2016年12月31日土曜日

【ら~めん】インディアン@蓮沼

あてもなくふらふらと散歩してたら蓮沼の駅前に出る。昼食には少し早いけど、せっかくだからと老舗の「インディアン」を目指す。何年ぶりだろう。もしかしたら20年ぶりぐらい?

・・・あ、店がない(@_@)

慌ててスマホで検索すると移転してたらしい。といっても同じ町内。行ってみると、なんだか小綺麗な店構え。イメージ違うじゃないですか(←失礼)。
11:30にもなってないのにほぼ満席。さすがです。

こちらで注文するのはもちろん「支那そばと半カレー」(1050円也)。何しろトップメニューは「最高級カレーライス」(1000円)で、しかもお店の本名(?)は「武田流 古式カレーライス 支那そば インディアン 本店」ですからね、セットにしてカレーも食さねばならない(笑)のです。

店内をながめると奥の壁に「モヤさまアワード2010」の巨大表彰状がディスプレイされている。そういえば出演してたなと思い出しつつ、その表彰状のバカでかさに苦笑い(写真はなんとなく憚られたので、ぜひ見に行ってみて~)。

まずは支那そばから到着。
透明でかすかに黄金色のスープに細縮れ麺、大きめのチャーシュー1枚に味玉1/4、青菜はたぶん小松菜。そしてメンマ。スタンダードっていうんですかね。なんとも安心感のあるビジュアルです。

スープは野菜と魚介の出汁なのかな。強烈なところは感じない。それでも弱々しいわけではなくって、静かに奥まで旨味が届いてくる、そんな印象かも。
踊るようにスープを持ち上げてくる麺との相性ももちろん抜群で、何て言うのかな「なつかおいしい」のです。

半分ほど麺がなくなったところで半カレー到着。
アメフトのボールを縦半分にしたような形に盛られたごはんに、濃厚な茶色のルウ。「昭和のおでかけカレー」(伝わるか?)です。
少し舌の上でざらつくような感触と、香辛料と旨味が混在となって・・こちらもまさに「なつかおいしい」。
ちなみ「当店よりおいしいカレーがあったら教えてください。勉強しに行きます」と豪語する自慢の一品でござる。

カレー単体ももちろんおいしいんだけど、このカレーの風味が口に残っているうちに、支那そばのスープを飲むとこれがまた!!

文字では説明できませんが、「セットにして良かった」と心底思えるのです。
ノスタルジックな気分がそうさせることは否定しませんが、それだけじゃない伝統の力みたいなものもあるんじゃないかな。

やっぱりおいしかったです。ごちそうさまでした。

東急池上線蓮沼駅、改札を出たら右。100mほどの最初の信号を左、50mほどの突き当たり手前の左側。

2016年12月28日水曜日

さんぽニスト、海を渡るの巻。

有明方面にちょいとヤボ用がありまして。時間には余裕があるので、歩いて行ってみるかと(^^;
ざっくり地図を見ると、「ふむふむ、この橋を渡れば間に合いそうだな」。

というわけで何も深く考えることなく、レインボーブリッジに向かったのであります。

まずは芝浦埠頭側の入口に到着です。



「で、でけぇ(ごくり)」



特に真下から見るとその大きさというか、高さに圧倒されます。
そう、ワタクシ、高所恐怖症でした。今の今まで忘れてました!(爆)

かといって今さら引き返す、あるいはゆりかもめに乗るというのはなんだか癪じゃないですか。男子たるもの逃げるわけにはいかん!と絶賛後悔しながらエレベーターで7階(心の声:「おいおいそんなに高いのかよ」)まで上がります。
ちなみに料金は無料、自転車も後輪に指定の台車を取り付けて手押しなら利用可能。北ルート(東京タワービュー)と南ルート(フジテレビビュー)があります。今回は北ルート。

エレベーターを降りるといきなり橋の上です。



右は一般道とゆりかもめ、上が首都高。そしてもちろん左は東京湾。
全力後悔しつつ、ゆっくりと足を出してみます。

「揺れてるじゃーん(泣)」

タッタッタッタッ。強風とともに近づいてくる背後の音にびっくぅってなってたら、ランナーさんに追い抜かれただけでした。脅かすんじゃねえよ(八つ当たり)。
正直左に顔を向けることができません。歩道の限りなく右寄り(車道ギリギリ)を歩きます。道は少しずつ上り坂です。

そして!!



歩道はなぜだか橋脚を迂回するように空中に出てしまいます。足の下には何もないのです。風もさらに強烈です。まったく意味がわかりません(怒)。本気と書いてマジ後悔です。
とは書きつつも、ブログのネタのためには写真を撮ることも辞さない私です。が、スマホを取り出しただけで「海に落としちゃうんじゃないか」という不安が。液晶を握り割るのではないかというほど強く握り締めてシャッターを押しました。高所恐怖症ってこういう面もあるのねと新発見(大汗)。

空中を通過したことで、少し慣れてきたかもしれません。いや、たぶんわけわかんなくなってるだけでしょう。だって心臓は早鐘よりも早く鳴ってますもの。
でも、きっと素晴らしい景色が広がってるはず。記念撮影は必須です。かしゃっ。



あ、網にピントが(笑)。
かなり粗い網ですから、それなりに近づいてシャッターを押せば網は写り込まないですむはずです。理屈はわかります。わかるけどさー、これ以上近づけないんだよ。しょーがないじゃないかー。



ほらね、内側だったらちゃんと撮れるんだから。

上り坂部分は案外短くて、お台場に向かってゆるゆると下り始めるのですが、下りってさ、加速度がつくからさ、恐怖感マシマシなんだよね・・。

さらに、海側を覆っていたはずの網がなくなって、低い欄干だけになっちゃった。
危ないじゃないか![ここは海面から41m]とか表示は要らん!!(錯乱)



この写真から顔を右に向ければ東京タワーがそれはそれは美しく見えます。
そう意識を遠くに持っていけば少し平気みたいです。コツをつかんだな――。

・・・が、このあと、歩道幅約2m、両側は低い欄干だけの下り歩道橋みたいなとこを通らなければならず、これは本当に怖かった。視線の先にはどうしたって海面が見えてしまう。
それでもその先にはゴールが。がんばれ俺。



お台場海浜公園は今日も穏やかです。

以上、「このはしわたるべからず」でございました。ちーん。

せっせと年の瀬。

年内最終出社日。さて煤払いをば・・・というわけにいかず、普通に、いやむしろそれなりに忙しくせっせと働いてる。
本当に明日から休んでいいのか、心配になるほど。

休むけど。(キッパリ)

さて午後もがんばりましょう。働き者のみなさん、1年間お疲れ様でした。

2016年12月27日火曜日

黒く暗い海で。

宇宙空間というのは孤独感を想起させるものだけど、海の底というのも相当だ。
というわけで、宇宙ネタに続いて今回今さらながらに見てみた映画は、潜水艦モノの「ブラック・シー」です。

Uボートとともに沈んだ金塊を求めて・・・というストーリーは胡散臭さ全開で(笑)、実はそんなに期待してなかったのが正直なところ。

ところがちょっと良い意味で裏切られた――単純な閉鎖空間パニック映画ではなかった。

海の底で生きてきた男たちは、陸に上がってもやっぱりどん底で、逆に息することすらままならない。それならば再び海へ――。

「全部貧乏が悪いんや!」
そんなセリフはもちろんない(^^;

海の底にいるからこそ生きていられる。閉鎖空間にいるから息ができる。そんな矛盾するようなことが乗組員の表情から伝わってきて、なんだか身につまされつつも引きずりこまれていく。

だけどやっぱりうまくはいかなくて。

主人公を演じるジュード・ロウ。その表情から一瞬違うものを見た。そしてその変化をきっかけにして物語はクライマックスへと突き進んでいく。
潜水艦乗りは、潜水艦でしか生きられない。そして潜水艦で――。

ちなみに、タイトルは文字どおり「黒海」のことだけど、もちろん“ブラック”という言葉からイメージされるものはすべて映像の中に描かれている。

2016年12月26日月曜日

第四惑星ひとりぼっち。

今回今さらながらに見てみた映画は「オデッセイ」です。さんざん宣伝してましたからね、大まかな内容については既知情報でした。すなわち、火星にひとり取り残された主人公のサバイバルと、その救出作戦を描く作品、です。

孤独の中で死を待つだけなのか、というシチュエーション。おまけにリドリー・スコット監督。もっと重々しい(重力は小さいが)、息苦しい(酸素ないしww)映画をイメージしてた。

