。

気がつくと穴開きレンゲを使うまでもなく、完飲してしまってました(^^;
ごちそうさまでしたー。

京王線幡ヶ谷駅から甲州街道に出て、北側に渡って右。「六号通り商店街」に入って200mほどの左側。「麺」とのみ書かれた真っ黒い看板が目印。

2018年5月15日火曜日

長い長い原作からの取捨選択。

今回今さらながらに見てみた映画は、いずれも原作小説既読の64-ロクヨン-」武曲-MUKOKU-」の2本立てです。あ、「64」は前編と後編だから、合計で3本立てですね。

物語の内容はリンク先の読書感想文を読んでいただくとして(手抜き)。

「64」は、昭和64年に起こった未解決事件の時効1年前という舞台でさまざまなプレイヤーのそれぞれの思惑が交錯する――いや交錯すらしてないかも――というのが見せ場になる。で、そのひとりひとりにいわゆる主役級の役者を配したものだから、相当にカオスだ。

カオスになること自体は、もともとそういう話なのでいいのだけれど、映画という時間的な制約のある中で、「で、お前は結局何だったの?」という人物が多すぎたかな、と。

前後編合計240分でも足りない(原作も上下巻だった)。でもどこかを端折ると成立しない。制作者は悩んだことと思います。
その努力に敬意は払いたいと思いますが、それでもやっぱり1つのストーリーを前後編に分けるのって、あんまり好きじゃない。

一方「武曲」のほうでは2人の剣士の対決部分にフォーカスをし、ある意味切り捨てた(剣道だけに「斬り捨てた」かな)エピソードもあるように思う。

こちらも大作なので、そういう判断も映画としてはそれで正解なのかもしれない。

だけど、小説を読んだ側からすると、描き足りてない、そんなことも思う。
特に「酒を断っていたはずなのに、ふと飲んでしまう」という部分。R指定を喰らいそうな病的な狂気。もう少し描いてこその主人公の「弱さ」なのではないかなぁ。

役者のパワーで押し切りましたな(^^;

・・
・・・やはり原作ありきは難しいです。

ちなみに「64」はNHKでやった連続ドラマのほうが好みでした。

2018年5月14日月曜日

得点、惜しい、欲しい。

ボールは動いてたし相手守備も振り回してたし、しっかりと縦へのチャレンジもできてたし、ギャップを突いて決定的なところまで進入できて、シュートも打ててたんだが。
鳥栖の守備陣に最後の最後でブロックされてしまう、ということが90分間。

2018 Meiji Yasuda J1 League #14
△浦和 0-0 鳥栖

ゲーム内容は終始圧倒し、怖かったイバルボもDF陣が見事に封じた。鳥栖に勝機はなかった。ただ、出なかったのは浦和にとっての「結果」だけ。
唯一失着があったとすれば、スペースのないところへのマルティノス投入、か。選手も配置に相当混乱してたしな。

閉塞感満載でスコアレスというのとはまったく違ってて、可能性の塊のようなスコアレスドローだからなぁ、決して機能不全ではないわけで、何とも言いようがないというか。うーん。

オリヴェイラ就任から公式戦6試合2勝3敗1分。勝ったのはいずれも2-0。それ以外はすべてノーゴールなんだよね。ただ負けているときはすべて0-1だから守備はある意味安定しているとも・・・。スクランブル4バックでもバランス崩れないしねぇ。

【急募】得点を取る方法。4試合前にも書いた(^^;

中断まであと2試合。もう少し我慢なんだろうなぁ。
でもルヴァンカップの予選はなんとか勝ち抜きたい。

*  *  *

オリヴェイラはジャッジにおかんむりだったようだけど、僕は「こんなもんかなぁ」って感じで見てた。確かに怪しいのはいくつかあったけども・・・。

2018年5月11日金曜日

わんおく。

ワンオクことONE OK ROCK
彼らのLIVEがWOWOWで放送されてたので録画して見てみました。

もともと単発では曲は聴いてて、かっこいいなぁとは思ってたんですが、こうしてまとまって演奏するのを見るのは初めて。

なるほど人気あるのは納得ですね。

いろいろひっくるめて(雑な言い回しすまん)のカリスマ性というのか――音楽性やロックを語る言葉は持たないので、好き嫌いレベルでしか言うことはできないけれど、やっぱりバンド全体がかっこいいと思ったよ。うん。実にロックっぽいと思ったのは確かで。