ところがこの映画、意外とポップなんだよね。

絶望的な状況なのに、「よーし、生きちゃうぜー」と決断しちゃうのも早いし、どんどんトライして成果も出して、たまに失敗しても「いやー、失敗失敗。はっはっはっ」みたいな。
なんかね、主人公がスーパーマンなんだ。
もちろんスーパーマンでなければ生きられない状況ではあるんだけど、もっと苦悩やら切迫したものが描かれるのかな(本人だけでなく救出側も)と思ってたぶん、肩透かしされたような感じだったな。

それは、そこここで流れる80年代ディスコサウンドのせいだけではないと思う。

まあガッツリ描けば2時間に収まるわけはなさそうな壮大なストーリーだから、これはこれでひとつの解なのだろうなと思う。
だって映画としては十分に楽しいから。

・・・小説「火星の人」、読んでみようかなぁ。←きっと読まない。

2016年12月24日土曜日

2016年12月22日木曜日

現代版さるかに譚。

キョンキョンのオススメ第15弾、吉田修一「平成猿蟹合戦図」を読了。

話にはもちろんサルもカニも出てこない。じゃあなんでこういうタイトルなんだろうと考えながら読み進める。

そもそものさるかに合戦では「悪い奴=サル」がいて、その悪いやつを懲らしめる話だが――記憶違いしてると困るな。Wikipediaでチェック。うん、間違ってなかった(^^;
そこにはキーワードも記されてた。それは「因果応報」

ただ、サルの最期がなかなかに凄絶なので、少しだけ思うんだよね。「何もそこまで」と。

そういう印象をベースに読み進んでいくと、とある事件を起こした中心人物の“転落する未来”が鮮明にイメージできてしまって、だけどもそのイメージに対して「何もそこまで」と思う読者としての感覚も芽生えてくる。本当に悪いことをしてるのに、その悪いところが希薄になってきて、あげくに肩入れしながら読んでしまうような。

そう。そういう話だ。

でもね、本来、さるかに合戦とは「痛快」でなければならないはずだ。

・・・と思ってたら、物語は超意外な方向に展開、ちゃんと「痛快」なエンディングに向かうのよ。だってサルだと思ってた奴じゃない、別の奴が真のサルだったから(ネタバレしないように白文字)。

「何もそこまで」と一切思わない、スカッとするお話なの(笑)。さすがに驚かされたわ~。

・・
・・・

田舎のばあちゃんが言ってたセリフが頭に残る。

『スカッどする話さは毒っこ入ってらど』

めでたしめでたし。

2016年12月21日水曜日

紅白は役に立たないが恥じゃない。

テレビにかじりついて飲んだくれてても恥ずかしくないっ!大晦日ってのはそういうもんだ!!

と前置きしつつ、今年も恒例NHK紅白歌合戦プレビューをば。(→公式サイトへのリンク

そもそも出演することだけでも事件だったのに、大変です!イエモンが紅白で「JAM」歌うそうです!

いや、もっと大変なのはガッキーがゲスト審査員に来る、ということです。
ということは、生恋ダンス!!
振り付け覚えてテレビの前に集合だ!!息切れ必至。

「さぷら~いず!」と感嘆符を付けるべきなのはそんなとこかな。

そのほか、見逃しちゃなんねーのは・・・。

AI と 浦島太郎
現時点では曲順発表になってないけど、AIと桐谷健太はくっつくんじゃないかな。au大喜び(^^;
単純に浦ちゃんのパフォーマンス楽しみ。役者さんの声ってさ、なんかいいよねー。
桃ちゃんと金ちゃん来ちゃうとまんまテレビCMだから、そのサプライズはなさそうな気がする。NHKなんで(©「LIFE」)。

大竹しのぶ
役者さんの「いい歌」の筆頭格。しかも曲は「愛の賛歌」。間違いない。

宇多田ヒカル
NHKホールに来ないかなぁ。来ないよな・・・。最初で最後の紅白のような気がしないでもない。見逃しちゃなんねぇ。

PUFFY
初出場という事実も驚きだけど、もっと驚くのはデビュー20周年だというのにビジュアルに変化がほとんど感じられないというとこ。
紅白という場でもゆるゆると登場してくることをめっちゃ期待してます。てか、僕ファンなんす。

RADWIMPS
めったにテレビ出ないんでね。「ほお、これが『君の名は』か」のひと言でお子さんたちとの会話のきっかけになればこれ幸い(^^;
ちなみに、略称は「ラッド」ですが、イントネーションは「ラッパ」ではなく「でっぱ」のほうです。豆ちしきな。

RADIO FISH
なんとなくだけど、ピコ太郎さんが登場して場の空気を持ってってしまうという芸人ポジションになるような気もするし、いやいやそこはダンスパフォーマンスグループとして三代目J Soul Brothersあたりと競わせるような気もするし。
いずれにしても最大級の「あっちゃんカッコういぃぃ~」に期待大。
これもテレビの前で踊る予定(←何の宣言だ)。

山内惠介
いや、単純にすごくてうまいんだから。
演歌食わず嫌いの方々にぜひ聞いてもらいたいと心底思うのです。ややムード歌謡寄りの曲も似合ってます。

まだまだありますが、長くなっちゃうのでこのあたりで。
民放でもこういうフェスっぽい番組いろいろやってるけど、紅白歌合戦の持ってる「味わい」ってまた格別なんだと思います。

*  *  *

あ、NHK紅白アプリ、ダウンロードしました?
「AKB48紅白選抜」に投票できますよ。CD買わなくていいなんて、なんておトク(違)。
ちなみにワタクシはぱるるに投票しましたです。

このアプリ、「歌手出演通知」機能なんてのもありますから、他チャンネルに浮気もできそう?かも。

年の瀬邦画棚卸し。

今回今さらながらに見てみた映画は、人気テレビシリーズの劇場版2作を含む、なんと3本立て(^^;

「キサラギ」
互いに初対面の5人の喪服の男。その5人が1つの部屋の中で、亡くなったアイドルの一周忌に思い出を語り合う。ただそれだけ。
それだけなのにすんごくおもしろい。ニタニタしちゃう。
実力派というか個性的な役者さんたちの演技が、映画というよりも良質な舞台を見ているような気にさせられる。コメディに加えて実はミステリーだったりもするので細かくは書かないけど、週末の深夜なんかに似合う一本じゃないかな。

「アンフェア the end」
病院でひざを抱えてた女の子があんなに大きくなってんのに(子役がそのまま演じてたんだってね。すごい!)、雪平夏美はまったく年を取っていない!すばらしいぞ篠原涼子!
最終回なんでそんなに複雑なこともなく、前作で積み残した謎もスッキリ。キレイにthe endである。

「劇場版 MOZU」
これは、要らなかった。仕掛けは派手だけど、お話が安直すぎる。いや、成立してすらいない。やり直しっ。
いいや、やり直さなくていい。もう止めといてくれ。
長谷川博己とか池松壮亮とか個々はものすごく強烈なのにね。もったいない。

2016年12月20日火曜日

【ら~めん】烈士洵名@春日

めったに来ない町だと思ってたら案外続けてくることになった春日。この間行った「魚雷」のすぐ近所で、なおかつ同店と関係のあるという「信濃神麺 烈士洵名」に。「しなのしんめん・れっしじゅんめい」・・・って読めませんがな(笑)。

券売機には「あっさりのお好きな方はらーめん(細麺)を、こってり好きは白味噌(太麺)を」と書いてある。
が、僕が選んだのはそのどちらでもなく、「らーめん(太麺)」(770円也)。だって券売機の左上だったし、何よりそういう気分だったのだからしょうがない(^^;

えらく中途半端な平日午後3時の入店だったので、客ひとり店員ひとり。それもきれいなおねいさん。素晴らしい(笑)。

カウンターに座ってきょろきょろすると、麺の説明書きを発見。太麺は「大麦焙煎麺」。焙煎した大麦が混ぜてあって食べ応えがあるとか。うん、楽しみじゃないか。ちなみに細麺は信州のブランド小麦を使ったもののよう。

ではいただきます。

スープから漂ってくるのは強い煮干の香り。ところが口に含むと複雑な出汁と醤油味と相まって、それが突出するようなこともなく落ち着くところに落ち着いてる、そんな感じだ。
味も全体的に濃い。濃いと言うとしょっぱいような字面だけど、そういうことでなくって強い・・・んー・・・芳醇? ま、そんな感じだ(てきとー)。

太麺といっても極太ではなくて、細めの中太ぐらいでしょうかね。さすがに「大麦焙煎」までは僕の味覚では判別できなかったけど、独特のむにっとした食感は楽しくて、しかもスープともよく合う。このらーめん+太麺の組み合わせで正解だったじゃないか!

具材のメンマを口に放り込む・・・ぐにゅっ。なんだこの食感、明らかにメンマじゃないぞ。もぐもぐぐにゅぐにゅ。あっ、これ知ってる!
その正体はエリンギ、あの独特の食感だ。そこにメンマ的味付けをした「エリンギメンマ」という具材。キノコの風味もあってさ(もしかして香りにも影響あるかな)、これ楽しいぞー!
照明があまり明るくないので、見た目では認識できなかったよ。思ったよりもたくさん入ってて、丼の底に相当数沈んでた(^^;

強めの味と楽しい食感。なんか、エンタメって感じですね(てきとー)。
おいしかったです&たのしかったです。ごちそうさまでした。

都営地下鉄春日駅A6出口を出て目の前の信号渡って右に30mほど。

2016年12月19日月曜日

鼻血が出るほどの。

ごぶさたしております。2週間ぶりの更新です。

何してたんだと問われると、まあ仕事してたわけです。珍しく。忙しく。

MAX状態のことを、まれに比喩的に「鼻血が出るほどの」と表現することがあります。鼻血が出るほど忙しい、みたいに。
でね、出ましたよ、鼻血。リアルに。それも2回も。

乾燥って怖いですね。左の鼻の中がパックリいったような感触があったわけです。
で、確認しますよね。案の定「あ、出た」と。

ティッシュペーパーを丸めて突っ込んで安静――これが基本。
イマドキは上向いたり、首筋をとんとんしたりしないんですってね。坊主2号に教えてもらいました。

がそのティッシュが見る見る赤に染まっていく。どくどくと血が「湧いてる」のも実感できる。
ちぎってない丸々1枚のティッシュの白い部分がなくなっていく。垂れ下がったところからポタポタと・・・。

いやー、家の中でよかった。外出中のポケットティシュじゃ絶対に足りなかった。

2度目はその「かさぶた剥がれる」で今度は洗面所を赤く染め上げて。

そんなわけで、若干血の気が下がったので穏やかに残務処理しております(^^;

引き続きご贔屓に。

2016年12月4日日曜日

最強の準優勝。

勝ったのは、鹿島アントラーズ。

2016 Meiji Yasuda J1 League Championship Final 2nd Leg
●浦和 1-2 鹿島
aggregate score:2(1awaygoals2)2

2016シーズン、浦和レッズは1シーズンをかけて74もの歴史的勝点を重ねてきたが、たったこの1試合の結果で優勝を手放すことになった。

どんな競技においてもルールとレギュレーションがあって、それは必ずしも公平なものではなくて不条理な面もあるけれど、それも含めてスポーツである――。僕自身が普段から主張していること、そのものだ。
だけど、当事者になるとなかなかに厳しいなぁ・・・。

冷静に試合を振り返る気にもなれないし、今日の出来事をまとめる気にもなれないし、なかなか浮き上がるのに時間がかかりそうである。

勝ったのは鹿島だけど、強かったのは浦和レッズ。最強の準優勝」。そう言って胸を張りたいとは思うけど、その筋力が足りないや。

そんなわけだから、しばらくブログは書かないと思います。たぶん2週間ぐらい。毎年この時期恒例なんですけどね(^^;

それにしても、ここ一番で負けてしまう浦和レッズ。なんと愛おしい。再認識した夜でもある。

2016年12月1日木曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#41

前回はたった1回しかトレーニングをしなかったことをネタにしたわけだけど、そういう恥ずかしい部分を晒すというのは次に対するモチベーションになりうる。一方で、一度恥ずかしい思いをすると、麻痺しちゃうってのもあって・・・。

【2016年11月期】
トレーニング回数:1回
+α
なんだよその「+α」って(^^;
“非加圧”でチューブとストレッチポールとバランスボールを使って少々。だもんで実質的には今月も「いっかい」。
ほら、なんだか恥ずかしくなくなってきたぞ(爆)。

主要メニュー
先々月に書いた『回数が少ないので、やるときはしっかりやる。それだけは頑張って。となるとメニュー的には「普通に全身くまなく」以外ない。』、です。
ついにブログの文章もテキトーになってきた(笑)。
トレーニング間隔が空くと同じメニューを同じ負荷で同じ回数やるのがなかなかにしんどいのですが。当然ですわね。

計測
前々月比、体重-0.3kg、体脂肪率-1.0ポイント。
シーズン2開始からは-4.1kgの-1.9ポイント。
感覚的には筋肉が落ちてきてる気がするんだ。そりゃそうだ。

先月分へのリンク

2016年11月30日水曜日

赤の情熱。

電車の中すら全力ダッシュで帰宅。かろうじて後半KOに間に合う――。

2016 Meiji Yasuda J1 League Championship Final 1st Leg
鹿島 0-1 浦和

僕が見た後半にはほとんどチャンスらしいチャンスは作れなかったし、セカンドボールも拾われ続けて苦しい展開ではあった。
ここのところ浦和対策として各チームがやってきたことを、さすがに鹿島は高いレベルでこなしてきたな、という印象。かなり荒っぽい気もしたけど。

だけども「我慢すべきところは我慢できる」のが今年最も成長し成果が出たところでもあるし、「安全策が必要なときは安全策を選ぶ」のが勝利に対する執着心でもある。

有利になったのは間違いない。だけどまだ何も成し遂げていない。

鹿島は2点が必要。逆に2点取られると浦和も2点が必要になるというセカンドレグ。厳しい展開になることは容易に想像がつくし、ここはやはり浦和らしく「勝利をねらう」以外に答えはなさそうだ。

エンジ色じゃなく真に赤いみなさん、土曜日はがんばりましょう。すべては浦和のために。赤の情熱を持って。


(追記)大事なこと、書き忘れてた。
シャペコエンセの選手・関係者の皆様のご冥福を・・・R.I.P.
スルガ銀行杯2017で対戦するかもしれなかったのになんてこと・・。

2016年11月29日火曜日

フォースが覚醒しちゃった。

前もって言っておきます。ファンのみなさんごめんなさいごめんなさい(平身低頭)。
できるだけ予備知識を持たないように過ごしてきつつ、TV初放送に食いついておきました(^^;
というわけで今回今さらながらに見てみた映画は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、EPISODE VIIですね。

A long time ago in a galaxy far far away・・・あれから30年後が舞台。

んー。何と言ったらいいんだろう。
たとえばハン・ソロやレイア姫が出てきたり、スノーウォーカーの残骸があったり、ミレニアムファルコンがやっぱり故障したり。そういう旧作へのリスペクトがそこかしこに見えると、やっぱり「おおっ(喜)」という気分にはなる。

気分になるのだけど、あまりにそれが強すぎないかな、と。

「おおっ」と同時にやってくる「あれとおんなじじゃん」という盛り上がれない感覚。あとびっくりしたのが「マスク取るの早っ!」「覚醒早っ!」の件(^^;

まあルーカスの残像から逃れて本当の意味での新作になるのはEPISODE VIIIからなんだろうな。そんなことを思いましたです。はい。

おそらくVIIIではレイの両親は??みたいな話になってくんだろうな。スター・ウォーズって血脈の話でもあったりするから。
それにしてもレイって何でもできちゃう女の子ね(棒読み)。

それはさておき・・・・・おまえら、いつの間に!!