数少ない知ってる曲(笑)、「Mighty Long Fall」映画「るろうに剣心 京都大火編」の主題歌ね)と「We Are」(NHKのサッカーテーマソングだったやつ)がラストに立て続けに演奏されて・・・何と言うか・・・ちょっと震えました(^^;

にしても・・・Taka(ウチでは「森家の息子」と呼ばれてます)は賀来賢人にそっくりだな。(←それが一番言いたい)

2018年5月10日木曜日

【ら~めん】らーめん蓮@蒲田

口の中が味噌を求めていた。検索すると行動範囲に評判のよい店があるじゃないですか。
というわけでさっそく「らーめん蓮」へ。

券売機で「味噌らーめん」(790円也)をポチっとしてカウンターへ。

「野菜増しとニンニク増しができますけどもどうされますか」

めっちゃ丁寧に聞かれた(^^;
後の予定を考えて「野菜だけお願いします」と。うう、ニンニク入れたい(笑)。

するとまずショットグラスに入った野菜ジュースが供される。サービス。
貼り紙によれば「血糖値の上昇抑止」とか「食べすぎ防止」とか。細かいことはまあいいいか。いただきます。ぐびっ。

カウンターの中からは野菜を炒める音が聞こえる。味噌ならではのこの音が食欲を増進させます。せっかくの「食べすぎ防止」野菜ジュースが無意味に。いえ冗談です。

さて味噌らーめんです。

丼の中央に炒めたモヤシと長ネギがどん、と乗ってます(どーん!ではないです)。これがおそらく野菜増し分かな。
それから大きめのチャーシューが目を引きます。味噌ってわりと挽肉イメージですが、チャーシューのみです。

ではスープから。

おっ。イメージの中の味噌とは違う。いい意味でしょっぱい味噌の強さはあまり感じられず、何か別のスープと味噌スープのダブルスープみたいな感じ。ああ、バカ舌なので説明できない(^^;
舌触りもなめらかで、鶏白湯的なつるとろ感。おもしろーい。おいしーい。

一方麺はイメージどおりの縮れた太麺。当然スープが絡む絡む。
こりゃもうぐいぐいと食べ進むのみっ!

途中で卓上の辛もやし(けっこう辛い)を投入、少しだけ「辛味噌」テイストにしてみたりしつつ――止まらん止まらん。
あっという間に完食でした。ごちそうさまでした。

JR・東急の蒲田駅の西口が最寄。階段を出てまっすぐ環八方向へ100mほど、ユザワヤの6と7の間を右折、最初の角の左向かい側。

2018年5月9日水曜日

山手線謎日和。~読み鉄シリーズ4~

読み鉄シリーズはそもそも3冊の予定でしたが、「3」がイマイチだったこともあって延長戦です。

本屋で目にとまった知野みさき「山手線謎日和」。目次を見ると3話収録のようで、それぞれ五反田駅事件、高田馬場事件、上野駅事件とタイトル付けられている。これは大好物な予感(笑)。ただし以前読んだ似たようなタイトルのやつは少々ナニだったので一抹の不安も。

主人公は出版社勤務のイズミ(ファーストネーム)。探偵役は、一日中山手線に乗りながら本を読んでいる不労所得の男・和泉(姓)。2人のイズミは「本」と「巣鴨の喫茶店」をきっかけにして出会う。

全体のムードがほんわかしているのは、ちょっとしたラブコメ要素が入ってるからかしら。
そのムードありきなので事件は「日常の謎」かなと思いきや、五反田や高田馬場で起こる事件は案外社会派で意表を突かれた。書いちゃうけど、歩きスマホと構内暴力、痴漢と冤罪。

そうした事件を、少し偏屈な和泉(ありがちキャラ設定)がその鋭い観察眼で解決していく、というストーリーなんだけど。

舞台はまったく知らない場所ではないし、逆にむしろよく知ってる場所もあり、情景が浮かぶのはありがたい。特に五反田ホームの立ち食いそば屋とかね(^^;