2016年11月28日月曜日

背筋と背筋。

こんなブログでもある程度「どなたかが読まれる」ことを前提に書いてます。その前提に対して「んんんん?」となることがあって。

それは漢字の読み方。同じ文字で別の読み=別の意味を持つ場合があるんですよね。
それはやっぱり読者の方にとっては読みにくいよな、と思うわけです。

たとえば「背筋」

これはまあ文脈で「はいきん」なのか「せすじ」なのかわかるかな。「はいきん」は寒くならない(そうでもない?)もんね。
でも「せすじ」って素直に読んでもらいにくいなと思うときは「背すじ」と書いたり。

たとえば「人気」

「人気がない」なんて書くと「にんき」か「ひとけ」か判断がつきにくいじゃない。

「心中を考える」なんて、読み方によってはまったく違う意味ですもんね。「上手」もちょっと悩むことあるな。
それから「金」。マネーを示すときはあえてカタカナで「カネ」って書くかも。

いろいろ由来を調べたらそれもまた興味深いのでしょうね。やってませんけど(^^;

日本語は難しいです。そしてまた、おもしろいです。

2016年11月25日金曜日

時の渚。

信州・白馬方面でスキーをする人間にとって、一度は目にしたことのある地名、「鬼無里」。道路の案内表示で見るたびに、毎度毎度読み方を一瞬悩む。
正解はもちろん「きなさ」。あたりまえだけどちゃんと変換されるんだぞ(^^;

その鬼無里も登場する笹本稜平「時の渚」を読了。久しぶりの探偵小説だ。
少し前の作品だけど、本屋さんの「秋の読書フェア」でプッシュされてたので(^^;

余命わずかな老人からの「35年前に生き別れた息子を探してほしい」という依頼から物語は始まる。んで、その手がかりを求めて訪れた土地のひとつが鬼無里で・・・という展開です。

人探しが軸ではあるんだけど、やっぱり(案の定?)探偵本人にも「過去」があって、双方が複雑に絡んでくる。
そしてすべてのポイントになる事象がある年の夏に集中していて、これが探偵にも読者にもちょっとした「引っ掛かり」として印象づけられる。

物語がひとつの答えにたどりついた後、読者はさらに驚かされることになるのだ――。おっとこれ以上書いちゃだめよ>俺

探偵モノだからさ、当然悪いヤツは出てくる。でもそれ以上に、市井の人々の生き方にやさしくスポットが当てられているような気がしたんだ。だから衝撃のラストではあるんだけど、読後感がいい。そういう一冊です。

おもしろかったっ!

ところで、「時」はわかるが、どうして「渚」なんだろう。つらつら考えてみたけどなかなかこれという答えが見つからない。

2016年11月24日木曜日

54年ぶりの雨は夜更けすぎに。

気がついたらもうクリスマスイブまで1ヶ月(!)になってしまったのも。
ランチの天ぷらそばがおいしかったのも。
なんだかいつも以上にバタバタキリキリ仕事してるのも。

ぜんぶ雪のせいだ。


あと、駅に着いた瞬間に電車が遅延し始めたのも。←いや、それは本当に雪のせいだから。


穏やかに、ささくれ立たないようにと心がけてはいるんだがな。

正比例する眉間の谷と独白の数みぞれの空に春はまだ遠く

がんばろう俺。


2016年11月22日火曜日

チャーリーという存在。

今回今さらながらに見てみた映画は「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」です。どうやら少し疲れてたらしく、癒されたいとでも思ったんだと自己分析(^^;

主役はもちろんわれらがチャーリー・ブラウン。タイトルなってるスヌーピーは名脇役かつ並行する物語の主人公的位置づけでしょうか。
いわゆるうだつの上がらないチャーリーが、転校生の女の子となんとか友だちになりたいと奮闘?する物語。
思ってた以上に立体的になったPEANUTSの面々に違和感がなく、その部分のストレスがなかったのは良かったなー。

僕がまだ小学生のころ、オヤジが買ってきたのかな、なぜか家の本棚にPEANUTS BOOKSのペーパーバック(谷川俊太郎対訳付き)が何冊か差してあって、くり返し読んだ記憶がある。
思えばあれが英文というものに触れた最初だったんだな。しょうろ=トリュフなんて言葉を今でも覚えてるのは谷川さんのおかげ。

そのころからチャーリー・ブラウンはものすごく気になる存在だった。

勉強できない運動できない要領悪い。飼い犬や妹にも馬鹿にされて。できることは嘆くことぐらい。ここまでは某メガネの野比くんにも似てますね(^^;
でもチャーリーはトライすることをやめない。その強さたるや。
周囲の人間は、そのことを知ってる。だから彼の周囲には必ず誰かがいる。

作中、チャーリーがみんなの前で、あるカミングアウトをするシーンがある。圧倒的な強さ、圧倒的な破壊力(^^;

僕にはなかなかできないこと。でも彼のそういうところが好きだし、憧れみたいな感情もあるんだと思う。
あの絶妙な丸顔が、ちょっと自分に似てると思ったこともあったしね(^^;



※写真は自前のチャーリーTシャツ。

記憶の底から蘇るもの。

永遠に続くかのような長い揺れ。この感じ、覚えてる。
布団の中で「東北か・・」、そう直感する。

テレビをつける。画面に表示された日本地図、そして点滅する赤と黄色の線。
画面の中央には「避難」「逃げて」の文字。

港の映像には強い引き波。

・・
・・・

こうして文字列にしているだけでも背すじが寒くなる。
出社がちょっと遅れた程度ですんだ東京に暮らす僕でさえそうなのだ。東北の皆さんの心の中はいかばかりか。

まずは心からのお見舞いを申し上げます。そして皆さんのご無事を祈っています。
まだ余震、あるやもしれません。くれぐれもお気をつけて。

祈ることしかできないけれど。

2016年11月21日月曜日

地下戦を観戦してきた件。

TOKYO2020の会場の問題とか、いわゆる2016年問題とか、いろいろ取り沙汰されることは多い。そんな大きい話じゃないけど、身近に「場」を作るというためにはこういう方法も非常におもしろいなと単純に思った。

それが「地下アリーナ」
地下闘技場(©グラップラー刃牙)ではモチロンない(^^;

バスケの会場として良かったかどうかは別にしても、キャパ4000の多目的アリーナが街の真ん中(の地下4階)にあるということにはワクワクさせられる。「可能性」ってやつかも。

*  *  *

というわけで、大田区蒲田の「片柳アリーナ」の(スポーツイベントとしての)こけら落としゲームに行ってきました。

2016-17 B2.League #8 Game2
●東京Z 62-64 奈良


ゲームは一進一退。外国籍選手が1のときは奈良のDFに手を焼き、逆に2になったときは隙ができるのか得点が重ねられたという感じか。
追いつけるけれど追い越せずにまた離されて。外の確率も上がってこなくて展開としては苦しい。レフェリーがちょっと神経質だったのもリズムが出なかった要因に見えた。

追いかけてた4Qの終盤、立て続けにペイント内で失点、残り時間も1分少々・・・追いつくまでには3ポゼッションが必要・・・もうダm・・・、そこからの怒涛の連続スリー!!

アリーナに響く歓声が渦を巻き始める!

そして#7渡邊の3連続3Pが決まって2点差!残り数秒!ファウル失敗(x_x)!が、なんとスチール!!
逆転を狙った3Pがリングに向かう!ブザーが鳴る!

ボードの裏の僕からは完全に入ったように見えた。両手を上げて立ち上がる。時間が止まったような瞬間。

ガコガコガコん

・・無情にもリングに嫌われて試合終了。脱力そして着席(^^;

負けちゃったけどさ、「あきらめたらそこで」を目の前で見たこの興奮は間違いなく本物だった。
でも今度は勝ちゲームが見たいなぁ(苦笑)。

2016年11月18日金曜日

リプリーがいっぱい。

今回今さらながらに見てみた映画は、マット・デイモン主演の「リプリー」です。

アラン・ドロンの名作「太陽がいっぱい」のリメイクと言われてますが、“原作は同じだけど別物”だと思ったほうがいいですね。それほどまでに主人公の心理が違う。
以下ネタバレです。「太陽がいっぱい」があまりに有名なので・・ご容赦を。

アラン・ドロンは野心を持ってたけど、この「リプリー」でのリプリーが持ってたのは野心よりも憧憬。おそらく自分でも意識していないうちに他人になりすますことになっちゃったんじゃなかろうか。
憧れは愛情に形を変え、相手との同化を求めていく、そんな感じだ。ミもフタもない言い方しちゃうと、「ゲイのストーカー」。これを表現するマット・デイモンの演技があなおそろしや(褒めてますよ)。

だから非常に短絡的だし行き当たりばったりだし。最初から破滅するのがわかってるかのような。「それ、ダメじゃん」って何度画面に向かって思ったことか(^^;

まあそういう内面を描く映画ってことかと。

一方で惚れられるほうのジュード・ロウ。かっこいいっす(髪の毛たっぷりw)。
彼が「リプリー」ではないところが、「太陽がいっぱい」とはまったくもって違うところなのでしょうな。

2016年11月17日木曜日

さんぽニスト、旧中山道をゆく。その壱

道なんですか中道なんですか。
かなり混在して使われているようですが、道路標示などは「山」でしたので、そちらで書きたいと思います。「いちにちじゅう、やまみち」というネタも「山」だからこそですな。

さんぽニスト、このたび再び日本橋に戻りまして旧中山道を北上してみることにしました。

日本橋、神田、秋葉原、本郷、白山、千石、巣鴨。99パーセント大通りを進む(神田明神の脇、100mほどのみが旧道)。といってもバイパスを作ったようなことではなくて、旧道を拡張したような。だから、名所旧跡(ちょっとオーバーか?)をいくつも楽しむことができる。

そして巣鴨からはいよいよ本格的(?)旧道へ(このあたりから土地勘がほぼなくなる私)。その入口がまさに「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨地蔵通商店街。知らなかった~。
実は初めて歩いたのー。赤いパンツは買いませんでしたが、もちろんとげぬき地蔵にもお参りしました。それにしても大先輩たちが闊歩する姿はなかなかの圧力です(^^;

商店街を抜けると最初の宿場、板橋宿に。3つの宿場が1つになってるみたいで、ずいぶんと長い。この道を中心に町ができてるといった様子で、活気もあって歩いててすごく楽しい気分になる。

そうそう。板橋って橋、渡りましたよ(^^;

ここで国道17号に合流、荒川すなわち県境の戸田橋に向かっていきます。
ここでトラブル発生!スマホ電池切れ!道がわかんなくなる!写真撮れない!背に腹は代えられません。コンビニでモバイルバッテリー買いました。くそう無駄な出費したぜ。

高所恐怖症の僕にとって、長くて大きい橋は恐怖の対象でしかありません。風も強くて横を走る新幹線をのんびり眺める余裕がありません。そんな戸田橋。
ちらりと見やった水面に練習しているボートが。オリンピック、なんで戸田じゃダメなんだっけか?

そして道は蕨宿へ。

旧宿場町として整備もされてて歩きやすくて、しかも風情も感じられていいですね。

#蕨宿 #旧中山道 #さんぽニスト

144factoryさん(@144factory)が投稿した写真 -


観光地というほどのものではないんだけど、ちょっとした看板があったり碑があったり、道の右側左側とふらふらしたもんで、なかなか先に進みません(^^;
実に散歩と相性のいい宿場町、そんな印象です。ほっこりと楽しいっ。

蕨から次の宿場まではすごく短い。
東京外環道の高架をくぐると、電柱に見知った幟が。

[サッカーのまち浦和]

なぜだか(笑)急に土地勘も戻ってくる(^^;

チャンピオンシップの必勝祈願に調神社(つきじんじゃ、って読みます)にお参りして、そうしておなじみ「レッドボルテージ」前にて、今日はここまで。
それにしても浦和の「宿場感のなさ」はびっくりだな(笑)。



なんか全体に東海道よりも穏やかな気がするのは、季節と天気のせいだろうか。



今回の行程:[1] 日本橋~浦和宿。お昼ごはんは志村あたりのコンビニの中華まん。メインの目的はバッテリー購入(^^;

2016年11月16日水曜日

ひと息つけたかな。でも戦いはまだまだこれから。

試合前から気になってたのは目先の選手起用のことよりも、練習試合(オマーン戦)での戦術のこと。

ピッチリポーターによれば、ウイングは中に絞るように、サイドバックは高い位置を取るように指示が出ているとのこと。ウイングが中に入るのは両SBが上がるスペースを取りたいということと思われるが、SBの裏のスペースは大丈夫なんだろうか。その前にSBのクロスの質がアレなことは置いといて。マナブは少し外にいたほうが良さが出るよな、ということも置いといて。
さらにボランチには前に出ろ、という指示も。

その2つの指示の結果、中盤から後ろ、薄くないか・・?

サウジはオマーンよりも強いはず。カウンターに対するリスクマネージメントって相当意識しておかないといけない命題なんじゃないかなぁと。ワタシは今季の浦和レッズからこのリスクマネージメントを学びました。

攻めて攻めて絶対に打ち勝てる、という信念と自信があれば文句はまったくないんだが、はたして。

2018 FIFA World Cup Russia
Asian Final Qualification Round GroupB #5
○JPN 2-1 KSA


杞憂だったとは言い切れないけど、さすがに経験のある選手たちが並ぶと、リスクマネージメントの面ではそれなりに安心できるな。両サイドバックの闇雲なオーバーラップも、ボランチの無駄な縦への突進も、ほぼなかったんじゃないだろうか。

たとえポゼッション率が落ちても相手のストロングポイントを消していく。冷静にチャンスを待つ――。
ハリホリさんの戦術が浸透・成熟してきたのか選手が勝手に判断したのかは知る由もないけど、パス回しも早い攻撃も選手のポジション取りも、総じて「むやみなところ」がなかった。

スコア以上に完勝だった、そう思う。この先も続けていきたいっ!
もう少し落ち着く時間帯も意図的に作れれば尚可。

それだけに終了間際の失点はもったいない。この時点で1位になることよりも、対サウジの得失点差を減らしてしまったことが。
だって1位から4位まで、勝点差たったの「1」ですもの。

・・・痺れる順位表ですが、この結果を受けてとりあえずはひと息ついて年は越せそうです。春が来たらまたキリキリして行きましょう。あー、たのしー(^^;

TeamMPWDLGFGA±Pts
1KSA531184410
2JPN531185310
3AUS52308539
4UAE53027619
5IRQ510468-23
6THA5014312-91
[1] JPN 1-2 UAE [2] THA 0-2 JPN [3] JPN 2-1 IRQ [4] AUS 1-1 JPN [5] JPN 2-1 KSA
[6] Mar23-17 UAE - JPN(A) [7] Mar28-17 JPN(H) - THA [8] Jun13-17 IRQ - JPN(A) [9] Aug31-17 JPN(H) - AUS [10] Sep05-17 KSA - JPN


原口誇らしい。

2016年11月15日火曜日

今夜も歌が光る。

ねえねえ、「o」の上に「^」がついてる文字ってどうやって入力するの?

宇多田ヒカルの新譜、絶賛大ヒット中の「Fantome」(調べるの面倒なんで普通の[o]を入力した)をヘビロテしてる。

発売からもうずいぶんになるけど、飽きないんだ。

どこかのCD屋のキャッチコピーで「大人になるってわるくない」ってのを見かけたけど、まさにそんな感じ。彼女らしい透き通ってたり広がっていくような感覚はそのままに、どこか落ち着きというか、包容力というか、無理してないというか、そういう印象をアルバム全体から受ける。

心地良さ、3割増し、みたいな。

技術的なことはまったくわかんないけどさ、ボーカルの高音域なんて特に。
さすがです。

中でも好きな曲はやっぱり「二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎」でしょうかね。
これはねぇ、歌詞がなかなかすごいっぽいことになっておりますが、ストレートに秘密の恋の歌ととらえても可ですかね?



どこかのサイトでフルバージョン動画見た気がする。どこだっけ。

2016年11月14日月曜日

得点と失点と。歓楽と反省と。

てんのうはい?なにそれ、うまいのか?(逃避)

というわけで、3冠への挑戦は早くも幕を閉じましたorz..

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦
川崎 3(4PK1)3 浦和●

等々力競技場のわりと近くにはいたのですが、テキスト速報追ってただけで、何ひとつ見てないんでね・・。コメントはございません。

まあチャンピオンシップで戦う可能性の高い相手から、敵地でアウェイゴールを奪う予行演習ができたということでよしとしましょう。試合としてはドローなのだし。

*  *  *

んで何してたかって言うと、学生時代の所属クラブの年イチの総会(という名の宴会)に出てました。会場は母校に新設された(といってももうずいぶんになるか)校舎に入ってるレストラン。そして二次会は同じ校舎内のパブ。
校舎っていうより、ターミナル駅前のオフィスビルみたいな感じよね。スポクラとかコーヒー屋とかコンビニとか学校関係者以外も普通に使えるわけだし。

現役の学生さんたちにとっては新鮮味はないかもしれないけど、おぢさんたちとおねえさまたちにとっては学校行くってことだけで十分なイベント。だもんで人数も集まったし、楽しかった。うん、すんごくね。