これで確かに続編もあってたとえば全29駅が網羅されたらすごいだろうなぁ。でもね、設定として山手線、あんまり重要な位置づけとは感じなかったんだよ。
探偵が一日中乗ってるという以外に「ならでは」がまったくない。別に山手線じゃなくていいじゃん的な。
上野駅事件に至っては電車である理由すらない。

「おもしろくなかった?」と聞かれると、たぶん「わりと楽しんだ」と答えるような気がするけど、「おもしろかった?」と聞かれたら、「んーー」と答えに悩む気がする。

あんまり厚くないんで、すいすいと読みきってしまうことだけは請け負う。

*  *  *

本編とは全然関係ないが、本の冒頭に掲載されてた山手線路線図において、田端駅を田畑と誤植してるのが気に食わん>ハルキ文庫

2018年5月8日火曜日

それ行けスマート。

今回今さらながらに見てみた映画は「ゲットスマート」です。
1960年代に放映されてたテレビドラマ「それ行けスマート」のリメイク作品とのことですが、記憶にあるようなないようなあるような。だって生まれる何十年も前のことだし(大嘘)。
ま、いずれにしてもコメディタッチのスパイ映画となればノスタルジーとは関係なく見ちゃいますよね(^^;

秘密諜報機関コントロールの分析官スマート(おとぼけな空気読まないやつ、というキャラ)が、やっとのことでエージェント(現場に出るスパイってことだね)に昇格。コンビを組むことになった女性エージェントとともに、悪の秘密組織カオスから盗まれた核兵器を取り戻すべく大活躍を見せる、というお話。
組織名がとてもわかりやすいですね。スマートという役名も人物像にぴったり。

女性エージェント役にアン・ハサウェイ、同僚エージェントにドウェイン・ジョンソン。
おおよそ10年前の作品なので、ドウェインがまだ細い(といっても十分ゴツいが)。アン・ハサウェイは今もまったくお変わりなく。すげえ。ひたすら美しい。

「スパイ風味のコメディ」ではなくて、あくまでも「コメディタッチのスパイ映画」。なのでハラハラドキドキ的な展開も、どんでん返しもちゃーんとあるのが実に好み。
というわけなので、ストーリーについては細かくは書きませんけど、むやみに複雑になるわけでもないものの、きちんとスパイ映画としてのプロットだったと思います。
そこに細かなネタが散りばめられている、そんな感じなのです。

ネタのほうはひねりすぎてないからいい意味でわかりやすくて、しかもクスクスっとしてしまう上品さ。そういう加減がとってもいいじゃないですか。

楽しい映画という表現がピッタリだと思います――アン・ハサウェイの無駄遣い(笑)という気もしないでもないですけどね(^^;
考えなくていいので、吹き替え版オススメ。

2018年5月7日月曜日

スクラムもボタンも押していいぞ。第3報

ラグビーワールドカップ2019。チケットゲットを目指し「開催都市住民先行抽選受付」に申し込んだことは第2報にてお伝えしたとおりです。

で、このたび発表がございまして。




みなさんが申し込みボタンを“押さないで”いてくれたおかげでしょうか、なんとか1試合に当選いたしました~!(拍手)
やはりMasterCardには威力アリと思わざるをえない。

これで「ラグビーのワールドカップ、生で見たぜ」と死ぬまで自慢できます!!

当選したのは東京スタジアム(味スタのことだけど大人の事情で本名で呼ばれています)の準々決勝。
当然対戦カードは大会が進んでいかないと決まらないわけですが、片方の出場チームが“プールAの2位”。もしも、もしもですよ、超期待も込めてわれらがジャパンが決勝トーナメントに進出できることになったとしたら、この“プールAの2位”の可能性、めっちゃ高くないですか?

そう、プラチナチケットに化けるかもしれないのです!!
これはジャパンの応援にも熱がさらにさらに入ろうというものです!!