でもまあ個人的には楽しすぎると「しまったっ」って“後で”思うこともあって、そういう失点についてはしっかりと反省をしておかねばならないのです。
  • 軽口が「ディスり」になってなかったかな。気分害された方がいましたらホントごめんなさい。そのあたりの線引き、つまりラインコントロールはしっかりと。ディフェンス面最大の課題。
  • もう少しいろんな人と話せばよかった。特に二次会、腰を落ち着けすぎたな。立ち飲みで十分だったのに。もっとハードワークを。
  • せっかくの食事、あまり取れなかった。もともと立食で食事をするのが苦手ではあるんだけど、もっと視野を広くとるべきだった。
以上3失点。次回まで覚えてられるだろうか。それがもっと問題だ(^^;

二次会後、ちょっと飲み足りなくひとりなじみの店へ。常連さんたちと楽しく飲んでたんだけど、そこに現れたまあ周囲の迷惑を顧みない奴。決して常連とは呼びたくない男。
ロクなことにならないので常連さんたちは一気に帰る。僕も含めね。なんか腰を折られたみたいな気分になっちゃったし、でもまあそういうことが「反省」のきっかけにもなるのだけど。


2016年11月11日金曜日

安物買いの冬支度。

どうも、試着は値札を見てから派です。こんにちは。

いやー、寒くなりましたな。かろうじて衣替えが間に合いましたよ(^^;

この冬はコートを買う、と春の段階から決めてました。だって着てたやつが「ヨレヨレもう無理」になってたんで。

で、もっと悩んじゃうかなと思ったんだけど、意外にあっさりと決めてしまいまして。
茶系メインのダークマドラスチェック柄――遠目だと黒っぽく見えるかも――のフード付きコート。書いてて気づいたけど、ショッピングモールの食事するとこみたいな字面だ。


色柄も気に入ったんですが、襟のところのデザインもかなり高ポイント。わりと軽量で、何よりお安い。おほほ。

チェスターコート系統もいいかなと思ったんだけど、試着したときの「に・・似合う(はぁと)」という第一印象を信じることにしました。

気に入った襟のデザインを見せたいのと、マフラー巻きたい欲求の共存が、今後の着こなし課題です。

*  *  *

主に通勤に使ってた靴が2足ほぼ同時にダメになった。この2足の価格差はおおよそ5倍。同じような頻度で履いてたはずなのに、使用期間の差は5倍どころかもっと大きい。

いいものは長持ちするのですねぇ、と安物買いのなんとやらを体現する私。

2016年11月10日木曜日

【ら~めん】やまぐち@カップ麺(2)

2年ほど前にマルちゃんから出てた「らぁ麺 やまぐち」のカップ麺が今度は明星から登場。

実店舗訪問から約4ヶ月、その記憶はまだ残っている・・・と思う(^^;

・・・お湯・・・3分経過。ぺりぺり。後入れオイル投入。ではいただきます。

ずずずっと。おっ、こりゃうまいぞ。うんうん、全体に漂う柔らかさのようなものは確かに実店舗のイメージだ。もちろんカップ麺だから、繊細な味わいというよりもそれなりに強めの味になってはいるけれど、十分許容範囲だな。

もちろんお店とは比べようもないのだけど、そういう「雰囲気」はちゃぁんと届いてくる。
何より、単品として美味い。オススメです。

明星版「謎肉」もたっぷり入ってるよ(^^;

2016年11月9日水曜日

失われた鉄道。

キョンキョンのオススメ第14弾、中村弦「ロスト・トレイン」を読了。
この文庫本にもキョンキョンの書評、再掲されています。

その中で、本来鉄道には興味がないというコイズミさんが、『少しだけ鉄道に魅せられる人々の気持ちがわかったような気がした』と書いています。
決められたレールを生真面目に走る鉄道に自分を重ねるのか、未知の自由な場所に運んでいってくれるんじゃないかと夢を見るのか、と。
僕は決して“テツ”ではありませんが、鉄分は少々濃い目なので、「どこかに・・」という気分はすごくわかります。

この物語も、そうした気分に包まれています。

序盤は若干とっつきにくい(笑)ディープな鉄道オタクの世界。でもそのひとりが失踪し、行方を探すあたりから物語はすっかりミステリー色が強くなります。
そして次第に明らかになってくるその行方こそがまぼろしの廃線跡、すなわち「ロスト・トレイン」。そこからはもう徹底的にファンタジー。
ネタバレですいませんが、鉄道ファンタジーというと、やはり「銀河鉄道の夜」だろうし、宮沢賢治といえば岩手。まちがいない。

後半のファンタジーな部分こそ、「自由な場所に運んでくるんじゃないか」と夢想させてくれる鉄道の魅力のひとつなのかもしれません。期待感と怖さが交錯します。

でもね、現実は現実なのです。
夢の世界との間にきちんと「線」を引こうとする主人公の考え方に、いたく共感するものであります。私はね。

鉄道モノだけに疾走感(進行がスピーディという意味ではないけど)があって、ぐいぐい読ませます。楽しかったです。

2016年11月8日火曜日

バイオレンスな黒い天使。

今回今さらながらに見てみた映画は「黒の天使 vol.1」です。
古いし(1997年公開)R-15のバイオレンス映画だけどね、まあ俳優陣が豪華で豪華で、見てみたいという欲求が沸いてくるには十分なメンバー。どのぐらいすごいメンバーかは適当にググってくださいませ。
ヤクザに育てられてた少女が抗争に巻き込まれ、そこを「黒の天使」に助けてもらい、十数年後復讐のために舞い戻ってきて、やがてひとつの真実に辿り着く。はたして復讐は遂げられるのか・・・というお話(雑っ)。

主演(少女の十数年後)は葉月里緒菜。いやー、びっくりした。すっごいキレイ。
動くエスカレーターから次第に顔が見えてくる、というシーンが2回あるんだけど、その絵柄はゾクゾクしますぜ!好みかどうかは別だけど(^^;
あのむやみに薄っぺらい体つきも、物語の中では意味を持ってたりなんかして。実にハマリ役だったんじゃないでしょうかね。

でも・・・お話そのものはそんなでもなかったっす(^^;

だいたい想像の範疇だし、ドンパチが基本なので。
「そうだったそうだった、むかしの邦画ってこんな感じよね」と思いつつ。

まあ高島礼子、根津甚八、椎名桔平あたりの強烈な演技見てるだけでおなかいっぱいって感じです(メッチャほめてます)。
天海祐希主演のvol.2もあるんだけど、満腹につき視聴は回避。

*  *  *

もう1本、フランス映画の運び屋モノ「ファスト・コンボイ」
運び屋モノってさ、けっこうワクワクする作品が多くてさ、期待しちゃったんだ。だけどこりゃダメだった。
とにかく運び屋モノにつきものの「スリル」がなさすぎ。最終的にはただのバイオレンス(しかもチープ)になっちゃうし。エンディングで手をつなぐ(ネタバレすまぬ)とか納得感なさすぎだし、そもそも主役は誰よというか。高級車の無駄遣い(怒)。

2016年11月4日金曜日

頂。

「自力では決められなかった」「ガンバのおかげww」という向きもあろうかとは存じますが、これが「1シーズンを通じて一番強かったのはどこか」を決めるリーグ戦の妙。

この1試合で雌雄を決するわけではない。だから川崎が弱かった、ということでももちろんない。

つまり・・・。

今シーズン、一番強かったのは俺たちだ!!

たとえ34試合目が勝利ではなくとも、チャンピオンシップを経て最終順位が決まるのだとしても、胸を張ってそう言いたいと思います。

2016 Meiji Yasuda J1 League 2nd Stage #17
△浦和 1-1 横浜


やっぱり苦しい試合だったけど、それでも見てて楽しい、素晴らしい試合でもありました。実に誇らしい。あの歓喜のスタジアムにいられなかったことは残念だけど、その誇らしさに変わりはない。

We are REDS!!!