いやー楽しみ楽しみ。

・・
・・・

というわけでみなさん、もう申込ボタンはどんどん押しちゃっていいですよ。おおらかな気持ちでそう宣言申し上げます(^^;

僕だって1試合で満足するつもりはないですしー。

次は5月19日からの「大会公式サポーターズクラブ先行」です。無料メルマガ会員みたいなもんなんで、参加しておいて損はないかと。記憶曖昧ですが、チケット購入IDと連携もできたと思う。

さあ、ご一緒にポチっと押しましょう!(←余裕のコメント)

試金石。

新監督として初勝利の後のゲームは、オリヴェイラさんにとっては古巣でもあり、現在の立ち位置を測る上で試金石とも言える対戦相手だったかもしれない。

2018 Meiji Yasuda J1 League #13
鹿島 1-0 浦和●

相手が相手だけに結果は煮えくり返るほど悔しいのだけれど、内容も形もちゃんとあった
選手も足りているとは言い難いが、采配で補えていたと思う。

ちゃんと戦えていた。
だから浦和には文句なし。結果ではなくてね。
あのPKは・・・直後には不満爆発ではあったけれど、主審が主審だからあれは吹くだろうな。そこまで利用されたと思えばいたしかたなし、か。

システム的には3バック継続だけど、3-3-2-2みたいな形。青木をアンカーにして長澤を柏木の位置まで出している感じ。同じ3バックでもサイド偏重ではなく、ミシャさんの香りはほぼなくなってきた。
柏木と長澤で出所をケアし、青木がスペースを消し、そしてDFが狙う、そういう守備の形に見える。この時間のない中で、そうした「やり方」が確立してきたというのはオリヴェイラの力量であることは想像に難くない。
危ない場面がなかったとは言わないが、基本的には崩されてはいないもん。
オリヴェイラ自身が「結果のみが、内容を反映していないアンフェアなものだったと思います」って言ってるしねぇ。

あとは攻撃、というか決定力だけですかね(^^;

いずれにしても一歩ずつ進んでいることは間違いない。期待できる状況にはあると思う。
だから鹿島には埼スタでリベンジするのみ。以上。

2018年5月3日木曜日

まずは厳しいディフェンス。

多摩川のこっちでバスケ見てる同時刻、向こう側ではJリーグ。情報遮断を試みるも、DAZNにたどり着く前には結果がやはりわかってしまう。でもさ、勝ったって情報はいくら聞いても怒る理由はないですよ。ま、そんなもんよね(^^;

2018 Meiji Yasuda J1 League #12
川崎 0-2 浦和○

点取れた~!勝った~!しかも川崎に!

一番のポイントは守備。川崎のパスワークを封じるには、起点となる大島にボールを渡さないこと。長澤が絶妙なポジション取りでコースを切る。
次は前線での1対1。前に圧力をかけるような守備。たしかにファウルはかさんでいたけども、そこは譲らないという姿勢が、川崎のリズムを削いだ、そういうゲームではなかろうか。

オリヴェイラレッズの基本線は、この守備が厳しい、ということだと思う。さあ、ここからリスタートだ!
奈良のGKについては、ちゃんとしてた、としか言いようがありませんな。

TRY HARD!

多摩川をはさんで向こう側とこっち側で応援しているチームの試合が同時開催。
悩むまでもなく、シーズン最終戦のこっち側の試合に行くことに。
あっちの試合は行きたくてもチケ完売なもんで(^^;

【TRY HARD】、それは今季スローガンとして掲げたもの――。

2017-18 B2 Legue #31 Game1
●東京Z 61-65 群馬

結果は残念。惜しい。悔しい。だけど、常に10点差ほどを追いかけて、4Qに追いつき追い越し・・という展開はとてもエキサイティングだった。それに伴ったアリーナの雰囲気も最高だった。

その一番の要因は、気持ちの入った守備だったかと。気持ちだよね、気持ち。

理想はある。でも、そのひとつ前の段階として、「まず気持ちがないと始まらない」、そんなことを思った。

オンザコートで不利な状況。1対1でかなわないなら、集団で守る――そのためのゾーンディフェンス。この2-3ゾーンが素晴らしかった。声を掛け合い、局面では責任を持ってエリアを守る。「決死のゾーン」、そんな表現がぴったりだった。
しかもそのメンバーは#14、#22、#35、#5、#19。スターターとはまったく違うメンバー。ディフェンスで計算できるということだろうけど、特にチョモさんの鬼気迫るプレーは鳥肌モンだったよ。
最後のポゼッションで攻撃的な選手を入れるかと思ったけど、卓さんは流れを切りたくなかったのかな。リングにアタックするところまでは行けたんだけどな・・・OTには届かず。