もしかしたら出せないかもしれないビジュアルを、ここまで周到に準備するサポーターの心意気も誇らしいです。
怒られちゃうかもしれないけど、チャンピオンシップはおまけみたいなもんだからなぁ。勝ちたいのは当然にしても、わりと静かな気持ちで迎えられそう。


2016年11月2日水曜日

ねむっ。

パワーが欲しいとニンニクマシも睡魔が勝る午後のジロリアン

2016年11月1日火曜日

加圧トレーニング[シーズン2]#40

いっかい。

10月のトレーニング回数。わずか1。

自宅で加圧トレーニングをするようになってから最少だ。
しかも計測すらしてないから、ここに書くことがない。

ヤバイヤバイ。いかんいかん。

そう思うのだけど、心の底からいかんと思ってるかと問われるとちょっとそうでもなかったりするのが本当にいかん(笑)。

・・・笑いごとじゃないんだけどね。ワタクシ、「意識低い系」なのです。

先月分へのリンク

2016年10月31日月曜日

満載満喫。

松山が勝って、松山大が勝って立命館が負けて。
片山が勝って、錦織が負けて。

天皇賞はザッピングしているうちに終わってて。

浦和が勝った同じ日、北海道日本ハムファイターズの日本一は2006年以来10年ぶりというのは吉兆だなと思ったり。

羽生が4Loで転倒して、さっとんのステップがノーカンになって。

大学野球は今日まで持ち越しで。東京Zは惜しくも連敗して。

森﨑浩司がラストゲームで得点してたり、J2の昇格争いがとんでもないことになってたり、U-19がアジアチャンピオンになったり。

・・・あと何だっけ?(^^;

週末、満喫いたしました。

慌てない焦らない。

磐田の狙いは明確ではあったが、新潟ほどの迫力はなく、内容的にはなんの問題もなかった。
前半のうちにシュートは2ケタを数え、決定機も多く、ただゴールだけが奪えていない状況。

ハーフタイム、見ているこちらの絶対的な自信の奥底に、ちょっとした不安の芽があることに気づく。

「慌てない焦らない」

自分にそう言い聞かせる。
後半に入り、時間はじわじわと経過していく。

72分、ようやくの先制点。でもちっとも「ひと安心」な気分にならない。
チームからはこの1点を守りにいくような消極的な姿勢は見えない。だが追加点まであと一歩届かない。

「慌てない焦らない」

くり返しくり返し唱える。

2016 Meiji Yasuda J1 League 2nd Stage #16
磐田 0-1 浦和○


終わってみればスコア以上の圧勝劇。
でも、その内容を上回るトラウマがあることがハッキリした(笑)。

きっと11月3日にも同じような気持ちになるんだろう。まだまだ「払拭」には程遠い。だから最後の1秒までがんばりましょう。

・・・と言いつつスタジアム行けないんですわ。赤いみなさん、託しました。

2016年10月28日金曜日

歌う男。

最近は、家の中で奴がどこにいるかすぐにわかる。
隙さえあればイヤホンを耳に突っ込んで歌ってるから。歌ってるというよりも、「シャウトしている」に近い音量で(^^;
もちろん風呂場でも鼻歌どころじゃないボリューム。

2016年10月26日水曜日

四十九日のレシピ、再び。

キョンキョンのオススメ第13弾、伊吹有喜「四十九日のレシピ」を読了。以前映画も見てるんだけど、せっかくオススメされたので原作小説も読んでみようかと思いまして。
どういう話かは映画を見たときに書いたブログを読んでいただくとして(手抜き)。

この物語の主人公は、乙美かあさん、略して乙母(おっか)さんだ。
だけど、彼女はすでに亡くなっている。いない。
いないんだけど、残したもの、言い換えれば「生きた証」が物語をつむぐ。それはモノであり、人であり、思いであり、レシピであり。

物語の中心にいるのは乙母さんの義理の娘。でも、物語を動かすのは彼女ではなく、その「生きた証」そのものなのだ。そのことが、読者としての僕にすごく響く。

血のつながり、母子、血脈。
愛情と名を変えた無遠慮、無理解。
「生きている人間」はときに残酷だ。だからこそ求めるものもある。

わずかに乙美さんが登場する回想シーンで、そのことを端的に表現する文章があった。

『きっと人生には何かが必要だ。
食って寝て起きての日々を鮮やかに彩る何かが。幸せな気持ちを作り出す何かが。(略)心を動かす美しい何かが。』


なんかそういうことなんだな。

そして娘は気づく。『望んだ花はなくとも、別の美しい花がいつも咲いていたことに』

そういうことなんだよ。

うまく文字にはできないけれど、奥底のほうで納得してしまった。
うん、矛盾してこその人間なのかも。そんなことも思ったり。

クライマックスは実に素敵で、エンディングは実にせつなく、そして愛おしい。
あれ?映画と「終わる場面」が違ったかも?細かくは覚えてないが。

・・・改めて永作さんはじめ、映画出演者たちの演技力という凄味を思う。これだけの細やかな心の動き、見事に表現されていたかと。

2016年10月25日火曜日

あなたの風邪は喉から。

ずいぶん前に同じようなタイトルでブログを書いてましたが、喉、やられちゃいました。
そこから始まるバイキンマンvsサラリーマンの戦いを、ここに記す。バットマンvsスーパーマンみたいなカッコイイ話ではない。

*  *  *

2016年10月24日月曜日

覚悟と情熱で。

テレビ中継も報道も、「セカンドステージ優勝あるか」という言い方なんだが、現在のレギュレーションではステージ優勝にはほぼ「チャンピオンシップへの出場権」という意味しかなく、すでに年間3位以上を確保している浦和にとって、あまり意味のある「優勝」ではない(実際問題タイトルとしてカウントしてないし)。それよりも重要なのは「年間勝点1位」。こちらはチャンピオンシップでのアドバンテージが明確にあるわけで、しかも「年間で一番強かった」という大きな成果でもある。
残り3節、川崎との差、わずかに1。この年間勝点1位の座は、勝ち続ける以外に守る方法はない。

ビッグスワンでの新潟戦は厳しくて、ひたすらに苦しいイメージがある。それだけに、立ち上がりの先制点は大きかった・・・といけば良かったんだけど。

結局渋い展開になってしまった理由は2つ。
ひとつは軽いプレーと雑なプレーに終始しして前半で懲罰交代になったDF。それ以上に、新潟のプレーがすごかったのが最大の要因だったと思う。

ま、今さら僕がブログに書いたところが何も起こらないだろうから書くけど、浦和を倒す方法はこれが最善という戦略だった。ドン引きではないもののしっかりとしたコンパクトな守備ブロック(新潟は5-3とか5-4のラインがきれいだった)。ブロックの周囲でボールを持たせ、戻すボールを狙う。無理目の中に入れてくるボールには厳しく行ってカウンター。もちろん両シルバ(狩る人と走る人)という存在は大きいが、完全に術中にはまった感じだった。残留争いをしているチームの凄味でもあったと思う。緩急・長短・方向、そういった変化をもたらすことのできる柏木不在が響いてたかもな(と選手は言われたくないだろうけど)。

それでも正直負ける気はしなかった。ただ勝てる気もしてなくて、川崎vs広島がスコアレスに終われと祈るばかりで。

残り時間が少なくなる。画面の下に川崎先制の速報が流れる。新潟後半初のシュートは西川がビッグセーブ。うう・・。

2016 Meiji Yasuda J1 League 2nd Stage #15
新潟 1-2 浦和○


言葉では説明できない、あのゴール。あの状況でエリア内でコンビネーションが使えることにも驚きだけど、「流れ」とか「展開」とかそういうのを超越するような何か――。

その「何か」は、試合後にテレビに映し出された横断幕に記されていた。なるほど、そのとおりだ。

【年間勝点1位は覚悟と情熱で掴み獲ろう】

2016年10月21日金曜日

さんぽニスト、旧東海道をゆく。其の伍

10月。天候は曇り。
ついこの間までTシャツいっちょで大汗かきながら歩いてたのに、ウインドブレーカーを着ててもちょっと汗ばむ程度。季節は確実に進んでる。

旧東海道は、次第に小田原宿に近づいていく。このあたりはわりと海岸に近いルートで、建物の間とか交差点とか、チラリチラリと駿河湾が見える。

人はどうして海が見えると「おおっ」って思うんでしょうか(^^;
ところがこのあたり、ちょうど水平線のところが西湘バイパスに遮られて見えない。曇り空と海の色がまったく変わりなくて、「おおっ」もイマイチでしたけどね。

寄り道。 #小田原城 #小田原宿 #旧東海道 #さんぽニスト

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小田原宿に入ると、「かの小田原攻めのときの土塁、ここまであったんだよ」という地図の描かれた看板を見つけた。大河ドラマ「真田丸」で見たばっかりだったんでね、その巨大さに「すげえな高島弟」とか変な感想を持つ(笑)。
僕の持つ小田原北条氏についての知識は「真田丸」によるものが9割(恥)。残り1割、北条氏の家紋はフィッシャーだなと思うスキークラスタ。