勝利はできなかったけど、TRY HARDを見せてもらえました。こういう試合を続ければ、勝ち負けを越えて「またここに来よう」、そう思えるのだと思います。
というわけで、また来シーズン、ですね。

*  *  *

3Q終わりのGo-Go Timeでまたまたプレゼントもらってしもうた。しかもこの試合でZgirlsとしてのパフォーマンスが最後になるFukaさんから。いやーバスケ楽しい(笑)。

2018年5月2日水曜日

丸メガネをかける理由。

メガネを買うときってのは、それなりに一生懸命自分に似合うフレームを選ぼうとしています。
ベースには「ええかっこしい」があるので、たとえば候補を3本ぐらいチョイスして、一番オシャレっぽい店員さん(特に異性の店員さん)に、「プロのご意見を聞きたいのですが、いちばんカッコよく見えるのどれ?」と聞いてみたりとか(^^;

そうして何本も持ってる(安物ばかりですが)わけですが、度数の問題とかもあったりするし、多少流行なんてのもあるので、結局のところ「最後に買ったやつ」を使うことがほとんどです。

今現在普段使いしているのはいわゆる遠近両用の丸メガネ(これをネタにしたブログは→コチラ)なのですが、仕事中にかけてるやつ(PCのディスプレイに焦点が合う)をこのたびおおよそ6年ぶりに新調いたしまして・・・それもはやり丸メガネ

メガネキャリアは長いので、それなりにどんな形でも似合うという自負(笑)はあるのですが、なぜラウンド型(昨今流行のボストンではなく)を立て続けに選んでいるのか。

・・・あまり深く考えたことはありません(^^;

が、無理やりに理由を考えてみると、たぶん「歳のせい」なんじゃないかと。

ラウンド型って、レトロなイメージもあってオシャレっぽいですけど、若干「ふざけた感じ」になるんですよね(偏見すまぬ>ウォーリー)。その意味では若者にとってはオシャレハードル高めだと思います。
が、年寄りがかけるとふざけた感じよりもレトロのほうが印象として強くなるんだと思うんです。レトロで、少しだけオシャレな感じ、これがオッサンには具合がよろしい。これがまず1点。

もう1点、こちらが最大の要因かもしれませんが、顔の形自体が変わってきたんじゃないかと。僕、もともと丸顔だったと思うんですよ。それが経年劣化といいますか、脂肪が重力の影響を受けて・・・簡単に言うとたるんできた、と。で全体像が丸から四角になってきたんですわ(涙)。自分の父親と同じ顔になってきた(泣笑)。
四角いフォルムには丸が似合う、そういうことです。ええ。
今回のフレームはわりと大型なので、小顔効果もあるかも?

このブログをPCで読んでる方は右上のほう、スマホ版なら一番下に著者のプロフィール画像として「ひげメガネくま」の絵が出てると思います。
よーくご覧ください。くま、四角い顔に丸メガネですから。ほら。『ぐっ』。


2018年5月1日火曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#57

気温そのものがめちゃ高いわけではないときでも、んんんんんっと力を込めると汗が浮かんできます。気持ちいい季節です。

【2018年4月期】
トレーニング回数:2回

気持ちいい季節になったからといって、目に見えて回数が増えたりしないのが実に自分らしい(苦笑)。このまま薄着の季節が来てもいいのだろうか、と自問自答するものの(^^;

主要メニュー
2回のうち1回はおおよそ45分かかる「ちゃんと全身くまなく」のマイスタンダード・フルメニュー。
が、もう1回は“謎の膝痛”により下半身回避。そのぶん上半身は1セット多くやってみました・・・キツイ・・・薄っぺらい胸板に筋肉痛・・。

計測
前月比、体重-0.6kg、体脂肪率-0.3ポイント。
シーズン2開始からは-3.1kgの+2.1ポイント。
高値安定好景気絶賛継続中。

先月分へのリンク