日本橋を出発してから初めての“城下町”。道路の整備ぐあいや町のありように「ほほう」と思うのと同時に、ガイドブック片手に歩く人の多さに、思えば遠くへ来たもんだ、と。
お城見たのは久しぶり。天守閣はそれはそれは美しくて。寄り道してよかった。
急に思い出した。小田原宿に入る少し手前で僕を追い越してった地元男子中学生自転車3人組と、天守閣のとこでふたたび出会う。こういうのも「お城を中心に町ができてる」という証なのかもなと思う。

さて。

お城のほうに寄り道した交差点はその名も「箱根口」、箱根駅伝第4中継所メガネスーパー本社前。そう、いよいよ箱根なのです。

箱根駅伝でも小田原-箱根湯本間はオマケみたいに語られることが多いけど、それでも上り坂が始まったなと感じるには十二分。山下りで平らに感じるとか、ありえないと思うんですが。どうですかね。

旧道の緑は深くなり(さすがに紅葉の気配はない)、人影もまばらになり、そのぶん空気がうまくなったような気もして、上りでありながらも足取り軽く。たまに見え隠れする箱根登山鉄道の車両にうきうきもしながら。
そういえばこのあたり、クモの巣がすごかったんだ。すべての家の屋根、すべての電線にクモの巣(もちろんクモそのものもいるぞ)が張ってて、すごいとこだと道の右側の電線から左側の電線へ、道路の屋根のように巣が!季節なんてのもあるんだろうか。すごい光景だった。

線路をくぐって入る神社、湧き水みたいな小川、なかなかに興味深い旧道はやがて新道に合流。歩道橋で道の左側に渡って早川沿いを上っていく。正面に箱根湯本駅、左手が温泉街が見えてきた。ここは早川にかかる三枚橋。

今日はここまで。箱根湯本、三枚橋。 #旧東海道 #さんぽニスト

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三枚橋を左に渡ると旧東海道の続きなんだけど、ここから先は駅がなくなるので帰るのにも難儀しそう。そんなわけで「今日はここまで」。

旧東海道は海沿いから一気に山へ――。


今回の行程:二宮駅~小田原宿~箱根湯本。お昼ごはんは箱根板橋駅前のお蕎麦屋さんで、イチオシのとろろそば。大盛無料は大盛りすぎてちょっと食べすぎ(笑)。
ここまでの行程:[1] 日本橋~川崎宿 [2]~保土ヶ谷宿 [3]~藤沢宿 [4]~二宮 [5]~箱根湯本


2016年10月20日木曜日

日々ロック。

今回今さらながらに見てみた映画は「日々ロック」です。なんか最近マンガ原作ばっかりだな。

売れないロックバンドと、実はロックな売れっ子アイドル。彼らの音楽が交錯するとき、何かが動き始めて・・・まあ大まかに言うと実にマンガ的な(原作読んでないけど)青春音楽バカ映画(^^;

邦画でこういう音楽周辺の若者映画って今までけっこう見てきてて、どういう雰囲気のものでもわりといつも楽しめてたりして。
なんでだろうねぇ。くだらないけど勢いあるからかしら。ホント、嫌いじゃないのよ。

約2時間、大音量(周辺のご迷惑にならないようにヘッドホンなどもご利用くださいw)でガンガンに楽しめばいいんじゃないでしょか。楽しめるかどうかは、貴方次第ですが(自己責任でお願いしますっ)

今回はとにかく二階堂ふみ。映画でこそ輝く女優さん。やっぱり素敵ですわー。

一方、野村周平はこういう超ダメ人間っぽい役柄が一番合ってる気がするのは気のせいですか。彼の得意なのは恋愛モノじゃないと思うんですよ。ファンの皆さんごめんなさいね。

そして竹中直人はああいう役しか回ってこないのかww

2016年10月19日水曜日

【ら~めん】大喜@湯島

ランチタイム、「あんまり時間ないし、行列してたらどうしよう」と思いながら到着。肩透かしの待ちなし(^^;

というわけでやってきたのは、超有名店の「らーめん天神下 大喜」です。

店の外にある券売機の前で悩む。醤油か、塩のとりそばか。迷ったときはトップメニューというのが基本なんだけど、お品書きでは醤油がトップ、券売機では塩がトップで(^^;
1000円札を握り締めて約5秒固まった後、やはり人気の塩のほうに決定、「上とりそば」+具沢山の「特製とりそば」(950円也)を。
めったに来れない店の場合、ちょっと贅沢してみることもあるのです。100円違いだし。

がらがら。引き戸を開けるとけっこう暗い。居酒屋な照明だ。

入口に近いカウンターに座って厨房の様子を眺めようとするも、角度的にほぼ何も見えず。ざんねん。見えたのは水のグラスに氷を準備する作業ぐらい(^^;

「特製とりそばです」

まさに想像どおりの透明なスープに、白くて細いストレート麺。丼の中央には白髪ねぎにかいわれ。後はメンマと鶏そぼろに海苔。「特製」の具は鶏チャーシュー増量に味玉、そしてワンタン2個。

ではいただきます。
まずはスープをずずっと。すっごくあっさりでおいしー。インパクトがあるわけではないけれど、塩味もきつくなく、鶏の旨味が十分に感じられて。

麺もおいしいなー。小麦の味も感じます。細いのでまるで筆のようにスープがいいぐあいに持ち上げられてきて!
ただなぁ・・・白髪ねぎとかいわれ。たくさんなんですよ。少し多すぎかな。麺にやたらにまとわりついてて、おいしい麺の味がぼける。食感もそっちに引きずられる。
ねぎ好きでもそういうこともあるのよ。

それ以外の具はどれも薄味で、らーめんのバランスを崩すことなく大変おいしかったです。特にチャーシューは表面がパリッとしてて中は柔らかくて!ワンタンの中身の肉がしっかりしてて!!

食べ進めると、ほんのりすだち(と思われる)が香ってくる――よーく見ると刻まれた緑の皮がいくつか発見できたので、たぶん柚子じゃない(←バカ舌なので正解不明)。これはさわやかでいいですねぇ。

ふと顔を上げるとカウンターの貼り紙に「替玉専用細麺」という文字を発見。が、時すでに遅し。スープほとんど残ってない(笑)。

ごちそうさまでした。おいしかったです。でももう少し照明に気をつかっていただいたほうが器の中身がよりおいしそうに見える気がしますよ。

地下鉄湯島駅真上の天神下交差点角。春日通り沿いを西(湯島天神・東京大学方向)に20mほどの右側。

2016年10月18日火曜日

祇園宵山、それは万華鏡。

キョンキョンのオススメ第12弾、森見登美彦「宵山万華鏡」を読了。

僕がもともと森見作品に持ってたイメージは京都、そして、たぬき&妖怪なファンタジー。本屋で見かけるとどの装丁も魅惑的で読んでみたい気持ちは常に持ってはいたものの、ファンタジーというイメージが食わず嫌いを起こしてた。
そこをキョンキョンに後押ししてもらって初めて手に取った、という感じだ。坊主1号は愛読してるらしい。

本作は祇園宵山にまつわる6つの短編。というより連作と呼んだほうがいいかな。いやいや、ただ1つの物語でもあるか。

宵山ににぎわう京都の町の、ビルの隙間の狭い路地。そこに吸い込まれる赤い金魚のような浴衣を着た女の子。その先に待つのは――。

例によってひとり酒をしながらのんびりと読んでたんだけど、これが実にお酒との相性が抜群で(^^;
ふんわりと1cmぐらい地面から浮き上がるような、行間に流れ込んでしまうような。酔ってるのか素面なのか。やがて飲み屋の喧騒が聞こえなくなる・・・・と思ったら、唐突にまるで「種明かし」のような現実を見せられて驚く。ところがそれでもなお浮遊感が残ってる。

その現実は本当に現実なのか、それとも。まさしく「境目が溶ける」ような、いや、「万華鏡の中に放り込まれた」ような気分にどっぷりと浸れる。背筋の寒さとほんわかが同時にやってくるような感覚だ。

作中の言葉を借りるならば、

『恐るべし京都、恐るべし祇園祭、恐るべし宵山』

さんすうの時間。

季節の変わり目。ちょっとのどがいがいがするので、コンビニで指定医薬部外品ののど飴を購入。

えーっと・・。

『成人1回量:3個』
『1日、4~6回』

ふむ、なるほど。

『内容量:5個入り×2袋』

んんんん?

最大公約数に最小公倍数。いや、そもそも九九!
僕の持ってる算数の知識ではちょっと理解不能な数字の並びである。